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秋分の朝出会えた小鳥

昨日の雨で、ぐっと涼しくなった。

昨日は、仕事の帰り降られてしまい、自転車を置いてかえってきたので、
今朝早く起きて、駐輪場まで取りにいった。

天気は曇りだったけど、雨上がりの朝、そして秋分のすがすがしいエネルギーがとても気持ちいい、そんな朝の散歩をしていると、

小さな橋を超える時に、小鳥のさえずりが聞こえてきた。

声の聞こえたほうを探すと、川の鉄柱の上に、その声の主が。

まだ寝ぼけていて、そんなに頭もはっきりしていないけど、お腹のオレンジ色が目に留まる。

その主は、もう一度私の方に向かって、さえずった。

警戒心がすくない子だな、と思った時に、

後ろの電線から、返事のさえずりが聞こえた。

振り返ると、その電線に止まっているのは、どうやらオスで、
川の側がメスの、つがいの小鳥たちだった。

スマホを持ってくればよかった。

お互い鳴きあいながら、その甲高い澄んださえずりが、美しく響き合う。

えっと、この声は、なんの鳥だったっけ???

ずっと考えながら、自転車を取り、自宅へ帰った。

私が愛用をしている野鳥図鑑を引っ張りだして、さっきの鳥を探してみた。

QRコードで鳴き声と姿を頼りに探してみるけど、
だいたい野鳥の鳴き声は、さえずり、地鳴きを代表として、載せられている事が多いが、鳥は、もっと多様な声を出す。

以前読んだ本では、十数種類の鳴き声の使い分けると書いてあったっけ。

確かに、我が家の愛鳥も、とても豊かにいくつもの声を使い分けている。

先ほどの、流れるような美しいハーモニーは、その本からは探せなかったけど、消去法をしてみると、

「ホオジロ」だなと思った。


この写真はオスです。メスはもっと全体的に薄茶色です。

畑や、雑木林の様な開けた場所にいる印象があったけど、こんな住宅街のどぶ川にいるイメージがなかった。

でも、かえって人の近くで子育てした方が、安全だと思ったのかもしれない。
私の家のこんな近くで、仲睦まじくつがいで、暮らしている事が嬉しかった。

ここは、冬になるとカワウもやってきて、その季節は、週末になると家族で観察に訪れている。そしてたくさんの人が、スマホを片手に撮影する光景が。
鳥側からは、どんな風景に見えてるのかな。

都会の中の汚い川でも、たくましく生きている野生の生き物がいるという事を、関心を持ってくれるのは嬉しいけど、その子たちが、
静かに暮らせる配慮もしてあげてね。

またタイミングがあって、出会えたらいいな💛


もし、スズメに似ているけど、鳴き声が違うっと思ったら、ホオジロの可能性もありますよ。

これから渡りの鳥たちもやってきて、鳥好きには楽しい季節になる!

鳥に興味を持ってくれる人が、もっと増えると嬉しいな。
そんな秋分の朝でした!


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