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人にも自分にも「Ahimsa~アヒムサ」

ブログより。

ヨガと聞くとポーズ(アーサナ)が全てだと思っている方は多いと思います。(…っていうか、インストラクタートレーニングを受けるまでの私もそうでした!)

ヨガを少し深く齧った方はご存知かもしれませんが、「ヨガの八支則(The Eight Limbs of Yoga)」というものがあります。簡単に言うとヨガの修行8ステップ!みたいなものです。

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そのヨガの第一、第二ステップとして「ヤマ」「ニヤマ」というものがあるんですね。

Yama(ヤマ):禁戒。日常生活で行うべきではないこと。控えるべきこと。Niyama(ニヤマ):勧戒。日常生活で自ら進んで行うべきこと。

さて、そのヤマの中に(まだ掘り下げるんだ?!)「Ahimsa(アヒムサ/アヒンサー)」があります。今日はそれについてのお話です。

簡単に言うとアヒムサは「非暴力」の意味です。ア=「否」、ヒムサ=「殺」「暴力」。暴力反対!ってやつね。

そりゃみんな暴力は反対だろうけどそういう単純な意味だけではなく、例えば暴言はもちろん、頭の中で罵ったりとかもせず。「優しく親切に」「万物への愛情を持って」って感じでしょうか。

ヨギーにベジタリアンが多いのは、このアヒムサをベースにしているからと考えられています。でも例えば肉を食べなくても、心の中や考えに常に暴力的なものをはらんでいたり、他人を貶めるようなことや誰かと比較して蔑んだり…とかしたら「アヒムサ」に反しているわけで。


「私そんなことしないし!」って思ったそこのあなた!そう、あなたよ!胸に手を当てて思い出してみて。他人には確かにしたことないかもしれない。でも

自分に対しても優しくできてますか?

そう、アヒムサは「人にも自分にも」愛情を持つことが大切なのです。

かつて、ランニングやワークアウトに燃えていた私は、疲れていようが寝不足だろうが、関節を傷めていようが足首を怪我していようが…
どんな状況でも、たとえ痛み止めを飲んででも毎日トレーニングをしていました。痛みでいつも通りの記録を出せない自分に苛立ち、さらに追い込む悪循環。
日常生活が困難になるまで体を酷使し周りに心配をかけたりすることも四六時中で。

全然アヒムサ、非暴力じゃない。むしろ「非」非暴力。
そして見ている他人にもつらい気持ちを与えていたんですよね。

私みたいなドM(言い方!)はいないかもしれませんが、真面目な日本人のみなさんの中には似たような経験がある方もいるかもしれません。


甘やかすわけではなく。
今の自分を認識して、体と心の声に耳を傾けて。頑張った分は褒めてあげること。ほら、呼吸を止めるほど苦しい思いして無理なヨガのポーズ取るのもダメってことよ!

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ストレスフルなこの現状、この「アヒムサ」の考え方は万人に必要なのでは?と思うわけです。

ヤマ/ニヤマはとても奥が深く、未だ毎日振り返って勉強をしています。機会があったらまた別のことについてもお話しましょう。

今日もNamaste🐰

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