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パワプロクンポケット10 (途中閲覧注意!)

こんにちは、ぺかしゅんです!

今日は小学生の頃、借りパクしてしまったソフト『パワプロクンポケット10』について語っていきます!

これって2頭身のキャラが野球するだけのゲームなんじゃないの?って思ったそこのあなた。そんな単純なゲームではありません。

パワプロにはめちゃくちゃ面白い『サクセス』というストーリーモードが用意されています。

サクセスでは高校生や大学生や社会人となって野球で日本一を目指すのが大きな目標なのですが、練習はもちろん、彼女を作ったりバイトをして貯めたお金でアイテムを購入することもできます。そういう日々の生活の中で主人公である選手の能力値をなるべく高めていくといったモードです。これが人気です!

しかし、これは俗にいう家庭用ゲーム機で遊ぶパワプロシリーズの話です。今日紹介するのはGBAやDSで販売され続けたパワポケシリーズの一つです。

この2つのシリーズの大きな違いはサクセスのストーリーです。全く違うゲームなのかなと思うぐらいパワポケシリーズのストーリーはとにかく深いです。哲学的な話も出てきます。ちなみにシュレディンガーの猫の話は大学の量子力学で学ぶ内容です。(平たく言うと結果は開けてみなければわからないということです)

でも実はそういう考えさせられる系の深いではなく、このゲームは彼女キャラたちの闇が異常に深いんです!

そんな中でもダントツの鬱ストーリーをもつ芳槻さらについての話をしながら本作について思ったことを書いていきます!

1.芳槻さらとは

基本的に1人で屋上にいる女の子。根が暗く男友達どころか女友達すらいない。この時点で地雷臭はぷんぷんします(笑)

それでも仲を深めていく主人公。そんなある日、屋上に行ってもさらちゃんはおらず、主人公は日頃の疲れからか屋上のベンチに寝てしまいます。チャイムが鳴り目を覚ますとさらが膝枕してくれていました。(画像は@taizyu2treeさんが描いたものです)

いやいや、急に心開きすぎやで、さら…❤️

これにより主人公は「ぼんのう」のスキルを獲得してしまいます(笑)

主人公は置いといて、さらは人を簡単には信頼しないので友達を作れなかったそうなのですがそれには理由がありました。

お母さんを幼い頃に亡くし、父の会社も倒産し貧しい生活を双子の姉との3人で過ごしていました。そんな中姉が愛想をつかし養子に行ってしまいます。さらは姉を信頼しきっていたのでショックは大きく、これ以来人を信頼しなくなりました…

たしかに、自分の一番信頼している人に急に裏切られるのは辛く、他の人を信頼できなくなってしまうのはわかります。
ただ一つ言いたいのがこのゲームCERO A、つまり全年齢対象なんですよね。

小学生にこの内容はちと重すぎやしないかい、KONAMIさん…

ともあれ、月日は流れクリスマスやバレンタインで主人公とさらとの距離はどんどん近づいていき、告白するのも時間の問題というタイミングで事件が起こります。(写真はさらの鬱デレシーンです)

さらのお父さんが意識を失うほどの事故に遭ってしまいます。さらは取り乱してしまい、信頼できる人がこの世にいなくなったと思い屋上でナイフを使って自殺しようとします。それに間一髪で間に合った主人公。とにかく説得をしてナイフを取り上げることに成功しました。しかし、残酷なことが起きてしまいます。

心臓の弱い方はすみませんがここで引き返してください。かなり鬱な気持ちになります…




結局、さらは主人公の目の前で飛び降り自殺をしてしまいます…

初めてこのストーリーを見た時、僕も放心状態になってしまいました。大好きだった人が目の前で死んでいくのはとても辛く、一生もんのトラウマです。

主人公は目の前にいながらどうすることもできなかった自分の無力さが悔しくて悔しくてたまらなかったと思います…

僕はこのゲームを通じて大事な人を裏切るようなことはしないようにしようと決意しました。
また、この記事を書きながらその想いはより一層強くなりました!

まさか野球ゲームからこんなことを思うようになるとは思いませんでした(笑)

2.こんな話がうじゃうじゃ!

なんとさらだけではなく、彼女候補全員がこれぐらい重た〜い事情を持っています(泣)
(ちなみにさらの姉を彼女にすることもできます!)

1人の彼女候補でもうお腹がいっぱいなので、気になる方はまた調べてみてください(笑)

僕は性格が明るく活発的であまり物事を深く考える方では無かったのですが、このゲームに出会ってから、物静かな女の子に接する態度が少し変わりました。

ちなみにもう一つのサクセスモード、「装甲車バトルディッガー編」もぶっ飛んでいて面白いのでぜひプレーするか実況とか観てみてください(笑)

3.結局何が言いたいの?

僕がこのゲームを通じて言いたかったことは、ゲームは非日常を体験するものですが、現実世界のユーザーの思想にも大きな影響を及ぼすということです!

僕はこのゲームのおかげで一皮むけたと思っています。
ただ、かなり攻めた作品であることは間違いなく、はっきり言ってCERO Aなのもおかしいです!

DSとかの時代だったので、昔のことだから今よりもコンプラが緩く仕方のないことなのかなとも思っていたのですが、今なんとパワポケのキャラクターたちが『パワプロアプリ』に出てきています!

パワポケシリーズは自分の世界が広がる作品であることは間違い無いのですが、今の小学生たちがパワプロアプリに出てくるパワポケのキャラクターに興味を持ち、調べないかが少し心配です…

良い意味でプレーした子供たちが大人になっても印象に残るようなゲームを作りたいです!

おわりに

いかがだったでしょうか。いいねコメントをいただけると嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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