「社会起業家」飯塚はるか氏とのトーク
なんぱち縁起市にてバングラディッシュでアパレルブランド
baneshを立ち上げビジネスで社会課題解決に取り組む群馬県出身の「社会起業家」飯塚はるかさんとトークショーを行った。
① baneshってこんなおしゃれなブランドでした。
https://banesh-bangladesh.com/
baneshのTシャツは高い、一枚7000円もする。しかし品質はとても良く肌触りがいつも着ているものとは全く違う。品質の良いものを少量生産して売り切る。ロスの多いこの業界でこの哲学は異例である。
はるかさんは館林市出身で高校卒業後、立教大学で観光政策を学ぶ。学生時代からバックパッカーとして発展途上国を回りながら、グローバル資本主義経済の底辺(と感じた)バングラデッシュに行きつき、日本の美しさと同時にバングラデシュにおいての貧困と女性の社会的地位の低さを目のあたりにして社会課題を意識する。
② バングラデッシュって? https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%A5
「“生産コストが安いから”と買い叩かれて、幼い子供が働かされたり、人がまるでロボットのように使われたりして成り立っている工場を見てきました。こうした工場は大量生産に慣れていて、品質よりも納期を優先することが多いんですね。シンプルですが、『買い叩かない』ことで、そういう工場をなくしていきたい」
フォーブスジャパンより引用:
バングラディッシュはお隣インドと同じく元々繊維産業がとても盛んな国。
しかし「インド綿」という言葉が広く知られるほどコットン栽培が盛んなインドに比べ、バングラデシュは縫製の部門に集中している。
安い人件費と合わせて「世界のアパレル工場」になっているのだ。
その世界のアパレル工場で作られる多くは大量生産・大量廃棄のファストファッションだ。現在、日本も含め世界のファストファッションの多くがバングラデッシュでつくられている、グローバル資本主義経済の下底をになっているのだ。そこを変えるべくユニクロとZARA、日本と世界のトップファストファッション企業に就職して仕組みを学び、4年前にバングラデッシュに移住して会社を立ち上げた。
大学時代から10年以上の長いキャリア計画の上で成り立っている。この信念・哲学が、揺るがないところが凄いと感じ聞いてみたが「何度も心が折れそうになったこともあるが、決断して退路を断ってはじめたら後はやりきるだけ」という。シンプルだがその通りだ。道は前にしかないということだ。
私も、自動車でも歩きでも、道を間違えたり遠回りかな?と途中で思っても戻ることは損をしてしまう気がして前に進んでしまう性格、この人は自分に似ているなあと思った。
そして、今後バングラデッシュにおいて女性の「美容」を新産業として持ち込みたいと考えているとのこと。楽しみだ。
子どもたち、若い人たちに是非聴いてもらいたい。そんな素晴らしい内容でだった。
最後に飯塚はるか氏に この詞を贈りたいと思う。
この道をゆけばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ 行けばわかるさ。 アントニオ猪木
ありがとうー
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