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【エニアグラム】タイプ8の部下を持つと結構苦労しそうという話

文字通りですね。タイプ8の部下を持つと、本当苦労しそうです。

タイプ8は、基本的に力を追い求めているタイプ。とすれば、当然部下になろうが上司になろうが、自分の権限や勢力圏を少しでも広げようと考えています。

少しでも自分の権限を伸ばそうとする。そんなのが部下にいると、本当大変そうですね。


タイプ8の部下の扱いにくさ

タイプ8は、基本的に自分がコントロールされることを恐れています。

とすれば、上司にいちいち口出しされ、自分の意思をコントロールされるのは大嫌いです。

よって、逐一反発しますし、好き勝手やります。簡単には御せません。

一応納得すれば聞き入れる度量はあるのですが、その納得させるまでが茨の道。タイプ8が「確かに!」と超納得すれば喜んで従うのですが、逆を言えばそこまで得心させないと容易には従わせることができません。

間違っても、無条件で従わせることもできませんし、意思決定の権限を譲ってもらうことも簡単ではありません。

納得しないわ、あの手この手で逆らうわ、自分の権限は隙あらば広げようとするわ……

この傾向は、タイプ8自身が不健全であればあるほど強くなります。というより、不健全に近いと基本方針すら守ることが難しくなります。

実際、「こっちの方が目的達成には向いている」として勝手に自己流で仕事を始め、どれだけうまくいっても結局左遷されたタイプ8は数知れず……。

聞いた話にも、上への突き上げが生き甲斐みたいになってるタイプ8もいたとかいなかったとか。

そんな感じで、まあ御せないですね。

タイプ8と力強さ

タイプ8は、とにかく自分の権限にうるさいです。というか、隙あらば強めようとします。

特に多いのが、会議や議論の場での熱弁具合。

タイプ8は、とにかく語気が強いです。カジュアルに口うるさいし、カジュアルに威圧するような喋り方をします。

書籍でも、こんな感じの一文がありましたね。

「普通に議論しているつもりでも周囲からすれば白熱した議論に見える」。

また「何もしていないのに威嚇されたような感覚を覚えた」という証言も周囲にはあり、その力強さが伝わってきます。

タイプ8は、力強さを上司にも部下にも向けます。

とすれば、上司はタイプ8の一挙手一投足に戦々恐々することもあるわけで……。

影響力を持てないと消沈するか躍起になる

タイプ8にとって、集団内での影響力は絶対です。影響力がなければ、周囲に叩き潰されると思っています。

そのため、発言数や声の大きさを駆使して発言力を増し、時に周囲のなってない部分をつっつきながら、次第に影響力を増していきます。

では、タイプ8が干されるかどうかして影響力を行使できなくなったなら?

まず考えられるのが、意気消沈です。早い話が退行ですね。
すっかりやる気をなくし、いつもの威容も無くなってしまうでしょう。

もう一つ考えられるのが、徹底的な圧政。
自分の配下や影響下にある人間に対してだけでも影響力を強めようと、もしかするとめちゃくちゃな暴政を敷くかもしれません。
あるいは、わずかな隙にも入り込んで自分自身の権威を増そうと躍起になることも考えられますね。

いずれにせよ、ある程度の権限を与えなければめんどくさいことになりかねません。

タイプ8を御す方法

タイプ8を御す方法は、主に2つあります。

1.ある程度の自由意志を担保する
2.当人が納得するまで説得する

なんといっても、ある程度の好き勝手は許すことが一番楽な方法です。

合言葉は、「帳尻が合えばなんでもいい」。あえて御すことを考えず、目標達成に向けて、許せる範囲で好き勝手させておくわけですね。

さしものタイプ8も「好き勝手できれば仕事なんてどうでもいい」みたいに考えている人は少なく、むしろ目標達成に向けて割と真面目に考えやすい傾向にあります。

とすれば、目標だけ決めてテキトーに放置しておくことが楽でいいです。

「大国を治むるは、小鮮を烹るがごとく」。要はあれこれ口出ししすぎるのもアレということです。


もう一つは、納得するまで説得する方法があります。

タイプ8を納得させるには、相応にしっかりとした理屈や理由を持ち出す必要があります。

ですがそれに成功した時、割と忠実な手駒として動いてくれる……かもしれません。

タイプ8は納得できないことが嫌いです。裏を返せば、納得できたなら異論はほぼないということですね。

まあ不健全になればなるほど好き勝手するわけですが……知り合いのENTJのタイプ8は、理屈で納得させた人には基本逆らわない方針をとっています。

明確な理由や納得させるだけの理屈づけに自信があるなら、説得を試みてみるのもアリかもしれません。

あとはその強烈さに吹き飛ばされないように。

まとめ

というわけで、今回はタイプ8の部下という題材でさっくりまとめてみました。

正直、簡単に御されてくれるような安易なタイプではありませんね。これでも恐怖対抗型かつ攻撃的なタイプ6とかよりはマシですが……それでもかなり難しいことに変わりありません。

とりあえず納得させるだけの理屈や論拠がないのなら、完全にコントロール下に置くことは諦めた方がいいでしょう。

とはいえ、その統率力は目を見張るものがあります。

日本人には希少な「自信満々で決断できる」という強みを持つ人たちなので、安易に干さず、使ってみるのもまた一興でしょう。

とはいえ、謀反にはくれぐれも要注意。「自分の方が上手く場を動かせる」と思えば、容赦無く主導権を奪いにきます。

取扱注意の劇薬ですね。上手く扱えるよう、日々指導力と魅力を高めるようにしましょう。

「こいつなら上手くやる」と信じれば、タイプ8も安易に裏切ろうとはしないはずです。

最後に……当方、自前のブログも並行して運営しております。

エニアグラムについてもいろいろ書いてますので、よろしければ遊びに来てください!


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春眠ねむむ
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