INFPはそこまで優しくない
いや、実際は優しい。春眠ねむむです。
早速の矛盾。これはどういうことなのかというと、「周りが思っている優しさとは毛並みが違う」ということです。
この辺、ユング心理学とかに答えがありますね。
どういうことなのか。早速追ってみましょう。
ユング心理学における「内向的感情」
俗に言うFi、正式にはFiの元ネタになった心理機能が内向的感情です。巷では「Fi=内向的感情」としているところも多いですね。
この心理機能の意味は、個人的な感情や信条。
大元のユングが書き記したものの中には「主観的な感情に左右される」ともあり、別に人に優しくすることが機能の主ではないことがわかります。
ではこの内向的感情がINFPの何に関係しているのかというと、彼らの主機能……つまり性格や特徴のメインとして機能している心理機能ということです。
要するに、個人的な好き嫌いや信条、信念を主軸として人生を展開しているわけですね。
好き嫌いや個人の信念で動いている手前、全員に優しいわけではありませんよと。言いたいのはそういうことです。
ユング心理学の内向的感情は以下にまとめていますので、興味がおありでしたら見てやってください。
冷たい時もある
個人的な感情や信念に突き動かされるということは、その信念と齟齬が生じた事柄に対しては非常に冷淡、下手をすると敵対的ともとれます。
INFPの場合、自分の価値観と合致しないものを嫌う傾向があるようですね。
そして嫌いな人やものに対してどう接するのかというと、冷淡冷酷の一択です。
INFPは気に入らないものを頑としてはねつけたり無視したり……よくよく見ていると、さまざまな形で「嫌い」という気持ちを表現しています。
ユングは内向的感情を「深い水」と表現しており、なかなか表情や感情を表面に出さない一面はあります。
ですが、感情に左右されている以上、どうあっても「嫌い」という感情には抗えません。結果、冷淡さで嫌悪感を表現することも多々あるのです。
「嫌い」という感情は強い
INFPにとって、自分の信念に抵触しない存在は至極どうでもいいものです。そして何より、信念という観点から見てネガティブな存在は敵と言っても過言ではありません。
気に入らない存在に目の前でちょろちょろとされれば、誰でもイラっときます。INFPは、そのイライラ具合が他の人より強いと言えるでしょう。
なぜかというと、個人的感情という要素に大きく左右される人たちだから。感情の鋭さが人一倍ならば、そのぶん嫌いという感情も人一倍です。
実際幼稚で未熟なINFPは、自分に合わないものに対して徹底攻勢を仕掛けることもあるようですね。もっとも、多くの人たちは無視一択ですが……
好きな人には無償の愛
さて、嫌いな人間に対する態度は以上の通り。では好きな相手にはどうかというと、文字通りめちゃくちゃ優しいです。
INFPは、本当に気に入った人には無償の愛を捧げます。
風邪を引いた時に真っ先に見舞いに来る等物理的なサポートはもちろん、つらい時に味方でいつづけたり、果てはどんなに落ちぶれても決して見放さなかったりなど、他者目線では尊さを通り越して「どうしてそこまで」と言えるほどに愛を注ぎます。
他者のためでなく、あくまで自分のために人に優しくする。これはINFPの基本方針です。
自分がそうしたいからそうする。これは人に優しくするのも同じで、優しくしたい時、優しくしたい人に対しては徹底的に優しくなります。
この辺りが「INFP=優しい」という世評につながっているのでしょう。
まとめ
というわけで、今回は「言うほど優しくないよ」という観点から、INFPの優しさ、そして冷たさについて見ていきました。
決して全ての人に対して平等に優しい博愛主義者ではありませんが、個人的には味のある性格をしていると思います。人間味と言いますか……。
誰にでも優しい人だと、どうしても面白味に欠けてしまいます。こういう人がいるからこそ、世の中は面白くなるのかなと。
さて、雑なまとめになりましたが、こんなところで今回は終わりですね。
個人で運営しているブログでもこの辺りは触れていますので、よければ遊びに来てやってください!
また、INFPについて独自にまとめた記事も公開しております。今回の内容で「こいつのINFP観を見てみたい」となった方がいらっしゃったのであれば、そちらもご覧いただけますと飛んで喜びます!
さて、こんなところで、今回は以上ですね。当ブログ(というか個人運営している方のブログ)では、他にもさまざまな記事をアップしております。興味がおありでしたら、いろいろ漁ってみてください。それでは!