【エニアグラム】タイプ4「やれって?やだ」←これ
別にタイプ4に何かされたわけでもありませんし、憎む意図も馬鹿にする意図もありません。
ただ、天邪鬼っぷりについてちょっと考えていきたいなと。それだけの話です。
とりあえずタイプ4の中には、とにかく周囲、常識、効率、理屈、人の感情……とにかくいろんなものに対して正反対の立場をとろうとする人がいます。
で、そういうのを見て周囲は思っちゃうわけですよね。「こいつ、本気で何考えてるんだ?」と。
今回はそこのところを軽く考えてみたいと思います。
人と一緒は嫌
考えてみると大仰に言いましたが、答えは一瞬で出てきます。「人と一緒は嫌だから」。これですね。
なぜ嫌なのか。答えは大体こんな感じでしょう。
「めんどくさい奴」と思った方、挙手。大丈夫、私も同じことを思ってます。
まあそれはそれでいいところもたくさんあるのですが、それをここで語っては日は暮れ夜は深まる一方。
というわけで、本題に的を絞り、この3つをひとつひとつ見ていくことにしましょう。
囚われず自由にやりたい
タイプ4の根源的欲求を思い出してみましょう。「自分自身でありたい」。これですね。
「根源的欲求とかよくわかんないけど興味あるよー」という方は、後で以下をご覧いただけますと幸いです。
さて、話を戻しましょう。
タイプ4にとって、自分自身でいられなくなるのは恐怖、そして絶対に避けなければならないことに他なりません。
普通であること、効率的であること、筋が通っていること……なんでもそうです。自分が自由にやることを阻害する存在は、タイプ4にとって脅威であり敵です。
だから自分の自由を守るために、あえて逆張りしてみることもあるでしょう。
もっとも、逆張りしてしまっては結果的に自由とは呼べなくなってしまいますが……まあ、そんなことより不自由と戦うのが先と言えるのかもしれませんね。
この辺り、さすが反応型といったところか。
普通じゃないことが自分の個性
タイプ4にとって、自分だけの個性は大事なことです。
なぜならそれは自分が世の中でやっていくための生命線であり、個性があることこそアイデンティティであり、唯一人に勝る≒人に認められるポイントだからです。
じゃあどうやって個性を出すのか。安直な手段を取るなら、大衆や周囲の欲求の逆をやればいいわけです。
やれと言われたら理由がなくてもやらない。みんなが笑えば悲しむ。みんなが泣けば喜ぶ。これで自分だけの個性、オリジナリティの出来上がりです。
もっとも、ここまで安直な手段に出るタイプ4は結構不健全寄りな気がしますが……まあ、いると言われると意外といますね。
普通であることに意味はない
タイプ4にとって、無個性であること=自分が何者とも言えないことは、すなわち精神の死を意味します。
そのためか、個性の獲得のためには結構必死になってあれこれと方法を考える人もちょくちょくいますね。
で、先ほども話題に出た通り、安直な個性の出し方とは普通でないことをするに限ります。
やるべきことをあえてやらなかったり、やってはならないことをあえてやったり、大衆の逆張りを始めてみたり、「理屈じゃないんだよ」と熱弁しながら筋が通らないことをやってみたり……。
とかく、個性を求めて血眼になっている系のタイプ4にとっては、普通だったり妥当だったりというものは自分の個性を阻害する敵です。絶対に従ってはならないものです。
そして何より、普通でないことをやっていては自分が埋もれてしまいます。周囲の望む通り、予想通りのことをしていては、自分だけが持ち得る個性とは言えません。
意味がわからなくてもとりあえずそういうものだと思ってください。それが(健全とはとても言えない)タイプ4の思想なのです。
タイプ4の敵「普通、妥当、それっぽい」
タイプ4にとって、個性がない=誰の目から見ても普通であること、妥当であることは避けるべき命題です。でなければ自分という個性的なキャラクターが崩壊してしまうから。
さらにダメになってくると、「確かにあなたらしい」もダメですね。そこから一段階も二段階も予想を超えた自分でなければ納得できなくなってしまいます。
「やれ」と言われて素直に従ったのでは自分とは言えないので断るor無視する。
人と同じこと、妥当なことは、自分らしくないので絶対やらない。
人と同じ感情を共有するのは嫌なので、周りが悲しめば自分は喜ぶ。
たまにこんな感じのタイプ4が登場しますが、彼らは「普通でない」というキャラ付けに固執した結果の(言い方は悪いけど)成れの果てと言えます。
もっとも、そんなタイプ4ばかりではありませんが……本当、めんどくさい人は徹底してめんどくさいことが多いです。
というかめんどくさいのがウリって人もいるので、そんな人に当たった日には頭を抱えるしかないですね。
まとめ
というわけで、今回はタイプ4のめんどくささ、もとい天邪鬼な理由について考えてみました。
結局はそれが個性なんですよね。逆行してれば他にない自分を演出できるというある種単純な考えによって、めんどくさい天邪鬼型は生み出されます。
どのタイプも、追い詰められれば追い詰められるほど、根源的恐れが間近に迫れば迫るほど、その思考回路は単純かつ安直なものになりがちです。
タイプ4の天邪鬼は発症の仕方や方向性こそ複雑ですが、その根本を辿れば案外単純と言えるでしょう。
さて、天邪鬼なタイプ4を(多分)顔真っ赤にさせたところで、私はトンズラすることにします。
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