fntvj
9月23日 Spotify O-EAST
「dodo『neutral』release one-man live~第3回ひんしの会~」
映像演出、VJをさせていただきました。
ご来場の皆様、dodoさん、ダイキさん、flagチーム、スタッフのみなさま
改めてありがとうございました。
最高なイベントでした!
いきなり自分の話ですが
大学二年の頃、渋谷の某クラブでバイトしながらVJをやらせてもらったのがきっかけで、今でもVJや映像の仕事に繋がっています。
そのクラブの先輩が、何もわからない素人の自分に、一から丁寧にVJを教えてくださりました。ほんとに感謝しかないです。
そのバイトの時は深夜から朝まで働いて、そのまま大学に行く生活で、滅茶苦茶キツかったけどとてもいい経験でした。
今でも朝方の渋谷ででかいリュックを背負った大学生らしき人(目は死んでるが活気はある)を見ると、心の中で応援してます。
これは偉そうなVJ哲学なんですが
VJはDJやMCを際立たせる役目で、
すごいざっくり言うと、MCがパイロットならVJや照明さんはガンダムみたいな、主人公が操作する巨大ロボみたいな感覚で
VJを考えています。
どんなでかいスクリーンでもあくまで主人公がメインになるようにすることが第一、パイロットの攻撃を最大限大きくする役目。
なるべくなら出演者とコミュニケーションをとって、シンクロ率が高い演出をしたい。
シンクロ率はBPMだけじゃなくて、歌詞とか曲の雰囲気をどれだけ映像で出せるかの率。
それに加えてアドリブ力
自分の出せる全てでもって出演者の熱量をできるだけ大きくしたいです。
それなりに長くやってきてるけど、最近リアルタイムカメラを出すようになったりして、演出にまだまだ可能性があるのでもっと研究したいです。めちゃ楽しい。
VJをするときは大体ステージと対面の場所にオペレート室があるので、お客さんの背中越しにVJをしてるのですが、
自分が映像を出してる時は、全員の後頭部から第三の目が出てきて、こっちを見られてる感覚になります。その架空の視線とノリの温度感を感じてやるVJが楽しいです。
O-EASTのスクリーンは国内最大級の常設LEDで、迫力と没入感がすごいです。
それをとても感じたのが今年の1月
ストップ・メイキング・センスをO-EASTのスクリーンと音響で体験できる特別な上映会がありました。
映画館にはない低音の迫力、スタンディングで歓声を上げ、踊りながら観れる映画体験は初めてでした。
デビットバーンがラジカセを床に置いた瞬間、映画の音声とリアルな拍手と歓声が入り混じって、どちらなのか分からなくなる感覚。
それが相まって、1983年のライブをそのまま観てるような体験。
今まで感じた事のない没入感に感動しました。
映画の持つ熱量が増幅されて目と耳から入って心に刺さりました。
VRのような映像と自分だけの世界もすごいと思うけど
リアルで熱量を全身で感じられる体験こそ本当の没入だと思います。
それをこれからも体験したいし、自分のVJでそれがしたいです。
だいぶ話が逸れたけど、そんなO-EASTで行われたdodoさんのワンマンが最高でした。
セトリをもらってからプレイリストにして聴いていると、大学時代から聴いていた曲から最新のアルバム曲までがグッと詰まっていて、
懐かしさもあるけど、dodoさんは一貫したスタイルもありつつ、その中で進化し続けているなと、偉そうで申し訳ないけどそう思いました。
最新アルバム「neutral」の曲はどれもかっこいいし、最新のインタビュー動画で解説されていたけど、リリックに込めたものが直で伝わるリアルさが好きです。
リアルとフェイクが常にかさばる状態が本当にリアル。
個人的にはnah nah maneが、斜に構えてしまう自分にそのまま刺さってしまって苦しかったけど、それ故にはまってしまいました。
あとtownが大好きです。
これは銀座についての歌という話を記事で読んで、めちゃくちゃ腑に落ちました。
子供の頃に母親に、家からまあまあ遠いけど連れて行ってもらった銀座の映画館とソニービル。音の出る階段にはしゃいでたこととか、aiboの展示を見てほしくてしょうがなかったこととか。
VJを考えながら思い出してしまいました。
おそらくほとんどの人は銀座が地元ということはないと思うし、みんなちょっと家から遠いけど、昔からなじみがあっていろんな思い出のある街なんじゃないですかね。
みんな共感できるリリックなのではないかと思いました。すごい。
好きな曲だらけだったので映像演出を考えるのも楽しかったです。
はまるかどうかドキドキしてたけど、当日LEDに出して、カメラと合わせてみて、すごいハマってるなと感じました。
ラジオもよかった。
ママチャリ最高。
普通に客席でみたかったな笑
VJしながら見えたお客さんの第三の目は、スタートから笑ってるように感じました。
大好きな会場で大好きなアーティストのVJができて本当によかったです。
ありがとうございました。
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