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缶のエネルゲンが販売終了したらしい

また共感しづらいことを書きます。


自分は大塚製薬の販売する飲料がどれも個性があって大好きです。
ポカリスウェット、オロナミンC、ファイブミニ、アミノバリュー、マッチ、ジャワストレートティー

かっこいい、名前がかっこいい。飲んでないのに喉越しを感じるネーミングだと思う。

ボトルのデザインも大好き。
ポップで、商品によって色もバラバラなのに統一感を感じる。
シンプルで、遠くから見ても判断できる。

昔からデザインが変わらない理由もわかる。

もちろん味も大好き。
いい意味で科学的というか、ケミカルというか、体が良くなりそう。(全部不味そうな言い方しかできない)

感覚的に、ゴクゴクと飲むと一瞬で体内に染み渡り、体の足りない部分にすぐ届いて、自分が形成されていく。大袈裟だけどそんな感じ。(こういう言い回しを上手くなりたい)
ただアミノバリューは別、飲めなくはないギリギリの飲料。嫌いじゃないけどね。
でも他のアミノ酸飲料よりもアミノ酸の割合が多いらしい。味よりも機能に振り切ったのか大塚製薬。

その中でも1番大好きなのが「エネルゲン」
エネルゲン、エネルギーの核としか思えない。
飲んだら寝なくても体が張り裂けるまで働けそう。

実物はオレンジ色のラベルに、半透明のオレンジ色の無炭酸のエネルギー補給飲料。

ラベル正面のデザインはほんとにシンプルで、オレンジベースに黒で
ener
gen
と小文字でかかれている。
その上に小さく
「体脂肪を燃やせば持久力に!」
と書いている。
これいる?と思うけど、きっとこれのおかげで活躍できているアスリートもいるはず。
これを入れたデザイナーのセンスに痺れる。
『!』まで入れちゃうんだ。

味は、ポカリにオレンジジュースを足して、味を40%薄めた感じ。
不味そうな言い方しかできない、、

でもこれが濃すぎず、薄すぎず、疲れた体でもゴクゴクと飲みやすい絶妙なバランスで出来ている。

100mlあたり
栄養成分表示
エネルギー:24kcal
タンパク質:0g
脂質:0g
炭水化物:5.5g
食塩相当量:0.12g
カリウム:20mg
カルシウム:2mg
マグネシウム:0.6mg
ビタミンC:100mg
ビタミンE:0.2mg

その他栄養成分等
β-カロテン:0.6mg
アルギニン:200mg
クエン酸:380mg

低カロリーかつ栄養分が豊富に含まれている。
他の飲料と比べればよくわかると思う。

エネルゲンはペットボトル、缶、ゼリー、パウダーの展開がある。
どれも好きだがその中でも断然、缶が大好きだ。

上から下までオレンジ一色
エネルみをとても感じるデザイン
ペットボトルとの違い、カタカナのエネルゲン表記。これがグッときます。

ポカリスウェットはペットと缶で保存料の関係で少し味が違う。缶のほうが少しフルーティーに感じる。
気のせいかもしれないけど、エネルゲンも缶のほうが少し甘酸っぱくて美味しい。

何より
このエナドリ缶戦国時代の世の中で、
炭酸でもなく、
さらに唯一無二のフレーバーなエネルギー缶飲料は
エネルゲンだけだと思う。

こいつを飲んで元気をカチ上げて乗り越えてきた場面がいくつもあった。別にカフェインも入ってないのに元気に勝手になっていた。


タイトルにもあるように、エネルゲン缶は販売を終了した。
原材料費の高騰や生産スケジュールの調整が困難なことが理由らしい。

前に絶対にエネルゲンが入っていた近所の自販機がずっと売り切れになっていて、おかしいと思い、調べてみたら販売終了のお知らせを発見した。


自分の中の「好き」なものを決める基準がなくなってしまった。

エネルゲンは、日々新商品が出てくるドリンクコーナーで、それらの商品の好き嫌いを見定める指標だった。
味というか、デザインとか、口当たりとかいろいろ。

言語化が難しいけど、エネルゲンには心が動く感動があった。それに近いものがあるかないかの基準だった。

自分は結構コンビニの新商品を試すタイプだ。
美味しくても、クソまずくても、何かしら感じるものがある。
そうしてたまに缶のエネルゲンを飲んでみる。どんなコンディションで飲んでも心の動かす味がする。
その心の動きみたいなのを思い出して、いろんなドリンクと比較していた。

自分の中には、いろんなジャンルの基準になるものがある。音楽、映画、ゲーム、漫画、ラーメン、なんでも
そのひとつひとつが自分という存在が何なのかを作っていると思う。

それがないと、情報過多でとんでもない勢いで流れる時代の大波に飲み込まれてしまう。
何がよくて、何が悪いのか、わからなくなってしまう。

ひとつでも基準がなくなると大ダメージだ。


93年から発売してから味もデザインもほぼ変わらないエネルゲンはすごい。時代に流されず、反発もしない。地形だけで時代を乗りこなしている。それが好きの基準になる要素でもある。
そんなエネルゲンのようになりたいとも思う。

缶がなくなったのはショックだけど、いつまでも落ち込んでもいられないので、このnoteを最後にまた新しい基準を追い求める。
ペットボトルのエネルゲンは、いつまであるんだろう。


ちなみにエネルゲンは大塚製薬の自販機に販売されていたりします。

こういう、缶ポカリとかアミノバリューとかジャバティーとか
大塚製薬オールスターが詰まっている自販機を見ると興奮します。

自販機は都営地下鉄、西武線によく置いてあるイメージ。
あとなぜか歌舞伎町でエネルゲンをよく見る。みんなエネルギーを欲しているのか。
大塚製薬の工場がある徳島に行ったときは自販機の多さに感動した。
ありがとう大塚製薬。


みんな言わないだけで好きなものの基準ってあるのかな。と書きながら気になりました。

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