ヴァスタークロウズ公式戦考察その1
はじめに
今月(2023年6月)最後の日曜日に行われる龍神杯(10人戦)をもって、ヴァスタークロウズ公式大会の10個あるタイトル戦がちょうど2巡することになります。今までの人生で最もハマったゲームのイベントがこんなにも長く続いているということに驚いているとともにゲームの製作者であるStudio Giwさまや他のヴァスタークロウズプレイヤーの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
そこでこのたび、前回砂神杯(9人戦)と前々回鬼神杯(8人戦)で私が気になった方の編成をピックアップし、戦術などについて考察してみたいと思います。本当は全員を紹介したいのですが、ここでは鬼神杯および砂神杯のトーナメントでポイントを獲得された6名の編成について考察してみたいと思います。
編成部隊の表記について
・ウォーリア・・(W)、ヴァルキリー・・(V)、シューター・・(S)
で表記します。
・各プレイヤー様の兵士の名前は「(プレイヤー名)+番号」で統一しています。(例:シュンケイ1)
・鬼神杯、砂神杯両方にエントリーした兵士は太字にしています
・編成表の兵士一覧で上半分が第1神隊、下半分が第2神隊です。
・魔法効果がランダムの武器(ヘルグラムなど)は名称の横の()に付加魔法(推測ですが)を記入しています。不明の者は(?)にしています
・対人戦では重要なスキルであるAngel HeartとPスキルは色つき文字で表記し、他のスキルと区別しています。Angel Heartは赤色、Pスキルは青色にしています。(一部色つけを忘れている箇所があります。ご了承ください)
ナガミネさん
鬼神杯時
編成について
黒薔薇の剣Ⅱを持ったヴァルキリーがシューターの援護のもと先行し、ヴァルキリーのスキルブレイクやシューターの即死やクリティカルで相手の枚数を削ったところに第2部隊のウォーリア3人がとどめを刺しに行く感じの編成。ヴァルキリー二人が防御系のスキルに恵まれているので、ある程度の時間前線に踏みとどまることも可能。
気になるところ
運が悪いとウォーリアが前線に着く途中で足が遅いシューターとぶつかり、結果的に前線に付いた順番に各個撃破される可能性も。また、7番目のウォーリアはスキルと武器の付加魔法で全く同じ効果(Aura Shield S)が重複しており、ややもったいない感じ。もしかしたらミス?
シュンケイの感想
この時点ではまだClaws未攻略だったため、装備品でベテラン勢に差を付けられていたものの(特に村正真打やエクスレイス)、為す術なくやられてしまうわけではなく、かなり相手の枚数を削っていたので、今後装備品や兵士の揃い方次第では本当に恐ろしい相手になりそうな予感がしました。
砂神杯時
編成について
全体的に鬼神杯の第1神隊と第2神隊を入れ替えたような感じ。ウォーリア主体の第1神隊が先行してHell Wraithによるスキルブレイクや状態異常で機先を制し、後続のシューターがとどめを刺すのが狙いだと思われ。スキルブレイク担当の兵士がQuick Attackと命中補正系のスキルを併せ持っているのも実にグッド
また、第2神隊のヴァルキリーが俊足を活かして前線に駆けつけることで、前衛の兵士たちがほぼ同時に接敵することができる。シューター部隊も一撃必殺恃みではなく、エクスレイスで前線の支援も出来るようになったのが素晴らしい変化。
気になるところ
第1神隊のウォーリアと第2神隊のヴァルキリーが揃って前線にたどり着くことが出来るのは、前線の枚数で一時的に優位に立てる一方、誰か1人が敵のHell Wraithを食らうと、前衛の兵士が一斉に弱体化してしまうリスクを負うことにもなりうる。このあたり次回の龍神杯でどのように対策してこられるか注目している。
また、エクスレイスを装備しているシューターが魔法装備に妖精の指輪を持っているのが気になる。魔法装備の中ではコスパ最強の神霊の指輪を確実に持っているはずなので、そちらを持たせてあげたほうがいいかも。
シュンケイの感想
鬼神杯から比べると、予想以上に強くなっておられて正直かなりビビりました。何やらPスキル2種持ち弓兵も新たにゲットされたようなので、これはもしかすると私やザルソヴァさんも危ういのでは。願わくば私じゃなくてザルソヴァさんをやっつけてほしいです(切実)。
WalkerSさん
鬼神杯時
編成について
スキルブレイクに必要なHell Wraithを使うのはもちろんですが、大抵のベテラン勢が即死やクリティカルを多用する中、状態異常をメインに使っているもよう。また、自部隊の兵士には聖血の指輪を何人かに付けさせることで状態異常対策になっている。
状態異常の発動率は高くて40%ほどなので、即死(25%)やHell Claws(35%)よりも高いが、決して当てにして良い数字ではないですね。しかし、数を揃えることでその不安定さをカバーすることが出来ています。
気になるところ
おそらく発動率の高さという点で即死やクリティカルよりも状態異常をメインにされているかと思われますが、Angel Heart持ちが揃った部隊相手だと一度スキルブレイクしないと状態異常が効かないのでかなり苦戦すると思われます。1人か2人は一撃必殺系の装備を使ってみてもいいかもですね(もう使っておられたらごめんなさい)。特にAngel Heart持ちの兵士を即死で仕留められると楽ですね(毎回そう都合良くはいきませんが)。
シュンケイの感想
特に装備品のチョイスに関しては私や他の古参プレイヤーさんとはまた違った使い方をしていて大変興味深いです。まさか後に「この組み合わせはどうなんだろう?」と思っていたシューターにしてやられるとは思いもしませんでした。自分の不明を恥じるばかりです。
砂神杯時
編成について
鬼神杯時と比べるとPスキルが充実していますね。魔法効果が不明の武器が多いですが、おそらく何らかの状態異常を付加したものが多いのでは。
また、鬼神杯ではHell Wraith装備の兵士を第1神隊に集中させていましたが、砂神杯では黒薔薇の剣担当ヴァルキリーを第1神隊、村正真打とエクスレイスを第2神隊に分けています。
おそらくAngel Heartを発動させた敵兵士を第2神隊のHell Wraith担当兵士がスキルブレイクさせることで得意の状態異常攻撃がハマりやすくするのが狙いかと思われます。
気になるところ
鬼神杯の時もそうですが、良くも悪くも状態異常がハマるかどうかにかかっている印象。個人的には人数が多くなれば状態異常の有効性が増すと考えていますが、その有効性を安定的に発揮するためにもタフな前衛兵士が欲しいところ。もし3番目のウォーリアのような兵士がもう1人か2人揃ったらさらに強力な部隊になりそうな予感。
シュンケイの感想
鬼神杯では第1神隊にいたエクスレイス&SP WallリングⅡ装備のシューターが、今回は第2神隊にいたわけですが、実にくせ者でした。第1神隊だと運が悪いと前衛の兵士が食らったHell Clawsの巻き添えで退場することもありますが、第2神隊にいたことで巻き添えに遭わず、Quick Attackの手数をもって前線を支え、耐久に優れたスキルと装備で素晴らしい活躍を見せていましたね。どうせなら私だけじゃなくザルソヴァさんも倒して欲しかったです
ろろろうさん
鬼神杯時
編成について
黒薔薇の剣担当ヴァルキリーを除いて、前衛の兵士全員がAngel Heart持ちというかなり特色のある構成。またPスキルについても、4番目のシューターが持つSUZAKUのみ。とにかく前衛メンバーのパワーで押しまくるストロングスタイルな編成ですね。こういうロマン編成嫌いじゃないです。
誰が倒れてもAngel Heartが発動することで状態異常に対しても有効な対策になるため、特にWalkerSさんのような状態異常攻撃をメインにしているプレイヤーさんにとってはかなり相性が悪いかも。
気になるところ
後続の第2神隊を前衛オンリーで固めた一方、第1神隊の前衛が2人だけというのはやや心許ない印象。第1神隊の前衛2人も防御に優れたスキルを持っていますが、Pスキルによる防御面のバフの恩恵が無い以上、自分のフィジカルのみで戦うことになるので第2神隊が駆けつけるまで持ちこたえられるかがカギを握ることになると思われ。
そう思うと鬼神杯では珍しく4人ずつに分けた編成がやや裏目に出たように思われます。第2神隊の前衛の誰か(できればウォーリア)を1人第1神隊に移しただけでも結果は違ったものになっていたかも。
シュンケイの感想
Angel Heartは増えれば増えるほど強さを増すスキルなので、9人や10人になるとさらにストロングなチームになりますね。正直これ以上増えないで欲しいですが、どうせ持ってるんでしょうな~。Angel Heartと複合Sスキルの兵士は何人いたって困らないのでうらやましい限りです。あと、黒薔薇の剣担当ヴァルキリーがめちゃくちゃ強いのもうらやましいです。
砂神杯時
編成について
鬼神杯でエントリーした兵士が全員エントリーしています。新たに加わった兵士(5番目の兵士)もやはりAngel Heart持ちのウォーリア。ストロングスタイルは健在ですね。ただ、第1神隊の前衛メンツが増えた分後続部隊の到着まで持ちこたえることが出来るようになったため、Angel Heartの火力によるゴリ押しが発揮しやすくなっています。正直Angel Heart持ちのマッチョ軍団が迫ってくるの怖いです。
気になるところ
起用するシューターがPスキル2種持ち弓兵ではなくフィジカル強化系の兵士なのはろろろうさんの方針によるものか、それとも単にそういった兵士が不在なのかは私にはわかりませんが、前衛兵士の支援という観点からもやはり欲しいような気がします。可能ならばスキルブレイクや即死を当てやすくするためにもBlue Dragonが良いですね。(シュンケイの個人的な意見であり、当然ですが強制するわけではありません)
シュンケイの感想
予想通りAngel Heart持ちの前衛の枚数が増えた分、タフネスさが増すとともに前衛を押し上げるプレッシャーも半端ないものになりましたね。この分だと次の10人戦でさらにもう1人Angel Heart持ちが増えそうですね。
本当は6人全員を一度に紹介するはずでしたが、すごく長くなりそうなので2回に分けたいと思います。今回はここで終わりです。皆さん強い方ばかりなので負けないように頑張りたいです