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スキル評価 第2回 小隊スキル・条件フォースアップスキル編

今回は小隊スキル・条件フォースアップスキルの評価を書いていきます。数が少ないので一つずつ詳しくみていきましょう。

小隊スキル

青龍・朱雀・白虎・玄武の四神の名を持つスキル。最初にPlatoonの頭文字の"P"が付くことからPスキルとも言います。そのスキルを持った兵士を含めた同じ小隊に属する他の兵士の特定のパラメータを上昇させるという強力なスキルですね。

燕海
小隊スキル以外は割と普通のスキルだが、限界まで鍛えられたスキルと
弓兵らしからぬ高い基礎フォースは対人戦でも通用する強さをもたらした

ちなみに小隊スキルによるパラメータの上昇量ですが、例えば上の兵士の場合Blue Dragonの効果により、この兵士以外の他の小隊メンバーはPTの数値と同じ13命中精度が上昇します。ところが、小隊スキルを持つこの兵士はPTの数値の2倍の26上昇します。これはスキルの説明には書かれていませんが、実際に上昇した数値を確かめた結果、間違いありません。実は製作者のStudio Giwさまによれば、この仕様はバグだったようです(本当はスキルの所有者もPTの数値分しか上昇しないはずだった)。しかし、この仕様の方が兵士が強くなるからということで結局修正されないまま現在に至ります。

小隊スキルメモ:スキル所有者は他の小隊員の2倍特定のパラメータが上昇

話がそれましたがさっそく各スキルの評価を述べていきましょう

P. Blue Dragon

個人的に小隊スキルの中では最も欲しいスキルです。探索だろうと対人戦だろうと攻撃を当てないことには敵を倒せませんので、命中を上げてくれるこのスキルは本当にありがたいです。小隊スキルは複合フォースアップS付き同様Sクラスの優良スキルで甲乙つけがたいですが、その中でも特に優秀ということで   評価:SSS

P. White Tiger

小隊メンバーの回避力を上昇させる防御よりのスキル。純粋に防御を上げるXuanwuとちがい、そもそも攻撃に当たりにくくしてくれるので兵士の生存性を向上させてくれる(気がする)。特に回避力が低くなりがちなウォーリアにとっては恩恵の大きいスキルですね。上昇量が上記のBlue Dragonや後述するSUZAKUより低い(といっても1ポイント)ので↴
評価:SS

P. Xuanwu

こちらは防御力を上昇させる純粋な防御スキルですね。前回のフォースアップスキルの評価の記事の中で「防御は回避出来ない場合の保険」といい、防御よりも回避を優先すべしと私は書きましたが、こと対人戦となるとそうもいきません。というのは、対人戦、とくに集団戦ではお互い命中精度の非常に高い兵士を揃えていますから攻撃を全て避けきるのはほぼ不可能です。従って防御も相応に高い方が安心です。中でも打たれ弱いヴァルキリーにとって恩恵の大きいスキルですね。White Tiger同様有用ですので↴
評価:SS

余談ですが、Xuanwuは他の小隊スキルに比べ若干成長が遅いです。なぜなのかは分かりませんが、苦労に見合う恩恵があるのは保証します。

P. SUZAKU

最後に攻撃力を上昇させる純粋な攻撃スキルの朱雀です。これもまた前回の記事で書いたことですが、「高い攻撃力は高い命中精度のオマケ」です。まず攻撃を当てないことには始まりません。これまで公式大会での試合やネットワーク戦で強い部隊と戦った経験から言うと、敵を倒すよりも自分の兵士が倒されないことを意識した編成のほうが勝つ確率が高くなります。この傾向は集団戦闘で特に顕著に現れます。最終的に一人でも生き残っていた方が勝ちなのですから、少しでも生存性を上げてくれる白虎・玄武のほうがやや優先度が高くなります。(もちろん命中が高いのが前提です)
というわけで   評価:S     

条件フォースアップスキル

戦闘開始時から終了まで特定のパラメータを上昇させるフォースアップスキルとちがい、戦闘中に特定の条件を満たすことで攻撃と防御(Demon Soulのみ攻撃と命中)を上昇させるスキルです。これは私独自の定義ですが、条件フォースアップスキルは条件を満たしたときに一定確率で発動する”確率発動タイプ”と条件を満たせば強制的に発動する”強制発動タイプ”に分かれます。
前者に属するのがDragforce(S), Ogre Lord(S)で、後者に属するのがAngel Heart(S)とDemon Soulです。
それでは一つずつみていきましょう

Dragforce(S)

長所
・発動条件が”ダメージを受ける”なので発動頻度が高い
・発動中は状態異常にならない(5秒間)
・実は範囲攻撃ダメージを無効化したときでも発動する

短所
・発動する確率が低い(無印で40%、S付きで50%)
・上昇量も低め(上限の+10で無印なら26、S付きなら38上昇)

複合S付きよりもレアなDragforce S持ち。スキル構成が防御寄りのカチカチ戦士

発動機会は多いものの、発動する確率や攻撃&防御の上昇量が低めであることがややネック。私としては対人戦では特に確実性が欲しいので
無印:S
S付き:A 
 になります

S付きのほうが評価が低くなっていますが、これはDragforce Sが第3スキルにしか発現しないというのが理由です。第3スキルにはEladirk Sのような複合Sスキルが発現します。要するにもっと強いスキルが発現する可能性があるからというのがDragforce Sでなくてもいい理由になります。さらに言えば、「ダメージ受けないと強くならないくらいなら最初から強くなれる方がいい」という考えもあります。実際おなじ攻撃と防御を上昇させるEladirk Sと比較した場合、どちらも上限まで伸びたと仮定するとDragforce Sが38に対しEladirk Sは43です。数値でも複合Sのほうが優秀ですね。レアなんですけど、残念です。

Ogre Lord(S)

長所
上昇量が高い
・発動時間がDragforceより長め(6秒間)
スキルレベルの上限が高い(無印、S付きともに+11まで伸びる)

短所
発動頻度が低い
育成がはかどらない
・兵種による向き不向きが激しい

現在唯一の Ogre lord持ちの兵士。ちなみにRevital持ちも彼一人だったりする
倒れても蘇り白オーブの中身をキッチリ回収する、部隊強化の縁の下の力持ち

攻撃と防御の上昇量では、上限まで伸びればあのAngel Heartを上回る数値をたたき出します。(+11で無印なら41、S付きだと55!)発動確率もDragforce(S)より高く、無印で50%、S付きで60%です。しかし、このスキルのネックとなるのが、発動機会の少なさ。ややこしいので後述しますが、体力が半分以下の状態になるのが発動のための前提条件ですので、シューターにとってはDragforce以上に育成が厳しいお荷物スキルとなります。また、もともとの体力が低い上に防御も高くないヴァルキリーにとってもあまりメリットを感じられないスキルです。実質ウォーリア専用のスキルと言っても過言ではありません。というわけで私の評価はDragforceよりやや劣り、
無印:B
S付き:B+  となります

Ogre Lordの発動条件について
ゲーム内説明文では、「ダメージを受けたとき、HPが半分以下であれば50%(または60%)の確率」で発動するとあります。ややこしいのですが、これはなにも体力が半分以下になり、そこからさらにダメージを受けなければいけないわけではありません。実は「1回の攻撃で体力の半分以上のダメージを受ける」ことでも発動します。
例えばHPが100の兵士がいたとします。この兵士がOgre Lordを発動させる場合、HPが50以下になる→さらに攻撃を食らう→発動 もあり得ますし、HP100の状態で50以上のダメージを受ける→発動もあり得ます。つまり、Ogre Lord(S)とは「大ダメージを受けたときに発動するDragforce」といえます

Angel Heart(S)

長所
・条件を満たせば(小隊員の誰かが死ぬ)必ず発動する
・上昇量が多い
・訓練戦で育成が捗りやすい

短所
・味方の誰かが犠牲にならないといけない
・探索ではほとんど育たない

これまたスーパーレアなAngel Heart S持ち。長らく対人戦のレギュラーだった子

個人戦を除き、対人戦では必須といえる強スキルです。仲間の誰かが倒されるというデメリットはあるものの、それを補えるほど戦闘能力が飛躍的に向上します。兵種問わず有用ですが、生存性が高いウォーリアやシューターとは特に相性が良いです。評価の方は発動の確実性と上昇量の高さでDragforceに勝るので↴
無印:SS
S付き:S
   といったところ

S付きのほうが評価が低いのは、Dragforce(S)の項で述べたのと同じ理由です。それにAngel Heartの場合は無印でも十分強力ですから、わざわざS付きでなくても戦えます。個人的には無印のAngel Heartと複合Sスキルの組み合わせが理想的です。ただし、攻撃&防御の上昇量がめちゃくちゃ高いので、他2つのスキルの組み合わせによってはS付きもありです。

Demon Soul

長所
・発動するうえで、こちらにダメージが発生しない
・効力の特性上、キルコンボを狙いやすい
・発現が第3スキル固定のわりには育成が捗りやすい(個人の感想)
・名前がかっこいい(個人の感想)

短所
・SPの消耗が激しい
・対人戦では、特に前衛の兵士で発動が厳しい
・キルを取れないとただのカカシ

一人でも敵を倒せば手がつけられないほど強くなります

中2心をくすぐられる名のスキル。条件フォースアップスキルの中では唯一攻撃と命中を上昇させるスキルです。その特性上、発動すればキルコンボも狙いやすいですが、そのためには敵を倒さなければいけません。探索ならば問題ないのですが、対人戦となると倒すよりも倒されることの方が多いです。特に前衛の兵士はものすごい攻撃にさらされますので、発動の機会はあまり見込めません。もしこのスキルを持つ兵士を対人戦で使うとしたらシューターがオススメです。それから、発動に必要なSPが4とかなり多いので、兵士が育たない内はかなり育成が大変です。そのような困った点も考慮した上で、評価は

Demon Soul:B  (前衛の兵士に限ればCランク以下だと思う)です。

Demon Soulの発動条件
「敵を倒す」ことで発動するDemon Soulですが、次のような場合は敵を倒しても発動しません。
・すでにスキル発動中に敵を倒す
・範囲攻撃で敵を倒す(物理攻撃でトドメをささないとダメ)

条件フォースアップスキルの同時発動

ロマンのある組み合わせ。しかし、同時発動を狙うのはそう簡単ではない

兵士によっては複数の条件フォースアップスキルを覚える兵士もいます。条件フォースアップスキルは発動条件さえ満たせば一定確率または強制的に発動しますが、それでは複数の条件フォースアップスキルの発動条件をいずれも満たした場合、各スキルが同時に発動するのかどうか

①確率発動系どうしの場合 (例:DragforceとOgre Lord)
→同時発動しない。どちらか一方が発動すれば、もう一方は発動せず

②確率発動系と強制発動系の場合 (例:DragforceとAngel Heart)
この場合は2パターンに分かれます
・先に確率発動系が発動していて、あとから強制発動系の発動条件を満たす
→同時発動可能
・先に強制発動系が発動していて、あとから確率発動系の発動要件を満たす
→同時発動不可(確率発動系スキルのほうは発動しない)

③強制発動系どうしの場合(Angel HeartとDemon Soul)
→同時発動可能。この場合先にどちらが発動していても上乗せが可能

同時発動についてはザルソヴァさんという偉大なプレイヤー様が自信の攻略サイト「ヴァスタークロウズのあれこれ」の小ネタページで詳しく書いておられますので、そちらもご覧ください


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