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ヴァスタークロウズ龍神杯

はじめに

先日6月25日(日)にヴァスタークロウズ3公式大会が行われました。
非常に白熱する試合が多く、参加者のレベルがどんどん上がっていることを実感しました。また、10対10の大人数の神隊戦であるにもかかわらず、新規に参加される方もおられ、長年このゲームを愛好している者として大変嬉しく思います。

今回の記事では、龍神杯に参加されたプレイヤーさんのうち、上位5名の方の編成を特集し、この後高みを目指される方の参考にしていただくとともに、大会に参加されたばかりの方や、これから参加を考えておられる方向けのオススメ装備やスキルなどについてご紹介したいと思います。


龍神杯上位5傑特集


編成表の表記の注意

・各プレイヤーさまの兵士名は全て「(兵士名)+番号」で統一しています。(例:シュンケイ1)
・エントリーされた兵士のうち、前回の砂神杯にも出場している兵士は太字で表示しています
・兵士のスキルのうち、Angel Heart (S)を赤文字、Pスキルを青文字にしています。
・ヘルグラムなど魔法効果がランダムの武器は、武器名の横に推測される魔法効果をカッコ内に記載しています
・編成表の上5人が第1神隊、下5人が第2神隊です


ギウさん(5位 獲得ポイント1)


編成について
Pスキルを持ったシューターをメインにフィジカルの高い前衛2人が切り込む第1神隊と、Angel Heartを含みつつ基本はフォースアップ系で固めたスキル構成のウォーリア5人の第2神隊という2神隊でかなり構成の異なる編成。

装備について
ウォーリア
特に第2神隊のウォーリアは村正真打の兵士以外はAura Shield S系の魔法装備とヘルグラム。ヘルグラムはおそらくDark Spaceが付加されたものが多いか?
ヴァルキリー
黒薔薇の剣Ⅱではなくゼレアヴァイン&聖血の指輪Ⅱという組み合わせ。状態異常対策か?
シューター
武器は即死系、魔法装備はクリティカルが多く、一撃必殺狙いか。しかしエクスレイスはなし。Blue Dragonを持つ兵士が揃っているので使ってみてもいいかも?
あとは細かいことではあるが、9番目の兵士の武器ポイントに余裕があったので、9番目の兵士に龍印の護符Ⅱを持たせ、10番目の兵士に神界の宝印を持たせれば、全員に強い装備が行き渡るのでなお良かったと思われる。

シュンケイの感想
もともとギウさんはウォーリア主体の編成を組まれることが多かったので、ここにきて原点回帰された印象です。ウォーリアのタフネスさはもちろん頼りになりますが、Angel Heartを発動させた兵士は複合Sスキル1つ分くらい一気に強くなるので打ち負けることも。カウンターとしての黒薔薇の剣Ⅱまたはエクスレイスは別の機会にでも使ってみていただきたいところです。


ナガミネさん(4位 獲得ポイント2)


編成について
10人のうち前回の砂神杯にも出場した兵士が4人だけで、6人は初出場の兵士たち。たった1ヶ月でこれだけの兵士を新たに揃えられたことは上位陣にとっては脅威以外のなにものでもない。
ウォーリア・ヴァルキリー・シューターの構成比率もほぼ同じくらいでバランスがいい。ややヴァルキリーが多めなのはナガミネさんのプレイデータで一番良い兵士が揃っている兵科だからか。

装備について

ウォーリア
命中補正の高い兵士に村正真打を持たせているのが素晴らしい。ただ、装備品を見る限り全体的に武器ポイントに泣かされているもよう。(特に4番目のウォーリアのオーラリングや7番目のウォーリアの妖刀村正)

ヴァルキリー
今も十分優秀だがまだまだ改善の余地が残されている。特に範囲状態異常や即死など強力な付加魔法のキルスヴァインを揃えたらさらに脅威になると思われる。また、黒薔薇の剣担当ヴァルキリーは防御の補正が無いため、Pスキルの玄武の補正をさらに重ねるか玄武の大盾を持たせるのもいいかも

シューター
神隊戦に必要なものは一通り揃えている。あとはお好みで状態異常(範囲暗闇とか)のヘルザーヴァを使ってみるのも面白いかも。

シュンケイの感想
砂神杯の時点で、そろそろ上位陣の一角を突き崩すのではないかとハラハラしておりましたが本当にその通りになりましたね。というか何で私だけをピンポイントで倒してくるんですか止めてください死んでしまいます。
改めて編成表を見ると、ここにAngel Heart持ちの強力なウォーリアが加われば、もしかするとタイトル獲得も夢ではなくなりそうですね。


ろろろうさん(3位 獲得ポイント3)


編成について
10人中8人がAngel Heart持ち。Angel Heart持ちの兵士の数では参加者の中で最多。第1神隊にHell Wraith装備の兵士を集め、敵を弱体化させたところにAngel Heart持ち前衛兵士が主体の第2神隊が襲いかかるという編成は砂神杯のときと同だが、今回は第2神隊にシューターが加わっている。
また4番目の兵士(シューター)はAngel Heart とPスキルを持っているのでよりHell Wraithが決まりやすくなっている。

装備について

ウォーリア
ウォーリアがいずれもAngel Heart持ちで、なおかつ防御と命中補正に恵まれたスキル構成であるため、敵の攻撃を耐えつつ、スキルブレイクや即死など当たれば効果絶大な付加魔法を持った武器を装備している。ただ、中には武器ポイントに恵まれなかった者もいるもよう(2番目の兵士)

ヴァルキリー
フィジカルの非常に高い黒薔薇の剣担当ヴァルキリー以外はAngel Heart持ちで防御力も高いが、ウォーリア以上に武器ポイントに泣かされているもよう。武器の方はともかく魔法装備で妥協している。6番目のヴァルキリーの装備するキルスヴァインは効果が不明だが、即死か何らかの状態異常と思われる

シューター
エクスレイスをQuick Attack持ちのシューター(3番目の兵士)に持たせ、とにかく敵のスキルブレイクを狙う。同じ部隊にBlue Dragon持ちのシューターも組み込むことでよりスキルブレイクを発動させやすくしている。
また、4番目の兵士(シューター)が神界の宝印(Aura Shield S)を装備しているのはHell Claws などによる範囲ダメージに巻き込まれるのを防ぐのが狙いか。

シュンケイの感想
恐らくハマるとザルソヴァさん以上に恐ろしい編成だと思います。とにかくAngel Heart持ちを揃えることで、スキルブレイクが追いつかなくなるというのは、自分の編成を考える上で新しい可能性を提示してくださいました。
なかなかね~、揃わないんですよね。Angel Heartと強力な複合Sスキルの組み合わせの兵士って。これだけの数を揃えたことには本当に脱帽です。


ザルソヴァさん(2位 獲得ポイント4)


編成について
特に兵士のスキル構成を見ていて、美しいと思うのは私だけだろうか?
目を見張るのはAngel Heart持ちの兵士の数(7人)とPスキルの数。
ろろろうさんとほぼ同数のAngel Heart持ちがいて、さらにPスキルは全部で9。ダメ押しとばかりに3番目のスキルはPスキル2種持ち弓兵と風神の剣ヴァルキリー以外は全員Ex Eternal S。完璧で究極の編成ですね。
また、砂神杯時にも出場した兵士9人がそのまま起用されている。つまりザルソヴァさんの中でもこれがベストの編成と思われる。増えた分の1枠はPスキル2種とAngel Heartのシューターがエントリー。おそらくウォーリアとどちらにするか迷ったのではと推察するが、こちらが若干勝率が良かったか?

装備について

ウォーリア
村正真打とベルゼヴァスト以外のウォーリアはヘルグラム。魔法効果は不明だが即死と思われる。状態異常も考えられるが、自分と同じくAngel Heartを揃えたプレイヤーに備えて、状況を選ばず発動し、効果も絶大である即死が有効だと考えているのでは(違ったらすいません)

ヴァルキリー
黒薔薇の剣担当ヴァルキリーと風神の剣ヴァルキリーとで再び魔法装備を入れ替えている(大霊光石Ⅱと玄武の大盾)。黒薔薇の剣担当ヴァルキリーの耐久性を考えるとこちらの方が良いという判断か

シューター
武器の方は、エクスレイスとミスティルテイン以外はヘルザーヴァ。その効果はやはり不明だが、Dark SpaceかDeathのどちらかであると思われる。
メテオストライクは使われていない。魔法効果のHadesが上位陣の前衛部隊には無効化されるため使用を見送ったか。
魔法装備は定番の神霊の指輪や白虎の双牙も使っているが、4番目の兵士は範囲ダメージの巻き添え死亡を防ぐための大霊光石を装備。またミスティルテインを装備した8番目の兵士は即死攻撃を確実に当てるために朱雀の光瞳を持つ。

全ての兵科に言えることだが、誰1人として武器ポイントで泣いている兵士がいない。全員がその兵科で持ちうる最高水準の装備を持てるだけの武器ポイントに恵まれていることが分かる。羨ましすぎるぞチクショー

シュンケイの感想
全くつけいる隙が無い。見れば見るほど絶望するような編成ですね。改めて編成を眺めていると、なんでこの編成に勝てたのか分からなくなってきました。あとで詳しく述べますが、私の編成もウォーリア・ヴァルキリー・シューターの構成比率が奇しくもザルソヴァさんと同じなんですよね。ギリギリ勝ちはしましたが「まだやるかい?」となったら絶対負けるので遠慮しますねw


逆襲のシュンケイ(1位 獲得ポイント5)


編成について
10人中新しくエントリーした兵士が4人。特にヴァルキリー2人は鬼神杯・砂神杯時とは全く違う兵士を起用。これに関しては、まず風神の剣ヴァルキリーに長く生き残ってもらうため防御の高い玄武の大盾を持たせたかったのですが、そうなると黒薔薇の剣担当ヴァルキリーが大霊光石Ⅱになります。そこで命中補正が高く回避と防御も優秀な1番目の兵士に白羽の矢が立ちました。武器ポイントも黒薔薇の剣Ⅱと大霊光石Ⅱをギリギリ持てる17だったのでちょうどよかったです(笑)。

装備について

ウォーリア
第1神隊のウォーリア2人は武器ポイントが高いので村正真打とベルゼヴァストをそれぞれ持たせました。第2神隊のウォーリア2人は武器ポイントがイマイチだったので、武器や魔法装備でAura Shield Sを補いつつ、即死とクリティカルの一撃必殺系の付加魔法を持たせました。なんだかんだ人数が多くなっても有効なんですよね

ヴァルキリー
定番である黒薔薇の剣Ⅱをフィジカルが高い兵士に、Dragforce持ちのヴァルキリーには風神の剣をそれぞれ持たせました。やはりDragforceと弓矢を無効化するArrow Shield Sは相性が良いので、第3スキルに防御系スキルを覚えている兵士には持たせてみるのもアリだと思いますね。どうでもいいですがヴァルキリーは赤い戦闘服なので装備品の名前も赤い彗星ぽくしましたw
(でもジオングは赤くなかったですね。失敗)

シューター
武器は上位陣には定番のエクスレイスとミスティルテインに、シューターどうしの撃ち合いになったときに有効なHadesを使えるメテオストライクと、即死と迷いましたがDark Space付加のヘルザーヴァを使いました。リプレイを見る限りでは暗闇攻撃が刺さってないので意味なかったかもですねw
魔法装備は黒薔薇の剣担当ヴァルキリーのHell Wraithが不発になった場合に備えレイスリングⅡを2つ使ってます。また、範囲攻撃の巻き添え死防止のため、1人は大霊光石Ⅱを持たせています(10番目の兵士)

振り返り
「名前はふざけても強さではふざけない」のが私のモットーです。当然兵士も独自の検証を経て一番ベストな編成を組んでいます。しかしそれでも優勝は厳しいだろうなと思っていました。
勝因については、正直今もよく分からないですが、Hell Wraithを持った兵士が長く生き残って敵を弱体化させ続けたのが大きいかと。特にQuick Attackを持ったシューター(8番目の兵士)が頑張ってくれましたかね?
また、新規に起用した風神の剣ヴァルキリーが粘ってくれたのも大きかったですかね。ザルソヴァさんに勝った試合ではいずれもこの子が生き残って弓兵を駆逐してくれていました。

余談ですが、黒薔薇の剣担当ヴァルキリーと9番目の兵士(ウォーリア)はかつて大会の主力メンバーとして起用していた兵士です。かつてのエースが助けにやってくるってすごくアツいですね(と勝手に盛り上がってます)。


総評


今回上位5人の獲得ポイントが1位から順に5・4・3・2・1と1ポイント刻みになっており、プレイヤー間の実力差が縮まってきたことを実感させられました。
「人数が多くなるほど運よりも実力が勝敗に反映されやすくなる」というのはこのゲームの対人戦では常識ですが、これは別に「ザルソヴァさんが圧勝しやすくなる」というわけではありません。実力が近い人同士の対戦ではやはり最終的には運の影響は大きく、特に(Hell) Waithや即死がどれだけ当てられるかで勝敗が決まるといっても過言ではありません。特に団体戦に強い人はそうした強力な付加魔法をより確実に発揮しやすくするために心を砕いています。
今大会ではザルソヴァさんにとってかなり流れが悪かったためにこのような結果になりましたが、現時点で最も完成度の高い編成がザルソヴァさんであることには疑いの余地はありません。下の順位表はそのまま実力がザルソヴァさんに近い順番とも言えるかもしれません。(私がザルソヴァさんより上という意味ではないです)

1位 シュンケイ(5ポイント)
2位 ザルソヴァ(4ポイント)
3位 ろろろう (3ポイント)
4位 ナガミネ (2ポイント)
5位 ギウ   (1ポイント)


初心者の方へ


今大会では初参加の方もいらっしゃいました。公式大会が始まって3年以上、タイトルが付くようになってからも2年になりますが、今でも新規に参加される方がおられるのは本当に嬉しく思います。
今後、もっと多くの方に参加していただければもっと大会が盛り上がっていくので、参加を考えておられる初心者の方にオススメの装備やスキルなどについてご紹介したいと思います

オススメの装備:武器編

ストーリーを進めていくと手に入る神器系装備(メテオストライクやベルゼヴァストなど)は強力なHell Clawsを付加されており非常に強力ですが、武器ポイントのコストがすごく高いので兵士が育っていないと装備できる人がいないということもあります。これら神器系装備装備以外でオススメな武器を兵科ごとにいくつかご紹介します

ウォーリア

  • ゼレアフォース:Aura Shield(S)により範囲攻撃を防げるのでHell Claws対策としてオススメ

  • ドラグソード:Critical (S)による強力な一撃をお見舞いできます。素の攻撃も高いので強力

  • エルアルド:付加魔法がランダムなので魔法効果によってはビミョーですが、防御が高いので生存性が高くなります。

エルアルドはストーリーをある程度進めないと入手できませんが、ゼレアフォースとドラグソードは割と序盤で手に入ります

ヴァルキリー

  • エルアダーク:付加魔法がランダムなので魔法効果によっては使えないかもですが、エルアルド同様防御を補えるのでオススメです

ヴァルキリーの武器に関しては序盤で手に入る武器の中ではこれ以外に良い武器が無いんですよね……。魔法効果が強力であればフィランギなどやや格下の武器もアリかもです。

シューター

  • 死神の弓:2段階しか強化できないですが、強力なDeathをデフォルトで使えるので最初のうちは意外と猛威を奮うかも?

  • 爆炎弓:Flame Stormによる範囲炎上で体力を奪います。また、炎上中は動きが遅くなるので、近づかれる前にかなり体力を削れます

これ以外にも魔法効果が強力であれば与一やスパイラルボウなども良いかもしれません。

オススメの装備:魔法装備編

序盤ではあまり強力な魔法装備が手に入らない上に兵士が育っていないと武器を持たせると武器ポイントが不足して魔法装備が持てないということも。
ストーリー上、一番最初のボスであるリナークを倒して手に入る神霊の指輪は武器ポイントのコストが1しかなく、Hell Clawsも使えるのでそれは必ず使いましょう。それ以外だと

ウォーリア・ヴァルキリー
オーラリングまたはリザードスケイル(Ⅱ)など防御補正系
シューター
ハンターアイ(Ⅱ)または銀霊の指輪など状態異常系の装備

がオススメです

スキルについて

序盤の段階から強いスキルを持った兵士を厳選するのはオススメできません。それよりもストーリーを進めて兵士のフォースを上げていく方が大切です。それでも少しでも対人戦向きのスキルを使いたいということであれば
ザルソヴァさん監修の攻略サイトのスキル解説ページを参照することをオススメします。しかし、繰り返しますがまずはストーリー攻略を優先させましょう。幸いこのゲームの難易度はスキルの厳選を一切しなくても、きちんとレベリングや装備の強化を進全ての全てのステージを攻略できるようになっています。

公式大会のタイトルがかかった本戦は無差別級のトーナメント戦なので、初心者の方にはハードルが高いと思います。ですが、参加者が増えれば同じレベルのプレイヤーさんどうしのトーナメントも組めるので1人でも多くの方の参加をお待ちしています。
また、製作者であるStudio Giw様がこのたびNintendo Switch版のアプリからも公式大会に参戦できるようにしてくださったとのことなので、もしSwitchでプレイしていたため公式大会の参加を見送っていた方は是非エントリーしてほしいです! 詳しくは公式サイトで

今後もヴァスタークロウズ公式大会が盛り上がることを心から祈っております。最後までありがとうございました。


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