1,000 m上がれば景色も変わる、北八ヶ岳ロープウェイで坪庭へ
蓼科の旅日記を始める前に、フライングで北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅のトイレで見た掲示板について書きましたが……
別の宿に泊まっていた他の家族と北八ヶ岳ロープウェイの駐車場で待ち合わせした。
そして、100人乗りの大型搬器(と呼ぶそうです)に乗って、標高1,771 mの山麓駅から2,237 mの山頂駅まで一気に上がります。
下図は八ヶ岳の峰名をイラストで示した宿のランチョンマットですが、一般には硫黄岳と根石岳の間にある夏沢峠より右が南八ヶ岳、左が北八ヶ岳と呼ばれています。
(最も北に位置する蓼科山は、八ヶ岳連峰には入れず、独立峰扱い)
ロープウェイはこのイラスト端の中山からさらに左に位置する縞枯山、雨池山の中腹に上っていきます。
この中腹にやや平な場所があり、ここが終点で『坪庭』と呼ばれ、ひと回り1時間くらいの散策コースがあります。
『散策』といってもできればハイキングシューズ、少なくともスニーカーが望ましいけれど、ロープウェイがあるので気軽にサンダル履きぐらいで来る人もいます。
山頂駅から広がる『坪庭』には、春から夏にかけては高山植物が花をつけています。
『縞枯山』で見られる、帯状に樹木が集団枯死する現象は、斜面を一定方向に吹き抜ける風に起因し、風を受ける最前線の木が枯れるのだそうです。
さて、下界(といっても標高1,250 mですが)に降りて蓼科湖畔を散策しました。紅葉真っ盛りです。
湖畔の『石臼挽き手打ちそば処やまなみ』に入りました。
ここも新蕎麦が出ているので人気があり、20分ぐらい待ちました。
このお店は希少価値の『八ヶ岳山麓産そば』ではないからでしょう、前日の『そばきり吉成』のざるそばのお値段で天ざるをいただくことができました。
このお店『やまなみ』の軒下につるし柿がぶら下がっていて、なかなか風情がありましたね。