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本棚紹介;会話の呼吸が漫才調の note 創作

『落語が好き』と書きましたが、もちろん、漫才/コントも大好きです。M-1などに出場する現代調にも好きなコンビがいますが(例えば、『サンドウィッチマン』や、解散してしまったけれど『和牛』など)、かつての『夢路いとし・喜味こいし』の会話芸は素晴らしかった!

ヒミツの図書館の創作本棚に、登場人物の会話が ── その呼吸リズムが ── 漫才調の作品があります。

カミュさんのシリーズです:

ストーリーはもちろん素晴らしく、オチもこの著者ならではの『いい話』なんです。
その上で、前半の会話文の呼吸が漫才調でたまらない(個人の感想です)。『お笑い』の世界が好きな人なんでしょうね。

もちろん、漫才呼吸会話が入らない創作も素敵です。
ストーリーの巧みさが現れているのがこの寓話(と呼んでいいかと):

こちら↓もいいお話です。『現代の寓話』かもしれません:

個人的な嗜好ですが(というか、『ヒミツの図書館』自体がそうですが)、私はあまり恋愛小説が得意ではない(恋愛するのは好きですが ── 関係ないか)。
でも、この『真野さんと吉田くん』シリーズは大好きで、その理由も結局、ふたりの会話呼吸なんですよね:

さて、『夢路いとし・喜味こいし』の名人芸を知らない世代も増えていることでしょう。
このふたりは兄弟で、プロ漫才師としてのデビューは12歳と9 (or 10) 歳というから驚きです。
まずは一番脂の乗っている頃:

しかも、お兄さんが78歳で亡くなるまで舞台に立っていたそうで、もうこれは凄い!
78歳と 75 (or 76) 歳の芸がこちら:

本棚紹介に便乗するようで恐縮ですが、私の創作、特にユウタくんが活躍する『すぐそこにある』シリーズも漫才と同じ、会話だけで成立しているスラップスティック・コメディです。

まだまだ修行が足りませんが……

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