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常套句『大暴れ』に「ゴジラじゃないんだから!」
「また、これだよ! ……ゴジラじゃないんだから!」
野球記事を読んでいた同居人が叫んだ。
レッドソックス・吉田正尚外野手(30)が27日(日本時間28日)、本拠地・カブス戦に「6番・指名打者」でスタメン出場し、メジャー2年目で2度目の1試合4安打を放つなど、5打数4安打の大暴れだった。チームは21安打で今季最多17得点と打線が爆発して大勝。吉田の打率も試合前の2割3分3厘から2割6分9厘となり、一気に3分6厘も上昇した。
「『大暴れ』って何? バット振り回して球場の照明でも叩き割ったのならともかくさあ……」
そういえば、大谷サンも頻繁に暴れ回るようですね。困ったものです……:
「『大暴れ』じゃなくて、『大活躍』でしょう!」
「ま、そうなんだけど……インパクト強めに書きたいのだろうね……」
「ホントの意味で球場で『大暴れ』したらどうすんのよ! 何て書くのよ!」
なるほど……
大谷、危険球に激怒して『大暴れ』!
なんて見出しを目にした時、危険球後に特大ホームラン打ってピッチャーを(比喩的に)叩きのめしたのか、バットを振りかざしてマウンドに突進し、ピッチャーを(文字通り)叩きのめしたのか、どちらかわかりませんね。
いや、ほとんどの読者は、
『大暴れ』⇒『大活躍』
と自動的に変換してしまうでしょうね。
では、野球選手が居酒屋で酔っぱらって『大暴れ』したら……さすがの自動変換装置も機能しないだろうな。
キャッチャーを**投手の『女房役』と呼ぶなんてのも、かつてはよく使われましたが、ジェンダーがらみ用語としてイエローカード殿堂入りしたのか、記事中で見かける頻度が激減したような気がします。
ポリコレ用語?の『パートナー』を捕手に使った例を見た記憶があるのですが、これはこれで妙な気配が漂っているような……(まるで、私生活でも……)。