最も重い『新元素発見!』論文を発見!
下記の記事が、拙作としては珍しく『ビュー』数が伸びており、わずか3日間で、アカウント開始以来1年間の個人記事中、いきなりトップになってしまいました:
それにしては『スキ』数は少なく、もともとnoteで政治的記事は敬遠される傾向を反映しているのでしょう(実際は政治的記事でもないんだけれど…)。
なのに『ビュー』が伸びているのは謎ですが、個人的な期待としては、
…苦虫を噛み潰しながら記事を読んだ方々がいる…
ですが ── どうなのでしょうか?
それはともかく、記事中に引用した、イリノイ大学材料研究所で30年前に配られた『新元素発見!』の印刷物ですが、PCの中からスキャンファイルを発見しました!
これがなかなかよくできていて、本格的Letter論文の体裁で書いてあります。テンプレートにしている雑誌は、Physical Reveiw Letterか、あるいは(論文誌ではないけれど)NatureのLetter記事でしょうか。
『よくできている』というのは、この元素が『科学界を困惑させている(baffle)』という『物性』に関する記述が、細部にまで渡る『強烈な皮肉』になっており、これは全文を訳すべきだ、と使命感に燃えましたね。
誰が書いたのかがわからないので著作権は不明ですが……。
近日中に訳して『新・再勉生活!』マガジン中で発表するつもりですが、ここでは、元素名のみ訂正しておきます。
3日前の記事では、ジジイの記憶を頼りに、
Bureaucratium
と書いたのですが、正しくは、
Administratium
でした。
bureaucracy = 官僚主義
administration = 管理・行政
本質はたいして変わらないので、まずは元記事を訂正せずにおきます。原子量の絶対値や多くの種類がある『中性子』の記述や個数の差異もマイナーなので、そのままとします。
最後に、この元素の電子顕微鏡写真を添付しておきます:
この電子顕微鏡写真の意味(丸と丸とつなぐ線って何?)を想像されたし。
元記事に対するぺれぴちさんのコメント通りかと。