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『馬』の次は、やはり『鹿』

蓼科の蕎麦屋で馬のモツ煮を注文したら、これがなかなか豊かな味わいで……

その翌日のこと。某レストランにて:

どちらも魅力的であーる!

「昨日の『馬』モツに続いては『鹿』肉が良さそうだ」
「アンタにはピッタリかも……」
チキン系を既に注文した同行者が呟く。

『じっくり煮込んだ鹿肉カレー』と『鹿肉のメンチカツバーガー』、どちらにも魅かれます。
同じくらい魅かれた場合は、低価格を選択するに限る ── 鹿肉バーガーにしました。

馬肉も好きですが、鹿といえば、これまで1番美味であった肉のひとつが10年以上前のふるさと納税で(たぶん)大分県の中津からいただいた鹿レバー(生肉)です。耶馬渓のあたりで獲れた鹿だったように記憶していますが、この生レバーが素晴らしかった。
けれど、それから3カ月ほどしたら、TVで、
「野生の鹿レバーにはE型肝炎ウィルスがいる可能性があり、絶対に生食はいけない」
と警告していた。
当時既に90近かった父は衝撃を受け、私と共に生食したことを深く悔んでいたが、
(まあ、自分で判断したんだからしょうがないじゃない。もう80年以上生きたんだからいいじゃないの)
── と内心思っていた。
父はその後92歳まで生き、私の肝臓も今のところ問題ない。
その翌年、この地のふるさと納税メニューから『鹿レバー』は消えていましたね。

鹿肉メンチカツバーガー;美味しそうだけれど……

さて、鹿肉バーガーである。結論から言えば美味しかった。でも、牛肉とどこがどれくらい違うのか、と問われたら返答は難しい。ミンチであり、しかもカツ、と二重に加工されて一層わからなくなっている。
けれど、
【イワシの頭も信心から】
ありがたや、ありがたや……。

ちなみに、トレイの下に『STOP! 飲酒運転』とのチラシがありますが、私は生ビールをいただく前も後も運転しておりません。
(それどころか、前日の名古屋ー蓼科間3時間余りもまったくハンドルを握っていない ── 自分で運転したかのように書いたけど)

同行者が注文した「信州福味鶏のペイザンヌサラダランチ」
鹿肉バーガーよりも安く、「馬鹿」路線よりこちらだったか?

さて、『鹿肉カレー』の方はどうだったんだろうか? あちらの方が美味しかったかもしれない……。
それが頭にあったためでしょうね、蓼科ステイ最終日に立ち寄った『たてしな自由農園』で同行者が新鮮な野菜を買っている間、私の注意を惹いたのはこれ:

お腹は出ているが、身ごもっているわけじゃないぞ……

この手のご当地レトルトカレーって、けっこうな値段しますが、例のレストランのメニュー価格、それに『自由農園』に並ぶ野菜の価格(地元のものでも結構高い!)と比べたら、むしろお値打ちかも(500円前後)、と手に取りました。

さて、帰宅後数日……昨日のランチにこれを選びました:

「サトウのごはん」の上に『ふとんを質に入れても食え』を載せて…

鹿肉はけっこう量が入っており、シメジやニンジンもしっかり入っていて、なかなか豊かな味でした。鹿肉はスネ肉をしっかり煮込んだような触感でした。

うーん、信州は『馬』も『鹿』もうまい!

信州遠山とは、長野県の中で最南端、天竜川沿いの秘境です。パックに『天然自然の鹿肉』と印刷されているのは、野生のジビエという意味なのでしょう。
パックに入っていたパンフレットがなかなか面白かったのですが、そのネタはもう1種類買ったレトルトカレーを食べた時にでも、また。

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