八ヶ岳上空に上弦の月
蓼科で少々遅い昼食に地元産の新蕎麦をいただいた後、酒とつまみを調達し、宿に向かいました。
翌日の夜は他の家族メンバーと合流して宿のレストランで食事を取ることになっており、前夜は現地スーパーで食糧調達して部屋食&吞みとしました。
『食』の方は、いくつか買いましたが、『らしい』モノということでは、『信州サーモン』の刺身です。
これは、長野県水産試験場が開発した、「ニジマス」のメスと「ブラウントラウト」のオスを交配した一代限りの雑種養殖魚です。適度に脂がのっており、イケます!
名古屋の寿司屋でもたまにみかけますね。
『酒』の方では、自宅から赤白ワインも持って来ましたが、地ビールもいくつか買いました。
中でもこれ:
以前、江戸相撲史上最強の力士・雷電爲右エ門が信州生まれであることを書きましたが、さすが当地の誇り、地ビールにまでなっていた!
このビール、アルコール濃度が高いペールエール、即ちIPAでたいへん美味しくいただきましたが、ではなぜ『閂』と名付けられているか?
これは、雷電通の人ならご存じでしょう。
閂とは、相手が両差しにきたときに、その両腕を自身の両腕で外側から抱え込むように捕らえて締め付ける相撲技です。
怪力・雷電の閂によって八角政右エ門の腕がへし折られたという逸話が残っています。
このため、雷電に限り、そのあまりの強さゆえ、「鉄砲(突っ張り)」「張り手」「閂」「鯖折り」の四技を禁じ手にされたとも伝わっています。
さて、時間が前後しますが、宿に着いて温泉に入ったのは16時過ぎぐらいだったでしょうか。
露天風呂から、夕陽に映える八ヶ岳連峰と、そのはるか上空に上弦の月が見えました。
(風呂にカメラは持ち込めませんが、入浴前にベランダから撮りました)
そして、ゆったりと湯に漬かり、風呂から上がる頃には……
上弦の月といえば、思い出すのはこの曲:
高校時代、よく弾きました……