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師について【中編】




二人は話し合った。
「道々お話しくださる間、
 私たちに聖書を説き明かしてくださる間、
 私たちの心は内で燃えていたではないか。」
 ――――ルカによる福音書24章32節(新改訳2017)


▼▼▼2人の師から何を学んだか▼▼▼


僕は2人の師匠に出会った。
師との出会いについて【前編】に書いた。
そしてその「師」というのは、
20代前半のころに考えていたものとは違い、
そしてはるかに素晴らしかった、と書いた。

それはいったいどういうことなのかを、
ここからは言語化したい。

そして今の世の中で、
制度的な師弟関係であろうが、
(むしろこちらのほうが多いと思うが)
制度の外にある師弟関係であろうが、
市井の人間にとって「師」とは何なのか、
それを考える契機とできればと考えている。

うまく言葉にできるか分からないけれど。


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