な 「なめたけ」
なめたけって「食べ物」というよりも調味料だと思う。「なめたけスパゲティ」にしてもいいし、鶏ももの一枚肉をカリッと焼いたものに塩こしょうをふり大根おろしとなめたけをかけ、大葉を載せれば立派な「名もなき美味しい料理」のできあがりだ(今考えた)。
僕は料理好きで20代のときは料理教室に通っていたほどなのだけど、30代のときに友人のげんちゃんと良く一緒に料理をした。料理好きの人と仲良くなる利点は互いの技術を盗み取れることで、「これってどうやったの?」みたいな感じで教えてもらえる。げんちゃんはかつてアルバイトで飲食店の厨房にいたのでいろんな「業」を知っていてけっこう盗ませてもらった。
練馬区に一人暮らししていたあるとき、同じ練馬区のげんちゃんの1Kでご飯をいただいたとき、めちゃくちゃ美味い炊き込みご飯が出てきた。「何これ美味くない?」みたいな話になり、レシピを聞くとあまりにも簡単で驚いた。米二合をといで水を入れる→シーチキン一缶、なめたけ一瓶を入れる→焚く→できあがり。これが完璧なバランスの味なのだ。マジで。そういえば何年も作ってなかったけど、試してもらって構わない。味は俺とげんちゃんとなめたけが保障する。なめたけは優秀だ。
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