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オンラインとオフラインの「値付け」の考え方
ツイッターを見ていたらタイムラインに流れてきた投稿。
千鳥が単独新ネタライブしますー!
— 千鳥ノブ (@NOBCHIDORI) October 28, 2021
楽しみです!よろしければ! pic.twitter.com/GeTyG606QP
千鳥さんが単独ライブをやるらしい。
超売れっ子なのに新ネタの単独か…凄いな。
そういえば2〜3年前、フットボールアワー・後藤さんと打ち合わせするため、吉本の常設劇場の 1つ『ルミネtheよしもと』に足を運んだことがあった。
裏の楽屋のモニターにフットボールアワーの舞台の様子が映し出されていたが…
「後藤さん、MCとかでクソ忙しいのに舞台を疎かにしないんだな〜。すげー!」
と思った。
吉本芸人さんが「舞台」をどう考えているか、個々の考え方もあるので詳細は不明だが。
やっぱ「お笑い芸人たるもの、板の上で漫才・コントをやってなんぼ!」…みたいなプライドってあるんだろうな。
今回の千鳥さんの新ネタライブも、そんなプライドを感じるような舞台…。
で! だ。
個人的に気になったのは「オンライン配信」の位置付けだ。
今回は1時間の公演で劇場が4000円。
そして! 【オンライン配信】が半額の2000円となっている。
今の時代、もはや【オンライン配信】は避けて通れない「収益源」の柱となっているが、その値付けが生の半額。
そっか…。
それが普通だよね。
いやね…。
「こんな世界」になる以前から、俺は劇場の【オンライン配信】を訴えていた人なわけでして。
まぁ、厳密に言えば
VRによる臨場感たっぷりのライブ中継
なので、今のようなYouTubeやZoomなどで配信する「2D」じゃなく、Oculusなどを使った「3D」だから…俺の理想とは違うんだけど。
それでも、大手が「オンライン解禁」に踏み切ってくれたことは嬉しい限り。
そんなオンライン配信に関して。
数年前、とあるメジャーな芸人さんに「ライブ配信とかやらないんですか?」と聞いたら
「うーん、やるつもりないけど、やるんだったら劇場のチケットより高くしないとね」
と言われたことがあった。
えっ? 何で生で見るより配信を高くするの??
その人曰く…
「だって、配信の方を安くしたら、本来は劇場に来てくれるお客さんが配信に流れちゃうじゃない」
…違う、違う!!
根本的に考え方が間違っている。
あなたのファンだけど北海道とか沖縄に住んでいて、なかなか気軽にお笑いライブへ行けない人が配信で見られるやん!
その人数は、あなたが「劇場より配信を選ぶ」って言ってる人数の数十倍以上あるはずだぞ?
例えるなら…
オフライン(劇場)のみ
2000円×100人=20万円
という売り上げだったのが…。
各都道府県にそれぞれ
「チケット代の2000円は出せるけど、東京まで往復する交通費と時間が無い」
と言っている人が10人ぐらいずついると仮定すると…
オフライン(劇場)
2000円×50人=10万円
オンライン(配信)
1000円×470人=47万円
「配信の方が安いから」と半分の人がオフラインからオンラインへと買い替えても、ダブルスコア以上で売り上げが違ってくると思われる。
つまりはそういうことなのよ。
奇しくも「時代の流れ」が、芸人さんたちに重たい腰を上げさせることとなり、着々とオンライン化が進んではいるが…。
俺の最終目標は「VRのヘッドマウントディスプレイを使った臨場感たっぷりのエンタメ」なので。
誰が一番最初に「そこ」に手をつけるか?
【お笑い界の宇多田ヒカル】になるのは誰なんだろう?