深夜の完食図鑑・117食目 「つけナポリタン」
静岡県富士市の「吉原商店街」を中心に【B級グルメ】として展開しているのが「つけナポリタン」というメニュー。
実は、このメニューの誕生に自分もほんのちょっとだけ関わりを持っている。
というのも、このメニューは昔、テレビ東京系で放送されていた『TVチャンピオン』の後継番組…『チャンピオンズ』という番組から生まれたメニューなのだ。
自分…『テレチャン』のネタ出し作家として参加していた過去があってですねぇ。。
なので「超うすーーーく」ではあるが関わりがあったため、この時のことを覚えている。
富士市の寂れた商店街の町興しとなる看板メニューを考えるということで、2つのメニューが対決。
(もう片方はなんだったか忘れた)
そして最終的に勝利したのが「つけナポリタン」だった。
以来、15年にわたり地元で愛されている模様…。
先週末、2度目の関西ツアーに出かけたのだが、静岡県を走行中の車の中で「まぁ、そんなことがあった…」という話を同行者にしたところ
となり、現地へ立ち寄ることになったわけだ(笑)。
自分も初めて食べる「つけナポリタン」。
聖地というか、誕生のキッカケとなったお店に到着。
専門店ではなく喫茶店だった。
店の前には謎のキャラクター人形が飾ってあったりする。
入店しメニューを見たら…ちょっと高い(笑)。
特注麺を使ったり、色々と材料費がかかっているっぽいが、、若干の観光地価格。
地元の人が常連となって食べに来ている感じはあるのだろうか?
普段使いするメニューとしては、このご時世ちょっと値が張るぞ…というのが第一印象。
ちなみに、自分たちが入った時は他に家族連れが1組だけだったが。
大量に「つけナポリタン」を注文されるとかなりの時間がかかる代物らしい。
そして待つことしばらく…。
待望の商品が到着!
これがそうなのか…。
なにやら「食べ方の極意」も一緒についてきた。
味変しながら食べるスタイルは、愛知県名物の「ひつまぶし」みたいなものかね?
麺が思ったより太く、値段の割には量が少ない気もしなくはない。
まぁ、コスパ云々よりまずは味だ!
いただきます!
……
ナポリタンというよりは「トマトつけ麺」と言った方がしっくりくるのかもしれないが(笑)。
つけ汁につけなくとも食べられるぐらい、しっかりとしたボディを持つ麺と、具沢山のつけ汁。
悪くない。
チャーシュー代わりの肉が分厚くて食べ応え抜群!
あっという間に麺が消えていった。
残ったスープは割って飲めるみたいなので、スープ割りもいただいて…
そして食べ終わった。
ごちそうさまでした。
食べて感じたのは…。
他の地域の「町おこしグルメ」って、昔から地元で食べられてきた名物だったりするのも多いが、つけナポリタンに関しては完全に企画して生まれた商品。
なので、観光客相手のB級グルメとは言え、やっぱり値段設定が…地元の人が頻繁に食べに来る価格じゃないと思った。
もっとたくさん食べたいと思ったら2000円近くの予算が必要だし。
絶対に中高生が食べに来るものじゃないな。
にしてもご当地グルメって、地元の人にも食べられ・愛されないと【文化】としてはなかなか育たないよねぇ。。
栃木県・宇都宮だと「餃子」があるが、あれは家庭でも食べられるし、なおかつお店の味も気軽に楽しめる。
そんな感じで「家庭でも愛される」ことがこのつけナポリタンを普及させることになるんじゃないかな〜と思った。
味がいいだけに、何かもったいないなかったな。
ちなみに!
同行者の社長さんは、つけナポリタンを
だと思っていたらしい。
…本当の意味で「つけナポリタン」だわね。。