『めちゃ2イケてるッ!』が復活??
こんな記事を目にしました。
あの伝説的バラエティ『めちゃ2イケてるッ!』…のような番組の企画が動いているということです。
通称『めちゃイケ』は、ナインティナインさんはじめ数々の若手芸人をスターダムに押し上げた番組…。
また、「岡村オファーシリーズ」や、『呼び出し先生タナカ』に継承されている「めちゃ女学院」「抜き打ちテスト」といった人気企画…。
そして、今となってはコンプライアンス上で放送不可能な「しりとり侍」「数取団」「ストンプ」といった罰ゲーム込みのゲーム企画。
さらには令和の現在、予算の面で実現不可能な「濱口ドッキリ企画」「シンクロナイズドテイスティング」「オカッチミヤッチ」などなどなど。
平成バラエティの黄金期を彩った番組の1つです。
視聴者としては嬉しい反面、なんか…多分、昔みたいに上手くはいかない予感がしています。
当てはまる言葉が難しいのですが…、『めちゃイケ』が始まった頃というのはナイナイさんも「これから(番組と一緒に)売れるぞ!」という時期で。
番組の人気とタレントの人気が比例して上昇していたように思います。
対して、現在のナイナイさんは「中堅どころ〜大御所クラス」のポジションで。
かつ、年齢的な問題で「シャカリキ頑張ります!」みたいな企画が出来ず。
現に、岡村さんが足を怪我したりなど満身創痍なところも見え隠れしていますし。
先日、『週刊ナイナイミュージック』で、『めちゃイケ』で人気企画の1つだった「やべっち寿司」が復活し話題になりました。
『めちゃイケ』の復活ニュースから見ると、これは観測気球だったように思えてなりません。
「令和の今、平成の頃に人気だった企画がどう見られているのか?」…という。
にしても、フジテレビは温故知新とばかりに、過去に人気だった番組や企画をリバイバルすることが多いですね…。
バラエティからドラマまで…とにかく手当たり次第、過去にヒットしたものを復活させている印象があります。
番組というわけではありませんが、【おニャン子クラブ】の系譜で秋元康さんのプロデュースするアイドルもフジテレビの十八番なわけで…。
先日、秋元さんがプロデュースする新アイドルグループ【Rain Tree】が来年1月にデビューすることが発表されました。
が!!
乃木坂46の公式ライバル【僕が見たかった青空】が思ったより結果を出せていない中、新しいアイドルグループ(Rain Tree)をプロデュースすることに批判的な意見も一部見られています。
ビジネスだったら「とにかく打席に立って、ヒットが出るまでバットを振り続ける!」というのが常識ですが、ことさらアイドルに関しては…「使い捨て」と言われても仕方ないですよね。
アイドル本人たちも結果を出せないジレンマみたいなのはあるとは思いますが、そもそもアイドルグループは提供される楽曲勝負みたいな様相も呈していますし…。
とにかく、今の作り手側には、ゼロから作り上げてヒットする(=バズる)というのが「運」の要素を含むなら過去にヒットしたものをリバイバルすれば「運」の要素・確率を上げられるんじゃないか…という考えがあるようです。
でも、コンプライアンス1つ取っても、平成では常識だったことが令和ではまるで通用しなくなっています。
なので、バラエティ(笑い)の”質”みたいなものもだいぶ変わっていると感じるんですよ。
なので、「めちゃイケのようなもの」のフォーマットが令和の若者に合っているのかが甚だ疑問なわけです。
ましてや、ナイナイさんは50代のオジサンですからね…。
笑いの構造は普遍的なのかもしれませんが、50代のプレイヤーの笑いが20代の視聴者に通用するのか…が未知数なわけです。
しかも、岡村さんは4年前にラジオでの「嬢」発言で大炎上していますし…。
昭和〜平成のコンプライアンスのメンタルで、令和を生きる若者に笑いを届けられるのか?
もしくは! 逆に40〜50代にターゲットを絞った”笑い”の番組なのか?
様々な疑問が残りますが、とりあえず「めちゃイケのような番組」がどんな形に着地するのか…放送を楽しみに待つことにします。
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