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『バナナマンの早起きせっかくグルメ!!』を見て…

 睡眠時間がバラバラな昨今。
 ふと『バナナマンの早起きせっかくグルメ!!』を目にした。

 その中で、設楽統さんの思い出の店(味)を探すという企画をやっていた。
 謂わば『ファミリーヒストリー』のグルメ版だ。

 当時、千歳烏山に住んでいた設楽さんだが、そこで食べた料理をもう一度食べたいという。
 スタッフが地道に聞き込みを続けた結果、お店の名前が『麺喰亭』というところまで探り当てた。
 しかしながら、だいぶ前に店主が店を畳んで出身地である熊本に帰ってしまったらしく、そこからの足取りはつかめず…。
 視聴者に向け「何か情報をお持ちの方がいたらご連絡下さい」というメッセージを出して終了することに。
 【テレビの力】で見つかるかしら??


 それを見て、俺も上京当時にお世話になったラーメン店を探したいと思った。
 場所は西武新宿線の【花小金井】…から自転車で北へ20分程度進んだ場所にあるお店だった。

 現代の叡智である『Googleマップ』で調べてみたものの、ストリートビューで何度見ても発見できず…。

周辺地図

 俺の記憶違いが無ければ、多分ここら辺なんだよな…。
 【花小金井】の駅から小金井街道を北上し『マクドナルド』のちょっと先…。
 今は『魁力屋』になっている場所が、確かそこは『リンガーハット』だったような記憶があるので、そことの中間地点ぐらいにあったラーメン屋だった。
 (ちょうどバス停のマークのあたり)

 味の系統が何系かは覚えていないが、なんとなく印象に残っているのは…

*背脂がたくさん浮いていた
 (なので新潟の背脂チャッチャ系じゃないかと推察)
*ワカメがたくさん入っていた
*醤油系? スープは濁っていなかったはず…
*カウンターのみ、「L字型」で10席未満
*カラーボックスに漫画が置いてあった

 ぐらいかな…。

 なぜそんなバスや自転車でないと行きにくい場所に通っていたかと言うと、自転車で色々付近を開拓していた時に偶然に発見。

「水曜日は200円引き」

 という激安ラーメンに惹かれたわけで(苦笑)。

 当時は、本当に本当に…メチャクチャにお金が無かった学生時代。
 毎日、1食が100〜300円とかレベルで、スーパーの安い菓子パンばっか食っていた。
 自炊も、安いパスタを大量に茹でて、そこにバジル&粉チーズをふりかけて食べていたりとか。

 そんな時に1食250円で食べられる外食のラーメンは超魅力的だったのだ。
 しかも美味しかったし。
 なので、毎週水曜日は自転車を漕いでそのラーメン屋へ行くのが習慣となっていた。
 途中から「200円引き」ではなく「餃子付き」みたいなサービス変更があったような記憶もあるけど。

 ワンオペで回していた店主はワリと寡黙な人だったイメージがあるのだが、社会人(放送作家見習い)になってから久々に行ったら「久しぶりだね」みたいに明るく話しかけられた記憶もあるので、案外おしゃべり好きな人だったのかも。

 結局、作家業が忙しすぎて水曜日に自転車に乗って飯を食いに行く…ということができなくて、そのうちに自分も【花小金井】から引っ越して…と。
 そしたら、いつの間にかお店も無くなっていたっぽい。

 当時はもちろんスマホはおろかガラケーなんて無い時代。
 写真はフィルムカメラ一択!
 さすがに、飯の写真を現像代やプリント代をかけて撮影する余力も無かった。

 手帳も…アルバイトのスケジュールを書いていたウィークリー手帳を持っていた記憶があるが、飯のデータを書き込んだ覚えは一切ない。
 当時はグルメ情報なんてストックする考えが無かったもんな〜。
 なので、物的証拠などの手がかりはゼロ。

 果たして、こんな情報のピースだけで見つかるものなかのかね?
 あー、、青春のラーメンの味、もう一度食べたいな…。




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