”モリモリ”のサービスを失った『日高屋』の価値
財布を整理していたら、使いそびれていたヤツが出てきた。
『日高屋』の「モリモリサービス券」だ。
上の部分に付いている広告をハサミで切り離し財布の中に入れていたが、有効期限切れになっていた。
そして、二度と配布されない存在になってしまっていた。
このご時世…。
ウイルス騒動による営業時間の短縮に加え、原材料・人件費・燃料費の高騰など悪条件が幾重にも続き、原価の値上げ分を企業努力だけでは吸収しきれなくなってきたようで。
『日高屋』は商品の値段を上げずに「サービス」を削ることを選択した模様。
ちなみに、俺がコレを使うのは寒い期間のみ。
そう!
「チゲ味噌ラーメン」を食べるためだけに使う感じだ。
いつも麺を大盛りにして注文していたのだが…。
今年度末からは「普通盛り」か…なんか寂しいな。
てか、満腹になるんかな?
大盛り分を自腹にして80円プラスすると…720円?
そりゃ700円も出せばお腹いっぱいにならないとおかしいもんな…。
640円であの味・あの量だったから価値があったわけで。
「今から何を食べようかな?」と思った時のメニューの選択肢には入るが、大盛りにはならないってことで選ぶ頻度は減るかも。
ただ今回、『日高屋』は
と発表しているので、何らかの形で復活するかもしれない。
もしかしたら、他の企業みたいに「アプリ」になって帰ってくるかも!
ってか、逆に!
今どきの全国的なファストフードチェーン店で独自アプリを作ってないのっておかしくね?
ず〜〜っと紙!
「資源の無駄遣い」をしてきたわけだよね。
これはおそらく客層の問題だろうな…。
『日高屋』の勝手なイメージとして…若者ももちろんいるけど、ガテン系や高齢者などの「現金Only派」「キャッシュレス否定派」が多い気がする。
だからこれまでアプリを作らなかったのかな?
ところが、会社側の発表で「財布の中にサービス券などを入れて持ち歩きたくない」として利用率が減っている…的なことも言っていた。
ってことは、SuicaやPayPayの利用率が増えたんだろうな…多分。
でも、券を持ち歩くのが面倒ってだけで80円の超お得なサービスを使わないのかね?
200円の利用ごとに1ポイント貯まるサービスなんかより80倍もお得じゃん!
一方で、タッチパネル式端末の導入をするにあたり、注文時に渡さなければいけない紙のチケットは「結局、店員を稼働させることになってるじゃん!」という負債になっていたらしい…という情報も。
人件費を減らすためにタッチパネルにしたのに、結局店員を呼ばないといけないのは経営側の設計ミスだよな(苦笑)。
そこは、すかいらーく系のタッチパネル同様にクーポン番号を打ち込む方式にすればいいと思う。
とりあえずは…。
消費者としては、次の「チゲ味噌ラーメン」の発売までにその辺のサービスが充実してくれていることを願うのみだ。