『プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜』
秋になると旅番組でやたらと(栃木県の)「日光」を見かけるようになる。
山全体の紅葉が美しく、何より【視聴率】が取れるとされているからだ。
春は千葉県の「房総半島」、秋は「日光」…旅番組のロケ先のテッパンでありルーティーンでもある。
で…。
この秋から「とあるアニメ」が始まったのだが…。
『プラオレ!』というアイスホッケーをテーマにした作品。
ここに登場する主人公たちが住んでいるのが栃木県日光市で、アイスホッケーのチームのモデルになっている(と思われる)のが【栃木日光アイスバックス】である。
へぇ…。
アイスバックスがモデルにねぇ。。
「氷上の格闘技」とされるアイスホッケー。
日本では野球・サッカーのような人気を獲得してはいないが、アメリカでは【北米4大プロスポーツリーグ】に数えられるほど熱狂的なファンがいる。
そして…「プロスポーツ不毛の地」だった栃木県において、【アイスバックス】は貴重なスポーツのプロチームなのだ。
今でこそ、”日本人初のNBAプレイヤー”となった田臥選手が加入したバスケの【リンク栃木ブレックス】や、元・読売ジャイアンツの村田選手が現役を全うした野球の独立リーグに所属する【栃木ゴールデンブレーブス】。
他にも、自転車ロードレースの【宇都宮ブリッツェン】などといったプロスポーツチームが栃木県にもいくつか存在しているが、俺が子供の頃はそういったチームが全然目立っておらず。
プロスポーツと言えば、野球で巨人が地方巡業するのを見に行ったぐらいだったかな…?
地域に根ざしたプロスポーツ団体が目立ってなかったので、野球ならテレビ中継が多い巨人のファンがたくさんいたって印象がある。
(うちの家族も巨人ファンだし)
で、【アイスバックス】の歴史を見てみると、チームとしてはかなり古くから存在してたようだが、いかんせん日本ではアイスホッケーがアメリカのNHLほど盛り上がっていないので…。
”マイナースポーツ”扱いされているのが実情だよね。
ゆえに、なかなか盛り上がりに欠けていたが。
このアニメを機に、アイスホッケーが…そして【アイスバックス】が盛り上がってくれるといいな。
ちなみに!
【アイスバックス】のある日光は栃木県の中でも「異次元の寒さ」を誇る地域で…。
学生時代、朝の食事中に親がつけていたラジオ(栃木放送)を聴いていると、天気予報で
「今日の宇都宮市の最低気温はマイナス2度、日光市の最低気温はマイナス20度…」
と流れてきて「えっ!? マイナス20度!?」と驚いたものだ。
なので…
寒すぎて池や田んぼで氷が張りやすい
↓
凍った池でスケートが出来る
↓
子供たちの遊び場になる
↓
アイスホッケーに興味を持つ
ということから、日光市でアイスホッケーが盛んになったものかと。
宇都宮市にもスケートリンクはあったけど場所が遠かったし、やる人は限られていたもんな〜。
子供の頃、日光に近い「鹿沼」というところに遊びに行った際に、天然のスケートリンクである凍った池で椅子を補助器具にしながらスケートをやったのをなんとなく覚えている。
そういう地域だからアイスホッケーをやる人がいたんだろうね。
今のところ、『らき☆すた』や『ラブライブ!』のような聖地巡礼現象は目立っていないようだが…。
『プラオレ!』がちょっとは話題になって…何を基準にしているか分からない「都道府県魅力度ランキング」で少しでも上位になる判断材料になって欲しいものである。
俺のnoteの魅力度も上がって!!(笑)