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「ARグラス」はなぜ普及しないか? 【メタバース】

 『メタバース』が話題になっているので、途中まで書いたものの半年間「放置プレイ」していたこちらの記事を掘り起こし!(笑)


 360度カメラで撮影した写真や動画を、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を通じて見る体験を【バーチャル・リアリティ(VR)】とするならば…。
 現実世界を「拡張」するのが【オーグメント・リアリティ(AR)】という分野だ。

 分かりやすい例で言えば…スマホアプリの『ポケモンGo!』で、背面カメラを通じて取り込んだ現実世界に、アニメのポケモンを合成して出現させる技術…あれがARである。

 あとは…Nintendo Switchで出た『マリオカート ライブホームサーキット』もARの技術を駆使しているよね。

 ゲームの世界ではわりとAR化されていたりするが。


 で! そのARを体験できる一番有名なデバイスARグラスとしては、Microsoftから出ている【HoloLens(ホロレンズ)】だろうか?

 ご覧のように価格がバカみたいな値段なので、マニア以外は手に入れようとしないはずなので、知っている人も少ないはず(苦笑)。

 自分は、メディアアーティストの落合陽一さんが持っているのを見せてもらったことがある。
 スタッフルームで打ち合わせの待ち時間に、特定のリアクションをすると動物が出たりするデモンストレーションをスタッフに体験させていた。


 世の中、『メタバース』がどーのこーので騒がれているが、VRですら普及していない中でARはさらに普及しないんだろうな…。

 で、なんで普及しないか?
 俺が勝手に思うに…

1. ARデバイスの値段が高い!
2. 『Oculus』ばりの安価なハードが無い
3. 無くても生きていける

 特に3番は性質タチが悪い。
 本体価格が15万とかするスマートフォンは無いと困るから買うけど、別に数十万円するARグラスなんて無くてもいいわけだし。
 同じ理由でVRも普及しにくいが…。


 たださ、開発者側も自分たちでハードルを高くしているように思えるんだけど。
 別にユーザーはARグラスに小型のパソコン並の機能を求めちゃいないわけで…。
 みんな『名探偵コナン』ばりの多機能(AR)メガネを求めちゃっているでしょ?
 あんなの、いつまで経っても完成しないって…。

 それより『ドラゴンボール』に出てくるスカウターぐらいでいいのよ。

 メガネ型のデバイスで、起動すると相手の顔を認識し、そのデータをブルートゥースか何かで連動させてスマホに送信。
 で、「名前」を教えてくれる…まずはソレだけでいい!
 別にパソコンのモニター画面を空中に出してくれなんて望まない。
 マスクを取った顔の画像データを出してくれる…ぐらいがMAX機能で十分。

 齢を取れば取るほど「この人の名前、何だっけ?」がいたるところで頻発して事故を起こしそうになるわけだから。
 それをカバーしてくれそうな…「必要な機能」を付けてくれさえすれば、それでいい!


 あ、そうそう。
 ARのサービスで個人的に「惜しかったな」と思うのが『セカイカメラ』かな。

 「エアタグ」と言う”書き込み”を現実の空間に出来るもので。
 前の人が書き込んだ位置でアプリを起動すると、その書き込みを読めるっていう。

 この記事で終了した理由が書いてあるけど…。
 登場する時代が早すぎたのかもね。


 でも、これ…上手くやれば令和の時代で復活出来るんじゃ?
 書き込みはスマホからやって、メガネ型デバイスで空間に文字が見えまくるっていう…。
 お店に視線を向けると、食べログとかがピョコッとポップアップされたり、おすすめの料理の写真が出てくるとか。
 …誰かやらないかな?
 わりといいサービスだと思うぞ??
 俺が20歳の頃だったら自分でやっていたかも。




そろそろ更新しないと…

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