「丁寧な告知」をして欲しい
そんな番組がたまーにある。
いつも思うんだけど、ゲストとか番組内容の告知は丁寧にやって欲しいな…と。
生放送に関しては企画や定番のコーナー以外は臨機応変なところがあると思うけど、少なくとも【ゲストがやってくる収録番組】に関しては1〜2ヶ月前には出演することが決まっていて、1〜2週間前には収録を終えているはず。
それなのに、OA当日も今週のゲスト名を出さないというのは、正直……
やり方が古い
って思う。
テレビには昔から「煽りの文化」というのが露骨にある。
『電波少年』とかの時代が特に凄かったイメージがあるが、例えば「このあと、とんでもない事態に〜!!」とナレーションしてからCMに入る…とかね。
2〜3分のCMの後も見てもらう工夫をしてきたわけだ。
今週のゲストや企画内容などを秘密にするのも、その時代からの名残なんだろう。
「サプライズゲスト」「スペシャルゲスト」で引っ張るっていう手法だったり。
と期待を煽って見させるわけで…。
が!!
個人的には、今の世の中で「この手法」は悪手だと思っている。
一般の人は、秘密にしておけば気になって仕方ないだろう…とは考えない時代になっているんじゃないかな?
だって、映像メディアが地上波のテレビしか無かった時代とは違い【Netflix】とか【Amazonプライム】とか…「もっと気になるライバル番組が無限に転がっている」わけだし。
そんな環境の中で「何をやるかわからない番組」に対して期待を持たないし興味を示さない…。
「番組自体のファン」という人もいるだろうけど、「見るかみないかはゲストによりけり」という番組も多い中。
”それ”を秘密主義にして興味を惹かせるという時代は終わってしまっているんじゃないかな…と。
我らが西野先生も言ってるじゃない。
ということを。
面白いと分かっているものにお金は出すけど、内容の分からない絵本やエンタメの作品にはお金を出し渋る…。
なぜなら「損をしたくない」から。
確実に面白いという保証を求めているわけで。
「面白いから見に来てね!!」とX(旧:ツイッター)で告知する無名のお笑い芸人の舞台がほとんどの場合面白くないが如く…。
一か八かで「当たり」を引く確率というのは、そんなに高くない。
そんなギャンブルみたいなことに【お金】…いや、それ以上に【時間】を使うというのは【無駄】という他にならない気がする。
テレビ番組は無料で見れるものとは言え、「見ても得られるものがなかった」という「時間を使うことへの忌諱感」があるんじゃないかね?
今の若者たちには。
だって、YouTubeとか配信系の動画は「時短」で見る人の割合が多いんだよ?
そんな時代に「内容を秘密にして興味を煽る」というのは時代遅れじゃないのかね??
わざわざツイッターや公式ホームページを開いてまでゲストや企画を調べるのはごくわずかだと思うんだけどなぁ…。
締め切りが早いテレビ誌はともかく、EPG(電子番組表)はわりかし直前まで変更出来るんだから、しっかり「今週の番組の見どころ・魅力」を書き込んで欲しいよ…。
それを見たうえで「チェックしよう!」か「スルーでいいか」を判断したいんだけど。
終わった番組だと「セブンルール」とかが該当したな…。