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AIに「お笑い」は作れない!?
ちょっと放送作家モードな記事を…。
GPT-4がリリースされてしばらく経ちますが、時折【ChatGPT】のニュースが流れてきます。
「教育現場で導入決定!」
「企業が導入!」
【ChatGPT】で書かれた論文をどうやって見抜く!?
などなど。
【ChatGPT】の功罪は様々ですが、今は「創成期」なので…まぁいずれ「使い方」の正解みたいなのが見えてくることだとは思います。
ただし!!
「教育の問題」や「企業で使う文書」といった《おカタい現場》では通用する文章は作れても《おワラいの現場》で通用するような会話は作れないな…とは感じています。
皆さん、もしかしたらどこかで見たことがあるとは思いますが…。
【ChatGPT】に漫才を作らせてみた
的なYouTube動画やテキストって、見たことありませんかね?
ほとんど支離滅裂じゃないですか?
もう滑り笑いにするしかオチが無い…という投稿をいろんなところで見てきました。
ちなみに、自分の場合はアプリをインストールしてリサーチに活用しようとしたんですよ(苦笑)。
で、いざ!!
「あなたは有能な調査員です。@@を教えて」
とお願いしたら…全然目的のデータなんて出してこなかった!!
何度かパターンを変えてやってみましたが、やはり結果は同じでした。
それ以降、使うのを諦めていたんですが…。
最近、とある動画を見て「あ、そうなのね!」と思いました。
そう!
世界の西野先生の動画です。
これによると、【ChatGPT】はゼロからのクリエイトはできない(苦手)のだそうで…。
人が考えた”つなぎ”として利用するのが賢いのだとか。
なるほどねぇ〜。
確かにそうですわ。
ただ【ChatGPT】は、漫才のようなネタをゼロからクリエイトするのは難しいですが、唯一…「大喜利」だけは”三振”か”ホームラン”か…みたいなことができるんですよね。
LINEで人気の『人工知能大喜利』とかがソレで。
ごく稀に「なかなかやるじゃん」という回答をしてきたりします。
ただ、その答えも結局のところ「人間が集めた(打ち込んだ)データ」なので、最終的には人間の面白さを超えることは無いとは思っています。
「こんな状況でこんな答え出す?」
の「意外性」一本槍ですからね…『人工知能大喜利』は。
データベースから「これ面白いんちゃう?」という単語を引っ張ってくるだけです。
なので”三振”か”ホームラン”という言い方になるわけでして…。
つまりは「1から2」を導き出せても「0から1」は作れないのがAIのような感じがしています。
例えば、小島よしおさんのオッパッピーのネタで…
♪近所の子供に悪影響
でもそんなのかんけーねー!
の「近所の子供に悪影響」のフレーズは考えられても、このネタ全体は作れない…。
「そんなの関係ないよね」という”ベースがあるところのネタ出し”は出来るけど、リズムや振り付けは出来ない。
ましてや「海パンでネタをやる!」なんて、AIじゃ到底考えつかないでしょうし。
お笑いというのは「そこを笑いにするか!」という「0から1」を作る作業です。
「人間の感性」の部分に訴えかけるエンターテインメントは、まだ当面はAIが追いつけないジャンルなんじゃないのかな…と思っています。
AIのお笑いセンスが追いついてくるのは、あと何年後になるのでしょう…。
その時まで生きていられるか分かりませんが、無限に自分の好みのネタを生成してくれる【ChatGPT】の登場…楽しみにしています。
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