【電子書籍】 の出版を体験したい方へ
テレビやラジオなどの企画を考えたり台本を書いたりする放送作家が、日常の思いつきや体験などを綴るエッセイ風note。
noteを書いている人なら一度は憧れるであろう「書籍の出版」。
自分が考えて書いた文章が「本」という形になって出版されるというのは、嬉しい体験になること間違いなし。
実は…【著者】という形ではないが【編集者】として紙の書籍の出版に携わったことがある。
インターネット番組での対談を元にした本なのだが、この番組のチーフ作家をやってことから本の編集もやれることになったわけだ。
内容が対談形式だったので、文字起こしから文章の校正まで…すげー時間がかかったのを覚えている(笑)。
ただ、楽しかったし面白かった。
なにより「紙」という形で自分の仕事が後世に残るのは嬉しい。
以降、残念ながら紙の出版に関わる機会は無いのだが、何度か波が押し寄せてきた【電子書籍元年】が”元年でなくなった”ことで、個人でも書籍の出版が自由に出来るようになった。
その火付け役というか元祖のホームページの1つが『Puboo』というサイト。
今は運営会社が変わっちゃったりして当時とはちょっと違った様相を呈しているが、技術的な部分はだいたい一緒かな?
ブログみたいな感じでタイトルと内容を書いて保存していけば、最終的に電子書籍の形式であるEPUBのファイルを生成してくれるっていう。
もちろん、好きな値段をつけられるし販売も可能だ。
今でこそKindle出版がメジャーではあるけど…以下のサイトを見ると
「簡単」とは言っても、アップロードとかファイルを準備したりとかはやっぱり面倒くさいと感じてしまう。
ところが、(当時の?)『Puboo』ではそんな面倒なことが一切無く!
1.文章(タイトル・本文)をひたすら書く
2.「章」を設定したりなどする
3.表紙を作る(題名だけでもOK)
4.EPUBの作成ボタンを押す
5.値段を設定し公開
6.銀行口座などの情報入力も
これだけだ。
当時はWindowsを使っていた自分だったが、EPUBを作成してくれるソフトウェアをダウンロードし、それでアスペクト比などと格闘しながら自己流で頑張っていたが…。
この『Puboo』の登場で「俺の努力は何だったんだ」状態に(苦笑)。
あまりにも手軽すぎて…。
試しにnoteにおける「note攻略法」のような…「電子書籍攻略法」的な電子書籍を作って『Puboo』で無料公開してみた。
素人が作ったにしてはそれなりのダウンロード数を稼げたと思う。
で、これに味をしめ、ちょっとしたノウハウ本みたいなのを有料で販売してみた。
(※一部を抜粋)
低価格設定だったのもあり、それなりには売れたかも(笑)。
でも、50円とは言え…素性を隠した謎の著者の本にお金を払うって、わりとスゴいことだと思うんだけどね。
そんな『Puboo』ではあるが、運営会社の変更にともなうゴタゴタやマイナンバーの登録とか…とにかく色々あったこともあり、有料版を公開するメリットが無くなってしまったため、自分は数年前に有料電子書籍を非公開にして撤退。
(撤退最大の理由は、有料版を販売するなら「特定商取引法に基づく表記」をしなければならず、本名と住所を公開せよ…とのお達しが来たから)
ただ、無料版を置いておくには問題ないので、上記の「電子書籍攻略本」だけポツンと置いてある状態だ。
今の運営会社の方針で…税務上での入力事項などは増えていて、特定商取引法に基づく表記がどうなったかは確認していないが、それでもKindleに比べ『Puboo』での出版が圧倒的に楽なことは変わりないと思う。
というか、有料プランに加入すれば、この『Puboo』からKindleでの出版も出来ちゃうんだけど(笑)。
電子書籍の出版について、全く分からない素人さんなのであればチャレンジしてみる価値あるかも。
一方で…
こんな感じで、Kindle出版をするためのKindleマニュアル本ってのもいくつか販売されているが…
初めての電子書籍の発売を”体験”する
だけなら『Puboo』のサイトを使ってみてもいいんじゃないかな〜と思う。
エディターのシステムが新しくなっているので使用感の詳細は不明だが、以前のバージョンだとホームページを作るHTMLの知識があれば文字に色を付けたりとかも出来た。
とにかく…アメブロなどのブログとかを書いてきた人ならば、わりと抵抗なく移行・作成していくことが出来ると思われるので、【出版】というものを体験してみたい人は一度『Puboo』をやってみるのをオススメしたい。