親不孝してきたラッパーが歌で母親に感謝しがちな件
先日、テレビ朝日で放送されている『かまいガチ』を見た。
普段は見てない番組なのだが、どうも気になるツイートが流れてきて…。
(※再放送等のリンクのために、こちらは”放送後”のツイートを貼ってます)
「下積み時代によく作って食べた飯を再現したぐらいで…泣くのか?」
と疑問に思えたから「何があったんだろう?」となり。
で、番組を見てみたら…
泣いた(笑)
厳密には飯を食って「当時は貧乏だったよな…」と思い出して泣いたわけじゃない。
その下積み時代に「よく聴いていた曲」をかけたところ、気付いたら4人中3人が泣いていたわけだ。
【飯】の力じゃなくて【音楽】の力だ。
ただ!
この曲…いいよね。
こんな曲があったなんて初めて知ったけど、コメント欄見たら「かまいガチを見てきました」という人が大量発生していた(笑)。
なので、知られていなかっただけで「曲のポテンシャル」は半端ないと思った。
何かの”あるあるネタ”でやっていたが
「ラッパー、歌で母親に感謝しがち」
っていう…そんなネタを思い出した。
多分、20代の頃に聴いたところで「随分と”青くさい”曲だな」ぐらいにしか思えなかったかもしれないが、今の年齢になって聴くとメッチャ心に染みる。
親の理想、子(=自分)の現実…。
そのコントラストというか、ギャップがあればあるほど「親の希望通りの人生を歩めなくてゴメン」っていう思いが胸をキリキリとさせる。
家庭を持ち、子どもを授かった人なら特に泣ける歌詞だと思った。
ウチの親は安定性を求める人だったから、俺に銀行員とか公務員になって欲しかったようだけど…。
反抗期って言うのかね?
「公務員になりなさい」「勉強しなさい!」って言われ続けてきたから、尚更「ルーティーン仕事をしてたまるか!」と意地になり放送作家なんていう仕事に就いてしまったわけで。
そんなバックボーン(確執)があればあるほど、ハマる歌詞だと思った。
「大人」の方は、ぜひ一度【TVer】でこの『かまいガチ』の配信を見て欲しい。
心が洗われるから…。
いつか人を泣かせる文章を書いてみたい…