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【西野亮廣】 結局は『お金』の話になる理由 #230
テレビやラジオなどの企画を考えたり台本を書いたりする放送作家が、日常の思いつきや体験などを綴るエッセイ風note。
西野先生がえらくご立腹らしい。
テレビに出る度に『お金』の話題となり、結局ニュースになるのも『お金』の話ってことで。
おそらくは、下記の話がネットニュースになったことを受けてのコメントだと思われるが。
テレビ番組に出れば「いくら儲けているの?」と『お金』の話ばかりしか聞かれて、自分の「夢」をあまり語れないことを嘆いている。
まぁ、仕方ない…。
西野さんが「お笑い芸人」としての第一線から退いてしまったがため「絵本作家・オンラインサロン運営・実業家」として活躍する西野さんと博多大吉さんとの表舞台での【共通点】が『お金(稼ぎ)』しかないんだから。
博多大吉さんも「俺がこれだけテレビに出続けて@千万の年収だけど、セミリタイア状態の西野がどれだけのものなのか?」というのを単純に比較したいという思いも少しはあったろう。
かつ、あわよくば自分が運営する際の参考データとして聞きたかった意味合いが1%くらいはあったのかもしれない(笑)。
もちろん、プライベートなら『お金』の話は出ないと思うが、そこはTVショーなので…。
西野さんに対して視聴者が興味持てる唯一の話題が『お金』なのだし。
西野さんの”反論”としては「メジャーリーグで活躍する大谷選手に”いくら稼いでますか”って聞きませんよね?」…と。
「なので、人の稼ぎを聞くのは野暮じゃありませんか?」と言いたいようだが。
ロジックとしては理解出来るけど、今回のことでメジャーリーガーとビジネスマンを比較するのは微妙に考え方が違う気がする。
大谷選手はチームから年俸がもらえて、さらにグッズ権利やスポンサー契約など多種多様な収入源があり、その年収はン十億〜百億とかレベルだろう。
が、それはプロのスポーツマンとして成功していて「誰もがなれる存在じゃない」と分かっているからこそ、納得する収入なのだと予め理解している。
だから大谷選手に年収の質問をしても、自分の参考にならないので興味がない。
一方の西野さんは、やもすれば「手が届くかも知れない存在」だからこそ、年収が気になるんじゃないかな?
「私もオンラインサロン運営者になれば…!」
「私も音声配信者になれば…!」
「私も絵本作家になれば…!」
全く野球経験のないサラリーマンが社会人から急にメジャーリーガーに転身するのは不可能に近いが、今からでもオンラインサロンオーナーや音声配信のカリスマになって
人生の一発逆転!
を狙えるかもしれない…。
その可能性はゼロじゃない。
「その場合、私はいくらぐらい稼げそうか?」
そのサンプルとしての「西野さんの収入」が気になっているだろうと推察。
特にVoicyとかStand.fmは、noteでも「マニュアル」「ノウハウ」が死ぬほど書かれているテーマだけに「私でも稼げるのか?」「俺がインフルエンサーになれる可能性は?」というのがめちゃくちゃ気になるところだろう。
イラストだって道具(画材・パソコンソフト・アプリ)さえあれば誰でも描ける。
だから「何かの偶然で注目されれば、私も絵本作家になれるかもしれない! 夢の在宅ワークが出来る! 好きなことで生きていける!」と思っている人も、少なからずいるはず。
あわよくば、その先頭集団を走っている西野さんに追いつきたいと思っている人が多いんだろうな〜。
それらの背景を完全に理解した上で、博多大吉さん始め千鳥の大悟さんとかもオンラインサロン(収入)をいじっているものかと。
にしても、冠番組1本分か…。
毎朝10分喋るだけで数十万円になるなんて、なんとも羨ましい限りだ。