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INFJさんの人生観を表している『ファイター』という曲。
こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。
皆様からの『スキ』や『コメント』を頂けて、とても励みになっています。
1人1人生きている世代と人生は違いますが、こうして文字や文章に残す事で、あなたの人生の中で、『役に立つ事や、励みになる事』を残せていければと思います。
INFJさんは内向的で、『相手に言っても伝わらない。』と考えがちかも知れませんが、ただ1度、諦める前に、
『せめて、誰かに役立つ知識や、励ませる言葉を残せていたら。その声が届いたら。これからの未来はちょっとは住みやすい世界になるのかな?』
という事を考えてみると、まるで接着剤に固定された動かない両足を、1歩前に進める手助けになるのかも知れません。
割と臆病なINFJさんが多いかも知れませんが、『鉛の1歩』を踏み出すことで、あなたが見ている世界も少しプラスに変わるかも知れません。
今回は、INFJさんの分析ではなく、どちらかと言うと、割とプライベート寄りの話になってしまいます。
もし宜しければ、お付き合いください。
今回は、INFJ-Aの私が長年聴いている曲の話になります。
みなさんは普段、音楽を聴きますか?
それは例えば、何気ないある日の通勤通学中だったり、家事洗濯をしてる時だったり、通勤をしている最中。
はたまた、受験の為に勉強している最中などに、音楽を聴いている方もいらっしゃるのかも知れません。
朝だと気分を上げる為にアップテンポの曲を聴いたり、沈んでいる気持ちだとバラードを聴いてみたり。
また筋トレをしたり、何かと戦う勇気が欲しい時には『ロッキー』みたいなモチベーションが上がる音楽を、聴くのかも知れません。
今回は、『INFJさんとは!?』のような分析チックな話ではなく、INFJ-Aである私が長年ずっと聴いている、たった1つの曲について、共有していこうかなと思います。
1.BUMP OF CHICKEN 『ファイター』
INFJ-Aである私が、唯一、何度聞いても、原点に立ち返らせてもらっている曲とは、2014年、今から9年とちょっと前にリリースされた、『ファイター』という曲です。
この曲は、生きる目的と、心から安心して帰る場所がない、臆病で泣き虫な迷子の子が、それでも『光を見つけて生きていく』という曲になります。
きっと、この曲はINFJさんにとって刺さる曲なのではないかと思い、自分的な解釈を全般に、書いていこうと思います。
2.個人的な楽曲理解(1番〜サビ)
まずは1番の1フレーズ目です。
『気付いたらもう嵐の中で。 帰り道がわからなくなっていた。
記憶の匂いばかり詰めた。 空っぽの鞄をぎゅっと抱えて。』
これは、何気なく生きていたけれど、周りには様々な情報が錯乱していて、『本来の自分が何をやりたかったか』が見えず、『本来の自分とは?』を見失い、帰り道が分からない状態なのかと感じます。
生まれて、今まで生きてきたけれど、一体自分は誰で何処に行くのかが分からない、まるで、ずぶ濡れで迷子の子猫の様な状態ですね。
それでも、自らの記憶を頼りにルーツを探していても、
●結局自分には何もなかった。
という、思いと悔しさ、後ろめたさを感じつつも、それでも自らを失わない為に、必死にアイデンティティを握りしめている感じがします。
2フレーズ目です。
『時を奪う雨と風の中で。 見えなくなって聞こえなくなってしまった。
体だけが自動で働いて。泣きそうな胸を必死で庇って。』
これは、周囲の環境に揉まれながらも、自然と生きていたら、勝手に時間が経ち、あっという間に現実に置いていかれ、再度本来の自分を見失い、他人からの声すら聞こえない状態を指しているのかなと感じます。
そして、それでも生きる為に体だけが無意識に動いて、それでもつらい心を必死で庇うことだけは辞めなかった、ということかなと感じます。
3フレーズ目です。
『止まったら消えてしまいそうだから。 痛みとあわせて心も隠して。
振り返ったら吸い込まれそうだから。 今を繰り返す臆病な爪と牙。』
眼の前が見えなくても、止まったら、全てが無くなってしまうから、痛みとしんどい心を隠してでも進んでいく事を選択する。
そして、過去を振り返ったら、不安や悩みに苛まれて戻ってこれないから、例え眼の前が見えなくても、変える場所が分からなくても、今を生きる為に弱い心だとしても、出来ることをやり続ける。
そんな意味が籠もっているフレーズだと思います。
サビです。
『ここにいるためだけに。命の全部が叫んでいる。涙で出来た思いが。この呼吸を繋ぐ力になる。いくつもなくなったあとに。強く残った。ひとつ残った。』
涙が流れる日々を積み重ねた思いを持って、『今ただ、ここにいるためだけ。』を継続している。自分が生きるには、それしかなかった。
その結果、いくつも大切な物を失った。だけど、失った先に残ったのは、何も取り付くわない、本当に大切だったものだった。
という事を書いている歌詞だと感じます。
そして、この生き方と感じ方はINFJっぽいなと個人的に思います。
3.個人的な楽曲理解(2番〜サビ)
まずは2番の1フレーズ目です。
『その声は流れ星のように。次々に耳に飛び込んでは光って。
魚のように集まりだして。冷たかった胸に陽だまりが出来た。』
俯瞰的に見て、今まで自分が紡いだ声と言葉は、流れ星の様に流れては消える小さな光だったけど、その光が次々と周囲の人達の耳に入っては、希望が集まり、1つの大きな塊になった。伝わる事を諦めていた胸に希望が出来た。
伝えたいけど伝わらない、でも伝えたい。という行動が、相手に伝わって同じ価値観を共有することが出来た瞬間を表していると感じます。
2番の2フレーズ目です。
『オーロラが広がっているって知った。ふと足もとの虫と目が合って笑った。自分のじゃない足音と会った。全てその声が見せてくれた。』
自らの価値観や言葉を受け入れてくれる、自分には眩しすぎる世界が広がっていると、初めて分かった。昔の臆病で小さな自分と目があって、大丈夫だよと笑った。そして、同じ道を歩んでいる誰かと出会い、これからの未来を知った。
臆病な自分との決別と新しい世界を歩きながら、大切な方との出会いについて書かれている歌詞だと感じます。
2番の3フレーズ目です。
『普通の触れ方を知らないから。戸惑っていたら触れてくれた手に。どれだけ夜をくぐり抜けても。ずっと冷めないままの熱が。 脈を打つ。』
そうはいっても、あまり人間関係が得意じゃなく、どう付き合っていけばいいかわからない。戸惑っていたら、手を取って、どんな暗い夜でも共にくぐり抜けてくれた。その時の感動が、熱い原動力になる。
人生を共にしてくれる大切な方の支えにより、今を生きる原動力が生まれるという、生きる理由について書かれてある歌詞だと思います。
2番のサビです。
『君がいるそれだけで。命の全部が輝く。凍りついた心に。その鼓動が響き火を灯す。わからないままでも側に。君の側に 一番近くに。』
君が側にいてくれるから、私が持つ凍りついた心に火が灯り、人生がどうなるかは分からないけれど、何があっても君の一番側にいることを決めた。という、とても人生の生き方に直結する事を述べている歌詞だと思います。
4.個人的な楽曲理解(2番サビ後〜最後まで)
クライマックスまでの繋ぎの部分です。
『空っぽの鞄は空っぽで。愛しい重さを増やしていく。
重くなる度怖くなった。潰さないように抱きしめた。』
自分自身にはなにもないけれど、自分を信じてくれて、共感してくれ、手を引っ張ってくれた方々への愛おしさだけは増えていく。でもそれが増えれば増えるほど、自ら台無しにしないように、大切にする為に頑張った。
という、自分にはなにもないけど、皆のお陰で此処までこれた。その信頼を失うことは、一番怖いということを表している歌詞だと思います。
クライマックスまでです。
『掴むよ。掴んでくれた手を。
闇を切り裂け。臆病な爪と牙。』
『ここにいるためだけに。命の全部が叫んでいる。
ちゃんと守れるように。作られた体で生まれたよ。』
『涙超えた言葉が。その鼓動から届き勇気になる。
君がいるそれだけで。ああ まだ温かい。
いくつもなくなったあとに。強く残った。ひとつ残った。』
『離れない。いつでも側に。僕の中に。一番近くに。』
あなたが掴んでくれたこの手を、僕も精一杯掴む。そして、臆病でもなんでもいいから、誰かが明けない夜を過ごしているなら、それを照らしてやろう。
臆病でも弱虫でも、ココにいる為だけに、ちゃんと大切な方や明けない夜を過ごしている方を守れるように、全て備わった体と心で生まれてきた。
大切な方々から支えられながら、涙を流して紡いだ言葉や声が、誰かの心に届き、それがまた明日を進む原動力になる。
大切な方々がいるだけで、冷めきった心は暖かくなる。失ってなくなったあとに残るのは、本当に大切にしたいった1つの事。
それは、いつでも側で支えてほしいし、離れたくないという気持ちだった。
5.『ファイター』が表しているINFJ的価値観。
この曲は個人的に『本当は何がしたかったんだっけ?』とか、『自分が生きてきた時間に何か意味はあったのだろうか?』を考えてしまう時に聴く曲になります。
INFJさんの多くは悩む事や一歩踏み出す事が難しい方も多いのかも知れません。
また、本当に心から満足する事が出来ていなかったり、現在置かれている環境について、『これじゃない感。』を持っている方も多くいらっしゃると思います。
勿論、私自身もその気持ちや考えを持ちながら生きていましたが、この曲を聴いた後は、
●例え一瞬で消える流れ星だったとしても、あなたが伝えたい事や出来ることはなんですか?
●あなたにとって、沢山失った後に最後、残っている熱い気持ちはなんですか?
という問いに戻ることが出来るので、この曲を長年聴いていたりします。
そして、個人的に最終的に残るのは、
●弱いからこそ、人の弱さに気がつく事が出来るし、人を傷つけるのではく、手を取り合う側に回りたいと思う。弱いからこそ、強くなる事を自らの意志で選択して、出来る範囲で継続する。
結局それが、最後に残ったやりたいことであれば、やり続けるしか他に選択肢はないという事を気が付かされる、とても良い曲です。
いくら診断してもINFJという診断は変わりませんし、世間と上手く同調することも難しいという変わらない事実があるのであれば、
じゃあ、自分が無理なく出来る範囲で人助けをしつつ、生きる為に仕事をしていけばいいや、という気さくな感じで、自らと周囲を受け入れる事が、大事なのかなと思っています。
そして、『ファイター』が伝えてくれている様に、まずは流れ星でも良いから、思っている事や考えている事を形にして、誰かに届けるという事が、INFJさんにとっては、1つの道標になる事なのかも知れません。
たった1つの曲ですが、個人的にはとても価値のある曲です。
もしよかったら、聴いてみてください。
何かヒントが見つかるかも知れません。
ライフコンサルタント
伊藤峻