ただ座っているだけでも行動や行為と伴に座っているのは静止と違う
令和も始まって。noteをちょこちょこ更新するのは、
平成の頃(数日前)、たまたまホントに偶然会った人にnoteを勧めたのをそのままむしろ自分へのきっかけにさせてもらっているところがあったのです。
毎度第三日曜日に吉祥寺で実施しているスマホのカメラ講座のロケハンのためにチラッと井の頭公園に行ってみたところ、いせやのところの階段を降りて公園に入るところで目の端になにやら路上に何かを広げている人がいた。
よく絵とか書とかそういう感じかな、雰囲気的には似顔絵とかではないな、と少し遠巻きに見ながら、とりあえず目的のロケハンをしようと池の方にそのまま進む。
ちなみに、この日は4月の中頃で、「まだ桜は残っているか?」というのが確認目的。
残念ながら前の週で今年の桜はやはり確実に過ぎ去った後だった(しょぼん)※この記事のカバー写真はその前の週に撮っていたもの
今年は寒かったりして(ものすごく寒かった)けっこう咲渋ったり粘ったような印象もあったけど、儚くもあっという間ですね。
それで、ひとしきり回って、とりあえず戻ろうとまた入口付近のエリアに戻ってくるとそうだ、あの人。ともう少し近く行ってみると、「あれ、写真か・・2眼のカメラっぽいのもある」ということで。覗いてみまして。
モノクロポートレートのプリントが置いてあり、聞けば特に売っているとかそういうのではないという。
最近フリーで撮影を始めたらしく、試しに井の頭公園にやってきた、みたいな。
アナログの出張撮影をしていて、自分で焼いて、それを送る(できたら直接手渡しに行きたい)ということをされていて、なんとも丁寧な仕事姿勢に感銘を受けた。本人も穏やかな人で、丁寧に写真に対する想いを語ってくれた。
すっかりデジタルに浸かっている自分としては、あと人物写真をあまり撮らないので、ああ、こういう人が撮るのがポートレートってもんだなぁと思った。
ただ、始めたばかりとはいえ、価格設定がこれまた穏やかで控えめ……
そのへんの撮影マッチングサービスと同じ価格帯はもったいないというか、競争するつもりがあってもなくても、そこと並べて検討されるのとはそもそものコンセプトが違うと思って。
手焼きで、そして「撮る」そこに想いがあってこの提案の意味はあるのではないかと。
ご本人はあまりネットでの配信も力を入れきれてないみたいで、ひとまずウェブサイトは立ち上げた、みたいな感じ……でもこれは検索で引っかかって比較の上選ぶサービスというより、もっと写真の根本的に「誰が」「どうして撮っているのか」みたいな考え方に共感すればこそじゃないかなという気がして、そこで、「noteっていうメディアがあって」という先の話をした。
自分自身noteにそこまで活用しきれていない感じですが……
雰囲気的にtwitterじゃないし、Instagramというより綴るのが先行した方が合う気がする……ましてアメブロとかじゃない、と漠然としたものがあって、ふとnoteを伝えてみた(なんとなくの思いつきですみません……)
アカウントも作っていただいたみたいで、 https://note.mu/ienoniwa またお会いできる機会があれば良いなと思っています。
ネット上のサービスを推しておいてなんなんのですが、
こういうふうに外に出てくるって大事だなとも思いました。別に積極的にいらっしゃいいらっしゃいということというより、静かに基本座っているだけだったんですが、リアルの現場はネットで流れていくタイムラインよりもきっと強いフックになる、そういうのありますよね。
いわゆるギャラリーや壁に展示するのはわかりやすい形で、一方でこんなふうに「路上ライブ」するのは一見、とりあえずシート敷いてプリント置くだけ、とお手軽に見えるのですが、むしろ勇気がいるというか、本人しかりプリントしかりいろんな強さがないとできないことですよね。
動きは最小限なのにすごい行動だと思ったのです。
(ちなみに、その後公園の管理に指摘を受けてけっきょく継続はできなくなってしまったようです……ほんとに数日の偶然だったようで)
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