【学習記録#1】とりあえずラテン語を始めてみる。
新しいことをしたい。
というわけで何か新しい言語でも勉強しようと思ったわけですが、なんの言語の勉強をしましょう?
一応、英語と中国語は分かります。聞き取りは微妙ですが簡単な会話はできる(はず)。読むことに関しては、普通に論文を読んでるので問題はないでしょう。書くことは、まあある程度は…。というわけで英語と中国語は除外。
じゃあ古典語…と言っても、古文、漢文は教える立場なので、それなりにできます。漢文に関しては専門的に扱っているものですから、これらも除外。
それから、韓国語と満洲語は勉強したことがあるのである程度は分かります。と言っても文字と簡単な文法を知っているくらいです。自由自在というわけでは無いのですが、これも除外。
というわけでそれ以外の何かにしよう。
例えば、国連の公用語、フランス語、スペイン語、ロシア語、アラビア語…。うーん…。なんかそそられない。
じゃあ近隣の言語、モンゴル語、ベトナム語、それから友人が喋れるインドネシア語、タガログ語、広東語…。これもなんだかなぁ。別に実用的でなくてもいいんですよね。(満洲語とかは全く実用的ではないけど)
結果として
あれやこれや考えたのですが、読みたいものを読みながら勉強しよう!という結論になりました。
読みたいものとは、自分の手元にあるDe Bello Tartarico Historie 、日本語に訳すと『韃靼戦記』、マルティニ・マルティーノというイエズス会の宣教師が残したラテン語の史料です。
実は英語版を大学院の先輩たちと定期的に読み進めているので、内容こそ知っているのですが、どうせなら原文も読みたい。ラテン語を読みながら習得してやろう。
ちなみにラテン語版は海外のサイトで見ることが可能です。(バイエルン州立図書館https://www.digitale-sammlungen.de/view/bsb10433629?page=21)
まずは本文。
うん。分からない。
んー。なんとなく英単語に似てる単語(多分ラテン語由来の英語なのでしょう。)がいくつかあるけど、全く分からないな。よく言われる話ですが、英語話者がラテン語を読むのは、日本語話者が漢文を読む感覚に近いのかもしれません。
まぁでも分からないものは分かりません。
まずtartariのiってなんだ?タイトルはtartaricoだったけど…とりあえずタルタルが中国語の「韃靼(dádá)」の音訳なのは知っている。いや、元々モンゴル語だからそこからの音写か。まあいいや。
ところでiとicoでは何が違うのか?どれが動詞で、どれが名詞なのか?とにかく文法分からない!!
というわけで準備
とりあえずルールブックを用意しましょう。
ルールブックその①、辞書。これが無いと始まらない。いくつか調べると最も標準的なものがこれなのだそう。
ルールブックその②、文典(文法書)。これも必要。こちらも調べて標準的なものを購入。
そして、まぁこれだけだと流石に心配なので攻略本も購入。
というわけで、少しずつ読んでいこうと思います
一応、模範解答もあるようなので…。機会があれば見に行ってみましょうかね。
(なんで商業出版されてないんだろう…?)
↑ま、こんな感じで少しずつ読んでいきたいと思います。