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世界的にみて世界選手権出場は難しいのか?

おはようございます。今日は世界的にみて世界選手権出場は難しいのか?について書いていきます。

今回も体操競技が中心の話になりますがこれは他のスポーツでも起こることなので、スポーツ関係者の方なら楽しく読めると思います。

はい、では私が日本にいたときの世界選手権のイメージについて

世界選手権出場といえばですね。世界中のトップアスリートが集まり、国を背負って競技を行う。カッコいいですよね!!私もこの世界選手権出場を夢見て厳しい練習を頑張っていました。

しかし現実はそんなに甘くありません。日本でも選考された6〜7人しか日本代表として出場できない、、、、まさしく世界選手権出場というのは夢みたいなものでした。


世界選手権に出場する海外の選手たち

私がカナダで指導し始めたときに様々な世界選手権に出場できるレベルのアスリートに出会いました。なのでその中から3人ほど紹介させてください


1、ヒュウ(カナダ代表)

彼は体操競技、カナダ代表選手でした。世界選手権にも何度も出場しています。(メキシコの歯医者に行った男)

そしてここで気になるのが、彼がどれだけ体操ができたかについてです。彼が平均的にとる点数は大体78点。これは2019年度のインターハイを見てみると上位15名の高校生がとっている点数です。

日本で世界選手権に出場しようとなると84〜85点を平均的に取らなくてはいけません(これは世界的に見てもトップ10に入らなくてはいけない点数です)


2、バーリー(アイスランド代表)

彼は私が働いていた体操クラブに練習しに来ていたアイスランド出身の選手です。この子は才能に恵まれていますが、はっきり言って練習を全然しません。本当にもったいないと思います。

そして彼の実力ですが、大体平均で76点ほどとります。これは2019年度のインターハイと比べると上位25名の高校生がとっている点数です。

アイスランドでは彼が唯一の選手と言ってもいいくらいな感じであるらしく、彼の次に上手い選手は70点とれるかどうからしいです(ちなみにその選手も世界選手権に出場してました)


3、カナダ人(ニュージーランド代表)

すみません、彼の名前は忘れました🤣 試合で何回かあったことがあるくらいなので大目に見てもらえると嬉しいです😂

彼はカナダで生まれたのですが両親がニュージーランドの血を持っているということで、カナダ代表としての夢を諦め、ニュージーランドの国籍をゲット、そしてニュージーランド代表として世界選手権にも出場しました。

カナダでは二重国籍が認められており、このような親の血脈を利用する作戦はけっこう見られることです。

ちなみに彼が74点ぐらいとれる実力を持っています(2019年度 インターハイ 上位50名と同じくらい)


そもそも世界選手権とは?

2019の世界選手権には550人ほどの選手が、約100カ国の代表として出場しました。

私たちが日本のテレビで見ることのできる国は大体決まっています。日本、ロシア、中国、アメリカ、イギリス、、、、などの団体、個人、種目別のトップ8に残るような国々です。しかしここで忘れてはいけないのが、残り90カ国から出場した400人ほどの選手のことは日本のテレビでは報道されずに私たちの意識から外れてしまっているということです。


世界選手権に出場できるレベルとは?

2019の世界選手権の点数を見てみると

男子(個人総合)出場者数 156人

予選通過 81,598(27位)

中間の選手 77,165(78位の選手)

最下位の選手 46,5(ちゃんと6種目やったみたいですけど何かあったんですかね?)

ちなみに70点以下の選手も10名ほどいました。


女子 (個人総合)出場者 174人 (ん?男子より多い、、、?)

予選通過 52,799 (27位)

中間の選手 48,433 (87位)

最下位の選手 33,299 


ま〜うえであげた3人の例も踏まえて考えてみるとけっこう低い点数でも大丈夫そうです。こんな感じで点数だけ見てみると男子だったら70点前半、女子だったら45点ぐらいとれれば世界選手権出場ぐらいならできそうですね。あとはカナダの選手がしているような二重国籍作戦を使用したらけっこう簡単に出場できそうです


まとめ

結論からいうともし世界選手権に出たいのであれば国籍を変えたりすれば簡単に出場できると思います

ですが日本で世界選手権出場を夢見ていた私としては全然練習をしない、私よりも弱い選手が世界選手権に出ている現実を受け止めるのに3年ほどかかりました。

このことから出場するのは同じ世界選手権出会っても国や、環境の違いによって全く違う価値のものになってしまうということが学べました。これだけ優秀な体操選手が揃っている日本(海外から見るとわかりますけど日本はおかしいですね、どんだけ体操上手いんですか?)の中で国代表として世界選手権に出場することの重み価値は他の国のそれとは全く違うものであると思います。

しかしここで気を付けたいのが日本代表で世界選手権出場(めちゃくちゃ難しい)→ 引退後に海外へ、そしてその国では世界選手権出場というのが簡単だった場合、日本代表として頑張った選手であっても正しく評価をされないと言ったこともよく見かけます。

これは悲しいですね😭

これは日本人の世界選手権出場他の国人たちの考える世界選手権出場意味が違うからです。価値観の違いですね。



とま〜、いろいろなやり方で世界選手権には出場できるんだよ!っということと価値観の違いが環境によっておこる、と言ったお話でした。

このまま書いてると終わりそうにないので、今日はこの辺で

最後まで読んでくださりありがとうございました😊


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