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被 ヒ・こうむる・おおう・かぶる・かずく

今朝、NHKラジオで被相続人という言葉が難しいからもっと簡単な言葉・わかりやすい言葉が必要なのかもしれないようなことを言っていた。

ながらラジオだったので前後の文脈は聞いておらず、ここの部分だけ聞いて、
なんでもかんでも簡単にすればいいもんじゃない。被相続人は被相続人のままでいいじゃん。それで意味が通じるでしょ。通じないのかな?わざわざ別の言葉を探し出して混乱したり長ったらしい言葉になるより今まで通りでいいじゃんっと。母親と話をした。

母親「そうだよね。相続を受けられない人っていう意味だから簡単なのにね。」
私「ちょっとまってよ。それ頭の中では「非相続人」って漢字を使って喋ってる?それは違うら!」
私「被相続人だから遺産を受け取る人だら!? 例えば被害者(害を被った人)、被告(訴えられること)、被験者(実験をうける人)、被写体(写真にとられる物・人)etc」と自分。

これ実は、私も母親も両方とも間違っていました。。。

友人知人にも数人聞いてみました。

正確に理解していた人は1人のみ。(9人中)

非相続人・・・・・・・・・・5人【不正解】
悲壮族人・・・・・・・・・・2人(わからずふざけて回答)【不正解】
被相続人(=故人)・・・・・1人 【正解】
被相続人(=受取る人)・・・1人(自分)【不正解】

回答の55%と半分以上だった「非相続人」は漢字の読みと意味からすれば正しい。ひらがなで見たり口頭で聞いて直感的に受け止めての回答としたら正解としてもいいと思う。

たった一人だけ「受け取る人って意味で被相続人」と考えていた自分、これはいただけない。

ともあれ、NHKラジオのアナウンサーさんの言っていることが正しかった。
確かに「被相続人」という言葉、わかりにくい。
実際に相続を経験すれば、専門家なりから教えてもらったり、文脈から「あれ?」っとなってそこで調べて正しい意味を知るということになるだろうけども。
自分や母親のような意味で捉えている方が多いのはしょうがない。しょうがない。しょうがないよ。(自己弁護)

「被」・・・こうむる・うけるという意味を持つ。接頭語として行為をこうるむとう意味を表す。

だから、「被」+「相続」+「人」ということは
「相続」を「うける」「人」と思っていた。

これが浅はかだった。
「被」+「相続」+「人」の「相続」の意味をちゃんと理解していなかった。

「相続」・・・うけつぐこと・特に跡目や遺産をうけつぐこと。

反対の反対は賛成なのだ、的な。

遺産を「うけつぐこと」を「うける」「人」ってことで、
つまり、被相続人は故人のこと。

自分があたりまえと思っていることが正しいと思わず。違和感があったら立ち止まって確認してみよう。と思った2022年Xmasの朝なのでした。

出典・参考:Oxford languages



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