札幌に、なぜ「俊カフェ」ができたか (8)

2017年3月、谷川俊太郎さん宅をポエムピース松崎氏とともに訪ねた日。実は「近くで仕事がある」ということで、DiVaのボーカルまこりんも、少し遅れて俊太郎さん宅へ来てくれました。

「俊太郎さん、札幌にお越しの際は、ぜひいらしてくださいね」という私に、「もちろんいくよ」と俊太郎さん。「来年の1月に行くから、その前後に合わせてくれたらいいな」と。

そこですかさずまこりんが「DiVaも一緒に行けたらいいですね」。

俊太郎さんも「そうだね」。

なんと、雑談の中でサクサクとあっという間に、谷川俊太郎さん&DiVaの札幌コンサートが決まったのでした。

実は同年3月より私は、知り合いが局長を務めているコミュニティFM「ドラマシティ」の番組「MARUの時間」内で、15分間の「俊読み(しゅんよみ)」というコーナーを持たせていただいていました。ここでは俊太郎さんの詩を1篇朗読し、DiVaの楽曲を1曲オンエア。それらの作品にまつわるエピソードなどをお話しして15分という、ラジオ超初心者にとって1人で構成するにはなかなかハードルの高いことを、懐の広さからか完全に任せていただいていました(笑)。

3月に俊太郎さん宅へお邪魔した時の、このコンサートが決まるまでの会話は録音させていただき、ラジオ内でも確か流しましたので、もしかしたら聴いてくださった方もいらっしゃるかもしれません。「俊読み」の音源は全て俊カフェにおいてあるiPodでお聴きいただけますので、もし興味がありましたらご利用くださいね。

こうして三度目の俊太郎さん宅訪問は、俊カフェオープンに向けて大きな一歩を踏み出す時間となりました。


あれ?三度目? はい、実はその前年2016年にも、俊太郎さん宅にお邪魔したのでした。それにつきましてはまた別枠で。(続く)

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