見つからないかくれんぼ
キーンコーンカーンコーン♪
いつものようにベルが鳴り
休み時間が来た・・・
そして、誰かが言った
「かくれんぼをしよう!」
と
気づけば全員参加の流れ
断れるわけもない
そして参加したのだが
無理やり鬼にされた・・・
いきなり、20対1のかくれんぼが始まった
しゅなヲ
「どうしよう・・・」
「どうしよう・・・」
「どうしよう・・・」
「どうしてこんな目に…」
(はっきり言う、気に入らんな。)
しかし、ここで思いつく!ある閃き
(目先を追うなっ・・・・!
いい加減気が付けっ・・!
耐えることなくして勝利はないんだっ・・!)
しゅなヲ覚醒!!
「ふふふふ・・・!!」
謎の笑みとともに走り出す
そのフィールドはざっと見て100m×200mの敷地に
2階建ての校舎
普通に考えれば無謀ともいえるこのかくれんぼ
一人で探すには困難を極める
しかし!
主人公はバカだった!
そんなことに気づくこともなく
走り回ったのだ!
息を切らしながら必死に探し回る!
(まだだ、まだ終わらんよ!!)
そして運よく全員見つけることができた
調子に乗っている主人公は
この時点で大きなミスを犯していた
しゅなヲ
「よし!これで今度は隠れる番だ!」
・・・
そして隠れて待つこと数分
ここなら見つからないだろうと
そこにほくそ笑む主人公
しゅなヲ「~♪」
(絶対に負けられない戦いがそこにはあるんです!)
・・・
・・・
・・・
キーンコーンカーンコーン♪
しゅなヲ「・・・あれ?」
・・・
・・・
キーンコーンカーンコーン♪
・・・
「あれ?誰も来ない・・・」
キーンコーンカーンコーン♪
「誰も来ないし私勝ったんじゃない!?」
そんなことを思っていたのだ
そう主人公が隠れたのはなんと
【引き出しの中だった!】
盲点を突いたと喜んでいる主人公
キーンコーンカーンコーン♪
しかし、現実は
\みんなそっちのけで忘れていたのだ/
私が飽きて戻ると「あ!」
と言われるくらいで
先生からも同級生からもほとんどスルーされました。
(このアナベル・しゅなヲは3時間待ったのだ。)
(そして私は、父ジオンのもとに召されるであろう。)
そして・・・
父「・・・」
無反応でした・・・チーン