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冗談を知らないわたし

ある日

私は母親にこう言われた


「あんたは私の子供じゃなくて拾ってきたのよ」

私はまだ冗談ということを知らなかった


そう、真に受けてしまったのだ

よく、親が小さいころにこんなことを言うと

私は最近色々な人に聞いて知ったのだが



この一言は私にとってそんな軽く言っていい言葉ではなかった


私は言われた瞬間に

とてつもなく落ち込んだ


そして、周りにいる家族は実は他人で

いつも、私を無視したりするのは

そのためかと思った

さらにどんどん考えるようになり

生まれてすぐの写真が私だけないのもそうゆうこと?

おじいちゃんと旅行に行ってて

藁のようなものが散乱しているところに

投げ捨てられ、置いて帰られたり


考えれば考えるほど色んな所が引っ掛かり

私はこの家のいらない子だと認識を変えてしまった


たった一言

冗談で言ったのかもしれないその一言で

私はパニックになりやすくなり

発作と喘息で呼吸困難になることが増えた


不安が募り私は

気づけば一人で喋るようになった

ただ、これは独り言ではなく


私は明確に誰かと会話をしていた


どこからともなく聞こえる声


それは今まで喋ったこともないのに

なぜか一番信頼できる


私はその何人かと喋っている回数が増えるにつれ

意識がなく自分が動いていることも増えた


訳も分からず怒られることもあった

悲しいこともあった

ただ、そんなときは私を励ましてくれた

アイディアをくれた


ただ、こんなことを言っても誰も信じてくれなかった

私は普通じゃないのだろうか・・・

しかし、そのことを忘れ

日々は進んでいく



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しゅなヲ
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