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節分の日 シュガーフリー恵方巻き
早いもので、もう立春♪
暦上では春がやってきたというのに、明日からは大寒波の予想・・・
春が来るのはうれしいけれど、2月と言えば1年の中でも寒さの底。
そんな2月と言えば、鬼は外~の節分。
毎年節分のあたりには大寒波がやってくるイメージがあります。
今年はかなりの暖冬、と思いきや、やはりこの時期は例年通り寒いよね、と受け入れモードです。
今年の節分は2月2日でしたので、ちょうど日曜ということもあり、ゆったり節分ご飯の準備ができました。
毎年恒例の発酵&シュガーフリー恵方巻
我が家は毎年節分に手作り恵方巻を食べます。
恵方巻は七福神にちなんで、7つの食材を巻くのが良いそうですが、今年は
*豚肉の甘辛
*卵焼き
*かんぴょう
*椎茸煮
*金時人参の炊きもの
*高野豆腐の含め煮
*きゅうり
*大根のらっきょう漬け風
気づけば8具材になっていました。
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シュガーフリー酢飯のひみつ
お寿司というと、酢飯で握ったり巻いたりするのが定番です。
そして、そのすし酢には意外と砂糖が大量に入ります。
元々すし酢の甘味が苦手なこともあり、我が家の酢飯は砂糖は入れません。
一時は普通のごはんのまま手巻きや巻きずしにして食べてさえいました。
最近では、一応お寿司らしく酢飯にしていただいていますが、もちろんお砂糖は使わず、軽めの酢飯として仕上げています。
代用として使っているのは、バルサミコ酢です。
バルサミコ酢と言っても、定番の色の濃いものではなく、白バルサミコ酢です。
お酢ですが、ほんのり甘みがあり、マリネなどでも甘み調味料無しで仕上げることができるので、私はシンプルな味付けが叶う便利な調味料で気に入っています。
今年はこの白バルサミコ酢と自家製梅干しの副産物である梅酢を少量合わせて酢飯にしました。
梅酢は塩味もかなり効いてパンチがあるので、塩を入れる必要もなく、さらに簡単に仕上がります。
我が家は日頃白米にもち麦と黒米を混ぜて炊いている為、紫がかったごはんですが、この白バルサミコ酢と梅酢を入れることで、パッとピンク色に発色してとっても春らしくなります♪(春は翌日からですが…)
発酵恵方巻として使うもの
酢飯・中の具材(きゅうり以外)、どちらにも共通するのは、いづれも発酵調味料で味付けしている点です。
先程酢飯について書きましたが、白バルサミコ酢はぶどうを発酵させてつくられたお酢です。
中に巻いた具材は、それぞれ
*豚肉の甘辛 ⇒ 醤油麹・本みりん
*卵焼き ⇒ 本みりん・塩
*かんぴょう ⇒ 醤油麹・醤油・本みりん
*椎茸煮 ⇒ 醤油麹・醤油・本みりん
*金時人参の炊きもの ⇒ 醤油麹・醤油・本みりん
*高野豆腐の含め煮 ⇒ 醤油麹・醤油・本みりん
*大根のらっきょう漬け風 ⇒らっきょうを仕込んだ際の乳酸発酵汁・りんご酢・塩麴・白こしょう
と、発酵調味料のみ(塩以外)を使用しています。
恐らく、恵方巻に限らず、私の料理はほとんど発酵調味料のみです。
実は白こしょうも発酵調味料で、私は最近黒こしょうよりも断然白こしょうを使う頻度の方が高いです。
お気づきの方も多いと思います。
全部ほとんど同じ調味料の組み合わせじゃない!という点。
そうなんです。
《かんぴょう~高野豆腐の含め煮》までは一つの鍋で一気に仕上げてしまうので、実はとってもらくちんな料理です。
発酵調味料はそのものに旨みが多く含まれているので、あれこれ調味料を加える必要なく、素材それぞれの味を引き立ててくれます。
そのため、一つの鍋で一気に仕上げても、全部が同じ味に染まることなく、それぞれが独自の美味しい仕上がりになる、という何とも素晴らしい点があります。
これが、私が発酵調味料を使い続けることができている大きなポイントです。
恵方巻と一緒に頂いたおかずたち
節分の日に食べるもの、というと
*恵方巻
*煎り大豆
*いわし
が真っ先に思い浮かぶと思います。
実は、地域によっては他にもいろいろあるようですね。
私も上の3点がメインで育ってきたので、あまり詳しくは知らなかったのですが、昔から食べると良いとされてきた食材をいくつか揃えて楽しんでみました。
*こんにゃく⇒金時人参とかつお節和えに
*小豆⇒蒸して塩あんこに
この二つをおかずに加えて、魔除けの意味も込めて美味しくいただきました。
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我が家の節分のお決まり事
家々により、節分の過ごし方は色々ですよね。
子供が小さいころから、我が家の節分は大行事(子供にとってだけではありません)!
鬼さんが来る!!
ということでもちろん子供はクリスマスごろから2月3日を意識していました(笑)
そして、鬼さんも「どうやって登場しようか」「今年はどんな鬼でいこうか」と頭を悩ませるのです。
そうして迎えた節分の日は、夕方からソワソワ。
私もその様子を漏らさず撮影する、という変なプレッシャーが(笑)
節分に鬼さんが我が家に襲撃に来たのは何年間だったか??
鬼さんが来てから追い出すまでの、ものの数分間。
その数分間の長いこと長いこと
でも、その様子は見返すと一年分の笑いを巻き起こす、我が家では爆笑お宝動画になるのです。
今年から小学生になり、鬼さんの訪問も昨年で終わりました。
今年は家族そろって窓とドアから「鬼は~外 福は~内」と礼儀正しく豆を投げて静かに終了。
なんだか去年までが恋しいような、去年までの鬼騒動の後の豆の後片づけがなくて平和なような、微妙な気持ち・・・
子供の成長と共に、行事の在り方は変わってくるのだけど、家族で楽しむごはんは、変わらず手作りで作り続けていきたい。
少しずつ子供にも伝えていこう、そんなことを想いながら、子供と恵方巻を巻き巻きしました。