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今日のつぶやき ー 大阪御堂筋


 先ほど、道路関係のレクチャーを拝聴していました。
その中の話題について思ったことを少し。

大阪の御堂筋とパリのシャンゼリゼ通りについて。

実は、学部の卒業論文は御堂筋について書いていました。
特に歴史関連のリサーチをしていましたが、パリのシャンゼリゼ通りと比較するような記述が多くありました。

御堂筋の竣工が1937年。それから、80年の契機となる年の2019年、大阪市は御堂筋の完全歩行者空間化を発表しましたね。

御堂筋 将来ビジョン, 大阪市, 2019

これが現在の御堂筋です。中央4車線、側道2車線

御堂筋 将来ビジョン, 大阪市, 2019

そしてこれが、現在着工中の御堂筋。側道2車線が歩行者空間+自転車道になります。

御堂筋 将来ビジョン, 大阪市, 2019

そしてこれが将来ビジョン。中央の4車線も歩行者空間になっています。

日本でもコロナによる沿道活用の規制緩和によりほこみち関連の機運が高まっていますが、2018年こんなに思い切ったビジョンをはっきり発表した大阪市は本当にすごいと思います。

現在は、側道閉鎖の工事や、なんばの社会実験、中之島の歩行者空間化など日本の道路活用の最先端を行っている都市の一つでしょう。
関西は、ほかにも三宮の取り組みや四条通りの拡幅なども有名ですね。

一方で、もはや道路空間を歩行者空間に変えていく動きは世界でも当たり前のものになってきています。


続いてこれが、パリのシャンゼリゼ通りの2030年に向けたビジョン。
(引用元URL:https://www.pca-stream.com/en/projects/champs-elysees-study-48)

パリではすでにセーヌ川河岸の道路をなくしたり、交通広場を人のための広場に変えたりしています。

↓は私が留学時住んでいた近所のリパブリック広場です。これ以外に6つの広場が今着工中です。

2008年のPlace de Republic (Google Street View)
2019年のPlace de Republic


ただし、ハードルも多く道路管理者、沿道事業者、交通事業者などとの協議も必要。荷捌き、渋滞、デザイン、維持管理など考えるべきことは本当にたくさんあります。

海外の事例は、もちろん行政や道路管理の構成も大きく異なるので、そのまま適応することはできませんが、時代の先端をしっかりとらえていきたいと思います。

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