世界のトップ科学者が語った、社会人が学ぶべき2つのこと
先日、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所代表の
北野宏明 氏の講演を聴く機会がありました。
[文明の転換点: パンデミックが覚醒させたパラダイム転換]
というお題で、
・パンデミックは、今後、再び起きる
・環境と人口問題のリアルと対応策
・社会の変化、都市と地域の設計と機能、役割
など。
「いろんな背景を持った人が、様々なカタチの幸せを目指せる、チャレンジできる」
真のダイバーシティ、多様性のある社会の実現を
どう目指していくかという話が印象的でした。
最後の質疑応答コーナーで、
「社会人が学ぶべきことは?」という質問。
北野氏からの返答は、意外な答えでした。
「2つのことを学ぶべき」とお話しされていましたが、それは、何だと思いますか?
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社会人が学ぶべき2つは、なんと、
「歴史とアート」という答えでした。
「歴史は、人間の欲望の現れ、
アートは、人間の感情の現れ、
その2つから、人が生きることの本質を学べる」と、話されていました。
北野氏の講演は面白くて刺激的で、かつ、
世界の状況を真っ直ぐに受け入れた覚悟があり、
その講演の締めくくりとしての言葉。
世界のトップ科学者たちと肩を並べて活動してきた
北野氏の豊かな人間性を垣間見た気がしました。
平本さん(一緒に仕事をしている瞑想/コーチング/カウンセリングのプロ)も言います。
「どんな感情も生きるための原動力
感情、感動のない人生は、
死んだも同然だ」
「人は、目標よりも、
価値観(深層欲求)で動く」
昨日の夜は、弊社主催の瞑想セミナーでした。
毎回100名以上の方が参加され、
瞑想への興味関心の高まりに我ながら驚いています。
瞑想セミナーでは、
世界中の瞑想について理解を深め、体験しました。
瞑想を習慣にすると、私たちが日々、
いかに様々なことを思考し、感情が動いているかを
より敏感に感じられるようになります。
思考や感情、身体感覚に気づき、深い瞑想体験をすると、
心も身体もスッキリ、気持ちの良いリラックスタイムが訪れます。
このコロナ禍で、少しでも心が休まり、
そして、人間らしい豊かな感情を感じられる
そんな時間になったのではないかと思います。
日々感動があること、ポジティブもネガティブも、
内面で様々な感情が生まれ、変化していることに気づくようになって、
人によっては、非常にネガティブな自分の側面にはじめて気づき、
軽くショックを受けたり、一時的に、落ち込んでしまう人もいます。
ネガティブに気づけるようになることは、
瞑想がうまくでき始めている証拠です。
それらにフタをせず、繊細に味わっていくことで、
さらに豊かな人生が始まるのだと思います。
そして、できるだけ曇りのない目で世界を見て、
「どんな未来に向かいたいのか?」
「そのために何ができるのか?」
一歩一歩進んでいく。
日々、瞑想と問いかけ、そしてアクションの積み重ねだなと。
変化の大きな状況の中で、変化を受け入れ、変化を創る側へ。
足元で遊ぶ4歳の息子を見ながら、
「少しでもいい世界を残せるように、ただやるだけ」
そう語りながら世界の変革に取り組む人たちの存在に、
勇気をもらいつつ、
私も、一歩一歩進んでいこうと思う金曜日の朝でした。