![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145929294/rectangle_large_type_2_3227dce43e56e06e1015fe4256e5c169.png?width=1200)
陰茎からマイクロプラスチック見つかる
陰茎からマイクロプラスチック見つかる - Your Sexual Medicine
過去の研究から、血液や肺にマイクロプラスチックが発見されたという報告が相次いでいる。
マイクロプラスチックとは、大きなプラスチック材料が科学的に劣化したり物理的に磨耗したりして、5mm以下の小さなプラスチックになることで形成される。
このマイクロプラスチックが生殖能に影響を与えるかどうかの調査をしているグループが、集めた陰茎サンプルの約80%(5人中4人)からマイクロプラスチックが見つかったと、Your Sexual Medicineで報告した。
発見されたマイクロプラスチックはサイズが1~500μmの範囲で、20~500μmの範囲のものがサンプルの約80%で発見された。また、全部で7種類のプラスチック材料が含まれており、ポリエチレンテレフタレート (47.8%) とポリプロピレン (34.7%) が最も多く見られた。
これらのマイクロプラスチックは、大気、淡水、陸上の生態系に浸透し、魚介類、海塩、ボトル入り飲料などの一般的な消費財に浸透していき、経口摂取、空気からの吸入、皮膚接触などの経路で人間の体に入り込むとされている。
これは生理学的体液や組織との化学的相互作用の影響を受けやすく、生体蓄積と毒性の懸念が生じているが、まだマイクロプラスチックの人体に与える毒性の直接的証拠はなく、今後毒性に関する研究がさかんになると予想される。
強度の筋トレは高齢者に長期的なメリットが大きい - BMJ Open Sport & Exercise Medicine
強度の筋力トレーニングは、高齢者に大きなメリットを享受する可能性があると、デンマークのコペンハーゲン大学の研究者らが述べた。論文はBMJ Open Sport & Exercise Medicineにパブリッシュされた。
451人の高齢者が集まり、高強度のトレーニングをする群、中等度のトレーニングをする群、運動を行わない群に分けられ、並行群間ランダム化比較試験が実施された。高強度のトレーニングにはレッグプレスやチェストプレスなど機械を使ったトレーニングが主で、中等度ではスクワットや、腕立て伏せなど、自重でできるトレーニングがメインだった。トレーニングは週に3回、一年間続けた。主要評価項目は脚伸筋力(足を伸ばす時の筋肉)、副次評価項目には、等尺性大腿四頭筋最大トルク (等尺性収縮筋) と体組成 (二重エネルギー X 線吸収測定法 (DXA)) が含まれていた。
評価は1年間のトレーニング終了から約4年間に渡り、369人(平均年齢71歳、女性61%)の参加者が評価された。
高強度トレーニングが他の群と比較して最も効果を示したのが、4年目の評価時だった。
特に、等尺性収縮筋(筋肉を使っていても長さが一定の筋肉)で、高強度トレーニング群ではベースラインを維持したものの、他二つの群で明らかな低下が見られた。
内臓脂肪については、高強度、中強度のトレーニング群で変化が見られなったのに対し、トレーニングをしない群で有意に上昇した。
これらの結果から、トレーニングすることで内臓脂肪の増加を防ぐことができ、さらに高強度のトレーニングをすることで、筋力を維持することができ、長期的な目線でより健康的な生活が送れる可能性があることが示唆された。