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猪突猛進 ~おい、振り返ってみろよ~
私が働いていた時によく言われた言葉は、「猪突猛進」「一人で走るな」などの言葉だ。
[猪突猛進]・・・ひとつのことに向かって向こう見ずにまっすぐに、猛烈ないきおいで突き進むこと。
長所にも短所にもなると感じる「猪突猛進」だが、今、仕事をしていた時の状況を振り返り、私がどのような姿勢だったのかわかるようになってきたため、説明しつつ、今後に生かしたいと思う。
前職においては、私と真逆で、きちんとすべての状況を洗い出し、言葉の定義、なにが明確で、不明確なのか、どこを議論して決定していくのかをまとめるのが上手な先輩がいた。
その人は本当に仕事の進め方が上手だった。
一方、私がどうだったのかを例をもとに書いてみる。
みなさんは、「今から名古屋から金沢に行きます!」と言われて、どちらの地図を出されたほうが、議論のうえ、納得できるだろうか。
➀
![](https://assets.st-note.com/img/1647776316380-s82RgTEmJq.png?width=1200)
②
![](https://assets.st-note.com/img/1647775426315-X6XRd9LOO8.png?width=1200)
➀と➁の地図の大きな違いは、選択肢があるかどうかである。
①の地図のほうが、金沢までの「行き方」、「時間」、さらに「歩いたらそんなにかかるのか!」など話が広がり、多くの人の意見を拾った上で決定できる要素がある。
しかしながら、私は➁の地図を提示し、「金沢に行くんです!!」「早く行くんです!」と言わんばかりの動きをしていた。
なんと愚かな笑
客観的に自分を見れるようになったうえで、人と何かをするには、以下が大切だと思った。
①やりきったと思えるほどの下準備をすること。
②全員を同じスタートラインに立たせること。
③その上で目的を伝えること。
④目的達成することの意義を伝えること。
⑤目的達成するための選択肢を与えること。
⑥最善の選択肢を議論し、導き出した最適解をもとに動き出すこと。
「当たり前のことだろ」と思われることかもしれないが、私はいろいろ飛ばし、時には①だけで突っ走っていたため、
「おい、振り返ってみろ、だれもいないぞ」とよく言われていた。
人それぞれ、感じ方、捉え方が異なる中で生きている。
その中で一つのことを自分主導で動かすことは、簡単ではないし、1人でできることには限界がある。
だからこそ、下準備をし、順序立てて、きちんと伝える。そのうえで決定する。
下準備の段階を褒めてもらうのは、目的が達成されてからでも遅くないのだ。
急がば回れ。
終わり。