星永俊太郎

ソフト開発のお仕事をする会社員。 心理学と創作に興味があります。 「勇気、不安、喜び」溢れた物語を書いていきます。

星永俊太郎

ソフト開発のお仕事をする会社員。 心理学と創作に興味があります。 「勇気、不安、喜び」溢れた物語を書いていきます。

最近の記事

どれだけ面倒くさがりやねん

当時10歳だった娘に言われた、メモ書きが出てきた。 私の本棚に置いてあった「めんどくさいがなくなる本」をちらりと見て一言。 『お父さん、こんな本読んでるわりに「めんどくさい、めんどくさい」って言ってるよね』 ぐっ、痛いところ突いてきやがる。 『明日、天気悪そうだけど、会社行くのはー?』 さらに挑発するような顔で問いかけてきた。 『面倒くさくないよ!』 意地になって答えたら大笑いされた。 ちくしょー! もう一回読み返すか。 そういえば、最近あんまり「めんどくさい

    • 変わってるって言われたい

      いわゆる変人って言われる人って、自分自身の喜ばせ方を知ってる人だと思う。 周りからどう思われようが、自分はこれをやるのが好きだ、これをやるのが楽しいってやり続けた結果、周りの人の思う常識とはズレてしまって「変わってる」って言われる羽目になっただけで、本人は幸せなんだろうな。 人目を気にして生きてる限り、変わってるとは言われないんだろうな。 私も変わってるって言われるように生きていきたいな。

      • 導火線が短くなっていくのを傍観するな

        しまった。 つい期待してしまった。 知ってたはずなのに。 あの人は悪気はないけど、仕事が溢れてきたらそのまま放置し、決して手放すことをしない人だった。 できないなら、できないって言ってくれたら、こちらも手を出しやすいのに、決してできないといわない人だった。 逆に「いまどんな感じ?」と聞くと、口が達者でなんだかんだ進んでるように聞こえて、聞いてる人を丸め込んじゃう人だった。傍から聞いてると「え? その回答でいいの?」と思う回答でも当事者になると「ああ、そうなんだ」とな

        • 公園のベンチをきれいにするのはなんのため?

          会社の給湯室。 昼間は電気をつけなくても全然困らない。窓があるから。でも、私は昼間でも給湯室に入るときには必ず電気をつける。なぜか? よく誰もいないと思って無防備に給湯室に足を踏み入れた結果、先客が電子レンジでお弁当を温めていたり、カップを洗ってたりすると、「あぁあ、なんか、すいません……」って気分になってしまう。別にこっちは(あっちもだけど)全然悪くないのに。 心の準備ができてない分、ドギマギしてしまう。 大抵の人にとって電気は暗いときにつけるものなんだろう。 でも

          vimでなんちゃって執筆集中モード

          文章を書くとき、気が散らないように集中できるエディタが使いたい。 ちょっと検索するとOmmWriterやWriteRoomといったようなエディタが世間にはあるらしい。全画面モードで、背景が真っ白だったり風景だったりして気が散らないようになっていて、中心部分に文字を書くようなエディタだ。 全画面じゃなく、普通のサイズのエディタだと、エディタの後ろや横にブラウザやメーラーが開かれてて気が散って仕方がない。 だから、執筆集中モードのあるエディタは、あえて画面全体をエディタで覆

          vimでなんちゃって執筆集中モード

          「今日は早く帰りたい」は……

          在宅勤務してる私のところに、夕方、後輩からチャットが来た。 「今日、ほかにやることありますか? ないのなら、今日は早く帰りたいのですが」 「今日は特にないよ。了解でーす」 返事を返し、再び自分自身の仕事に取り組んだ。 20時くらいだろうか、再びチャット画面を見ると、後輩がオンラインのままだった。 「あれ? どうした? 今日は早く帰るんじゃなかったの?」 「あの後、急ぎの仕事がほかの人から回ってきちゃって、結局帰れませんでした……」 思わず笑ってしまった。本人は笑えない

          「今日は早く帰りたい」は……

          好きな漫画リストで趣味嗜好を晒けだす

          アメトークの「漫画大好き芸人」を見てて、再確認した。 自分の好きな漫画リストってのは、自分の趣味嗜好を晒すことに等しいんだって。 そして趣味嗜好の合わない人通しは、決して相容れないのだなってことを。 でてた芸人さんが進めていた漫画リストは、多くが「エロ、グロ、バイオレンス、ヤンキーもの」だった。しかし、まったく興味がないので、熱く語られて、芸人さんの喋り自体は面白かったけど「ああ、俺が一生読むことのない漫画だな」と思いながら聞いていた。 そう思うと、趣味の合う人っての

          好きな漫画リストで趣味嗜好を晒けだす

          毎日の積み重ね?

          スボンのポケットに歩数計を入れて日々過ごしています。 毎日見ることは無いけど、見ようと思えば日々の積み重ねが確認できる。そう思ってました。 今日、ふと、そういえば最近どれだけ歩いたんだろう? と思って、久しぶりに見てみたところ、 なんと、電池切れでした。 いつから切れてたんだろう? 毎日の積み重ねどころか、単に電池切れの歩数計を毎日毎日持ち歩いてただけでした。

          毎日の積み重ね?

          文章に希望を込める

          先日、久しぶりに本屋に立ち寄った。 必要だった本はすぐに見つかり、あとは少しの時間、棚の本を眺めてぶらぶらしていた。 「あ、燃え殻さんの本だ」 「すべて忘れてしまうから(扶桑社)」 前作の「ボクたちはみんな大人になれなかった」を読んでいたので、ふと手にとって見た。パラパラと前書きをめくる。 大槻ケンヂさんとのやりとりが書かれていた。 大槻ケンヂさんと話す機会があり、大槻ケンヂさんの「リンダリンダラバーソール」にどれだけ救われてきたか、登場人物「コマコ」とのある場面

          文章に希望を込める

          朝からハートブレイク

          今日は朝から傷心な出来事が…… 中学校3年の娘さん。なかなか勉強しようとしない。 夏休みに少しやる気を出したものの9月は失速。 「もう10月だぞ? さあ、どうやってこうか?」 あまりのグダグダ加減に、見てるこっちがイライラし、下手すると「おい、なんで勉強しないんだ! 一体どうするつもりなんだ!」と怒鳴りつけそう。 でも、そんな風に言われてやる気になる人間なんかいないよね。だから、気がついたら「さあ、どうやって行こうか?」そう言っていた。 そこで提案したのが、以下の2

          朝からハートブレイク

          漫才に学ぶ創作の秘訣

          読書感想文です。 「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」 関西のしゃべくり漫才も勢いがあって好きだけど、関東系のおっとりゆったりした漫才も好きなんです。M-1ではあまり評価されないみたいだけど。 そういえば、自分の書く文章も、勢いがある方じゃないから、ゆっくりおっとり系なのかな。 自分に無いものに憧れるけど、自分に合ったものを目指す方が自分も幸せだし、周りにも伝わるんじゃないかな。 それでは、また。

          漫才に学ぶ創作の秘訣

          九マイルは遠すぎ、コーラは重すぎる

          平日の夜10時近く。激安スーパーから自転車を押した女性が私の前にふらっと現れた。50代くらいだろうか、私と同じ方向に向かって歩いている。 目の前の自転車のカゴをふと覗き込むと、黒いものが一杯に入っている。よく見ると、後ろのカゴだけじゃなく、前のカゴも一杯だ。その黒い物体の正体は、「コーラ」だった。大量のコーラは全部で100本近くあると思われた。 思わず口元が緩む。 どんだけコーラ好きなんだろう。特価だったのかな? すると、女性が自転車にまたがった。だが、時間が止まった

          九マイルは遠すぎ、コーラは重すぎる

          まずは内側から湧き出す思いを捕まえる

          色んな所で目にする「文章の書き方」「こうすればもっと読まれる」なんて文章。自分の文章に自信がないせいか、そういうのを目にするとフラフラと引き寄せられる。 そういう文章を書いてる方は、ライターさんだったり、編集者さんだったり、フォロワー何万人って人だったりする。 「なるほど」と思うことも、もちろん多いけれども、それ以上になんだか消耗してしまう。 その人の凄さや、周りに集まってる人たちの輝きと、自分を比較してなんだか落ち込む。 全然違うんだな。人気なんだ。文章おもしろいな

          まずは内側から湧き出す思いを捕まえる

          エコなバス

          金曜日の朝、いつものバスに乗ると聞き慣れない車内アナウンス。 「当バスは、明日の土曜日から、エコのため、3人以上のお客様がお降りになる停留所でしか止まりません」 ふーん。まあ、停車して発進するのが一番エネルギー使うっていうしな。確かに、たった1人のためだけに停車するってのも、エネルギーの無駄遣いなのかもな。 まあ、いつも大勢乗ってるバスだし、自分が降りる「山田」では、人がたくさん降りるし、自分には関係ないか。そう思ってた。 翌日の土曜日。今日はまさかの休日出勤。いつも

          エコなバス

          コーラ! コーラ! コーラ!

          激安ショッブの前を通りかかると、自転車を押した女性がふらふらと目の前に出てきた。 自転車の前カゴも後ろカゴも何かでパンパンに埋まっている。よく見るとコーラだ。500mlコーラが、ざっと見ても100本以上ありそうだ。 どんだけコーラ好きなんだ。この人。クスリと笑ってしまう。 そして、目の前で女性は自転車に跨り、ペダルに足を掛けた。しかし、なかなか動き出さない。動かないなら、追い越すべきだろうか? 考えてるうちに動き出した。 「ちっくしょー重い! なんでこんな事になったー

          コーラ! コーラ! コーラ!

          砂山のトンネル

          息子の啓太と一緒にお風呂に入る。今日は、幼稚園で砂山にトンネルを掘ったそうだ。 「山の両側から上手に掘らないとくずれちゃうんだよ!」 嬉しそうに聞かせてくれた。 お風呂上がりに、啓太の耳掃除をする妻が 「奥の方に塊が見えるのに取れないわ」 というと、啓太は言った。 「反対側から掘ったら?」

          砂山のトンネル