ただの薬剤師がボディビルチャンピオンになるまで15待ちに待った大阪クラス別選手権大会
こんにちは、ボディビルディングをしている筋肉薬剤師の北川です。
今回は、僕にとって特別な一日だった2024年6月23日、大阪クラス別選手権大会についてお話しします。この日のために1年間、すべてをかけてきました。仕事や日常の中で、トレーニングのための時間を削り出し、食事管理も徹底し、自分にできることはすべて尽くしてきました。ジムのロッカーは験担ぎとして「1番」しか使わない、というほど細かいところまで意識して準備してきたのです。
いよいよ本番当日。万全の状態で、気持ちも準備も整え、ステージに上がりました。しかし、予選ラウンドが始まると、緊張と焦りから思うように体が動かず、ポージングにも力が入りませんでした。「ここまでやってきたのに…!」と内心で焦り続け、ファーストコールで呼ばれたものの、あまりの緊張で記憶がほとんどないくらいでした。
控え室に戻ると、落ち込む気持ちが一気に押し寄せ、泣きそうになったのを今でも覚えています。でも、そんなときに前回大会で同じ階級に出ていた選手が、「去年よりもサイズ感もカットも良くなってるよ」と声をかけてくれたんです。その言葉にとても勇気をもらい、気持ちを少し落ち着かせることができました。
さらに、友人やコーチから「大丈夫、やれる」「次はきっと上手くいく」とメッセージをもらい、再び自分を取り戻すことができました。そして決勝ラウンドでは、ようやく思っていた通りのポージングができ、精一杯の力を出し切ることができました。
そして迎えた結果発表の瞬間。最後まで名前が呼ばれず…「1位」のコールを聞いた瞬間、1年間の苦労が一気に報われたようで、喜びが溢れ出しました。勝利への悔しさ、負けた経験からのモチベーション、勝つために必死に耐えた日々、直前の胃腸炎で苦しんだことまで、すべてが意味を持って感じられた瞬間でした。嬉しさのあまり涙が止まりませんでした。
さらに嬉しかったのは、応援してくれた友人やSNSでのメッセージです。1人で挑戦していたように思っていたのが、いつの間にかチームのような一体感が生まれていたことを感じました。皆さんと共に掴んだ勝利だと、心から思いました。
実はこのとき、次の目標もすでに決まっていて、コンテスト終了後の夜から次に向けてまた動き始めました。その話は、また次回お伝えしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。もし少しでもいいなと思っていただけたら、いいねやフォローいただけたら励みになります。