ただの薬剤師がボディビルチャンピオンになるまで17勝負の関西大会編

こんにちは、ボディビルディングをしている筋肉薬剤師の北川です。

遂に8月18日、関西クラス別ボディビルディングコンテストの当日がやってきました。この日のために、体づくりもポージングも仕上げ、自信を胸に会場へ向かう準備は万端。会場までは通常1時間半かかる距離ですが、当日は余裕を持って3時間前に家を出ました。ところが、ここで思いがけないハプニングが発生しました。

道中の電車が、人身事故で突如ストップ。1時間半も足止めを食らう事態に、焦りと不安が押し寄せました。「このままでは間に合わないかもしれない…」。メンタルは崩壊寸前でしたが、ここまで準備してきたのに諦められず、事務局に連絡を入れることに。事務局からは「はっきりとは言えないが、とりあえず会場には来てほしい」との返事をもらい、何とか気持ちをつなぎとめました。

電車が再開し、最寄りの駅に到着するとすぐタクシーを探しましたが、残念ながら見つからず、仕方なく再び電車で会場へ向かうことに。人生で最も長く感じる電車の時間でした。その間、コーチに「もしかしたら間に合わないかもしれない」と連絡したところ、「できることは全部やろう」と励ましの言葉をいただき、最後まで諦めない気持ちを持ち続けることができました。

なんとか会場に到着し、人身事故の事情を話すと、受付の方が「大変でしたね」と優しく声をかけてくださり、ようやくステージに立てることに。思わず涙が出そうになりました。そして、不思議とここで何かが吹っ切れたような感覚が。神様が与えてくれたチャンスだ、だからこそやり切ろうと気持ちを固めました。

いざコンテストへ。コンディションは大阪大会以上で、ポージングも自信を持って挑み、そしてメンタルも最高の状態。結果は…関西大会での優勝を手にすることができました！大舞台での優勝はまさに夢のようで、ボディビルを始めた当初はこのような結果を出す日が来るなんて想像もできませんでしたが、やり切ることができた瞬間でした。

この経験からさらに次への目標が生まれました。全国大会でもやってやろう、そんな強い思いが湧き上がり、新たなモチベーションに火がつきました！次なるステージも、全力で挑んでいきます。

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