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筋電とは?

 今回は、私の研究の中でかなり重要となる「筋電」について説明したいと思います。聞いたことのある方は少ないかもしれませんが、脳卒中のリハビリテーションと筋電には深い関わりがあります。(その関わりについては、別の投稿で紹介したいと思います。)

 人は体を動かす時、「動け!」という指令が脳から脊髄、運動神経そして筋肉へと、電気的な信号として伝わり、実際に体を動かすことができます。その筋肉を動かす際に発生する電気信号を「筋電」と呼んでいます。

 上の写真は、Arduinoというマイコンボードを使って計測した筋電の波形となっています。(ノイズがやや大きいのですが、)波が大きいところと小さいところがあるのが分かりますね。そのうち、大きな波の部分は筋肉を動かした時、小さい波の部分は筋肉を動かしていない時の筋電波形を表しています。

つまり、筋電を計測することで、筋活動(どの程度動かしたかなど)について知ることができます。

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