UiPath Friends 2023年総まとめ & 2024年に向けて
みなさん、こんにちは。
渡辺俊平です。(@ShumpeiWatanabe)
このnoteは、UiPathアドベンターカレンダー2023 の23日目の投稿です。昨日22日の村中さん (@techbymk)、Soedaさん(@Soedadadadadada)、同じ23日担当の村上さん(@eriko_h)、はっしーさん(@kintoneTH)、ガボッツさん(@TIM02890958)、明日24日の宮城さん(@miya_gis)、吐合さん(@yhakiai)、@arupiさん、のブログもぜひご覧くださいね!
このnoteでは、UiPath公式ユーザーコミュニティUiPath Friendsの2023年の活動のまとめと今後についてご紹介します。
2023年12月22日担当の方の投稿
2023年12月23日担当の方の投稿
2023年12月24日担当の方の投稿(後日、追記します)
1. 数字で見る2023年のコミュニティ活動
登録メンバーは、約2,600名を越え、2023年に発表したユーザー数は93名、うち25名が初登壇となりましたため、約1/4の方々がUiPath Friendsをきっかけにスピーカーデビューいただきました。年間で31回のイベントを開催し、内訳は全国2回、東京1回、九州2回、女子部5回(シリーズの勉強会)、ライブ配信2回、サークルが4回、Meetup & After Partyが2回、Developer Meetupが1回、もくもく会は毎月で12回でした。
アウトプット強化月間は7月と12月です。「UiPath ブログ発信チャレンジサマー2023」では、78本のブログ発信が寄せられ、絶賛開催中のアドベントカレンダー2023では、現状63本のブログ記事が予定されています。
2. 2023年のコミュニティの取り組み
今年の取り組みの中から特徴的なものをご紹介します。
2.1 UiPath Friends サークル始動
各テーマに興味のある参加者同士による「対話・意見交換を通して、実践的に学びを深めあう勉強会」がスタートしました。「アンカンファレンス」という形式で、講演者の話を聞く一方向のセッションとは異なり、参加者自身がテーマを出し合い、そのテーマについて自分たちで話し合い、参加者全員で作り上げる勉強会です。RPA推進CoEサークルとUiPath Appsサークルが始動しました。小規模でも定期開催していく、サークルからのノウハウ共有(発表やブログ発信など)が生まれてくると、より良い活動の進化できる予感がしています。
2.2 Developer Meetup
UiPath製品の開発エンジニアやサポートエンジニアたちから技術に特化したコンテンツをお届けするDeveloper Meetupを開催。UiPathの創業の地で開発拠点のあるルーマニアからエンジニアを招き、ハイブリッド開催して大いに盛り上がりました。グローバルのエンジニアが来日する機会も増えているため、このような取り組みも増やしていきたいですね。
2.3 ミートアップ&アフターパーティー
UiPathが主催するイベントの終了後に、イベントからの学びと気づきを共有しあう機会として、今年新たに「Meetup & After Party」という取り組みを始めました。集まりの前半ではグループに分かれての自己紹介から参加者の視点での学びのみならず、ネクストアクション、学んだことを次にどう生かしていくのか?など具体的な行動も共有いただきました。後半はネットワーキングタイムとなり、特に東京以外からの参加者が、初めて知り合える社外の自動化仲間たちがたくさんいて、とても良い機会となりました。
2.4 オフラインイベント復活!
UiPath Friends が生まれたSPACES大手町でのイベント最終回は、完全オフラインのみの開催、ライブ配信は無しとして、参加者同士のつながりを作りやすいように、グループ対抗のクイズ大会や交流タイムを多めに設けての実施となりました。実はこの日、急遽参加できなくなってしまったのですが、Xのタイムラインから当日の盛り上がりの様子が伺えました。ユーザー主体のコミュニティが継続していくためには、コミュマネがいなくても運営できる自走型でのチームワークが必要だと身をもって実感しました。
SPACES大手町には本当にお世話になりました。
2.5 UiPath Forward VI ラスベガス&ジャパン
詳細は下記のnoteをぜひご覧くださいませ!(ちょっと書きすぎましたw)
2.6 UiPath Friends Festival 2023
4年目を迎えるコミュニティの年次祭典、通称UiFesはUiPathの新オフィスに会場を移して福岡会場とともにハイブリッド開催!大手町はオフィスのキャパが広くなったことから通常は入れない執務エリアも全開放して、イベントに参加して聞きながら交流できる最高の機会になりました。「AI×オートメーションで切り拓こう!輝く未来の扉」をテーマに40名以上のスピーカーが集結し、朝から夜まで多彩な視点で自動化ノウハウを披露いただきました!みなさんが本当に楽しそうにAIとオートメーションについて語り合い、これを機に新たな挑戦をされた方、新たなつながりを見つけた方などなど、それぞれの輝く未来の扉を切り拓く様子が最高でした。アーカイブ配信やブログ記事など、まだ見ていない方はぜひご覧くださいね!
2.7 コミュニティコラボレーション
ウイングアークさんのユーザーコミュニティ nest とUiPath Friends のコラボレーションにてコミュニティイベントを共同で初開催しました。
BIのみを知る方、あるいはRPAのみを知る方、双方が組み合わさるとどのような価値が生まれるのか? 各ツールのデモやつなげて活用してみたお話しと、そこからのテーブルでの感想シェアタイムは大いに盛り上がりました。
ツール活用のその先にどのようなビジネス効果を生み出すのか? 各ツールの特徴を生かす大切さと、つなげてできることを知ることで、視野が広がりますし、何よりBIユーザーとRPAユーザーの交流による科学反応が素晴らしかったです!
2.8 コミュニティで活躍する方がUiPath公式に出演!
コミュニティで活躍され素晴らしい取り組みをされているユーザーさんはたくさんいらっしゃいます。中でもコミュニティの場のみならず、より多くの方々に知っていただきたいストーリーをもつユーザーさんについて、UiPath公式のチャネルで取り組みを披露いただく機会を設けています。
こんな面白い取り組みしているよ!自社の取り組みを披露したい!という方、持ち込み企画は大歓迎ですので、ぜひお知らせくださいね!
✅Forumの鉄人、日本人唯一のグローバルMVP Yoichi Suetakeさんのインタビュー記事
✅UiPath Japan MVP であるYuiさんが取り組む社内推進について事例記事
✅ Steve田中さんが取り組む「草の根DX活動」についてウェビナーUiPathToday
2.9 パートナーカンファレンスへのMVP出演
2023年4月11日(火)に開催されたパートナーカンファレンスUiPath Partner Forward 2023 Japanにて、UiPath Japan MVP 5名からオープンにナレッジ共有する大切さを全パートナー企業に披露いただきました。自社・個人でナレッジを囲い込むよりも外に発信・共有する実践者が増えることで、オートメーションの集合知が形成され、誰かが困ったときの助けになります。また発信することで自身のスキルも向上し、結果的にビジネスにも役に立つように。このような視点で熱く活動されるMVPたちがいるのは心強いですね。
MVPのみなさんのお話しに刺激を受けて、この会の直後にReiさんがすぐに発信されていたので、自分がコミュニティの勉強会にてLTするときに嬉しくて紹介してしまいました!
2.10 コミュニティの歩き方
コミュニティに参加したことのない方や、初めて参加する方の活動の参考になればと思い、コミュニティ活動の推奨ステップ・ロードマップの歩き方をまとめたガイドをUiPathブログ発信チャレンジサマー2023にて公開いたしました。なお来年はこれを公式ガイドに昇華させ公式サイトにも掲載する予定です。
2.11 Discord コミュニティチャンネル
地域が近い人で集まって情報交換したい、または興味のある分野ごとに学びたい・詳しい方に質問してみたいということがあると思います。UiPath Friendsでは、オンラインでいつでもどこでも自動化ノウハウを共有し学び合える、そして社外の自動化仲間たちと知り合える場として、2023年に新たにDiscordにてコミュニティチャンネルを開設しました。
まだまだ試行錯誤中ではありますが、このコミュニティチャンネルをみなさまでうまく活用できるようになれば、新しいつながりや気づきが生まれることでしょう。例えば、出張や旅行で各地を訪れた時に、現地の自動化仲間たちと会える、そんな機会づくりもできます。カギはきっと (恥ずかしがらずに) 積極的にリアクションしたり投稿しあうことだと思っています。
ぜひみなさまのご参加をお待ちしております!
🔗 UiPath Friends - Discord コミュニティチャンネル登録リンク
3. 「3つの越える」が、2024年の自動化の学びの拡がりを加速する!?
コミュニティ活動をするとき、3つの越える視点をもつと、自動化に携わるみなさんの学びと成長が加速するのではないかと思うように至りました。もちろん自身の限界を越えるという視点でスキルアップを目指したり、使ってみる製品の範囲を越えるという点も重要ですが、これに加えて以下の3つをぜひ実践してみてはいかがでしょうか?
3.1 「地域」を越える - Local x Global
4月開催の「第11回 UiPath Friends 全国 ~知る・出会う・広める~春のLTワールド!~」には、福岡からLT参戦した方や名古屋から参戦した方もいました。また6月開催の「第2回 UiPath Friends 九州 ~さあ福岡に集まろう!自動化仲間ばもっと増やしたか~」には、東京や大阪から参戦した方がいました。また、世界に目を向けると、インド開催のグローバルハッカソンの決勝戦に勝ち進んだ方(@hash1moUI)やラスベガス開催のForward VIに参加された方は多数いました。
「地域」を越える醍醐味は、現地の人達とリアルに会うことができ、また一緒に参加した人達とのつながりも生まれることでしょう。各イベントの後は必ずと言っていいほど、交流の機会がセットになっているためここでしか聞けないお話しから新たな気づきが生まれる、まさにセレンディピティあふれる貴重なひと時になります。
3.2 「コミュニティ」を越える - Community x Community
コミュニティ同士のコラボレーションイベントは素晴らしい機会となることは前述の通りです。UiPathのコミュニティのみならず、他のユーザーコミュニティに参加してみる、またそのメンバーの方々とお話ししてみると様々気づきが生まれます。お隣のコミュニティのやり方のみならず、テーマになるツールや分野は違えど素晴らしい方々に出会うことができます。
📸ウイングアークさんのユーザーコミュニティnestのみなさんと
📸アトラシアンさんのユーザーコミュニティ ACE Tokyoのみなさんと
📸kintoneコミュニティのみなさんとACEJのコミュニティリーダーと一緒に
UiPathが自動化できたり連携できるプロダクト・サービスは多数あります。例えば、下記はUiPath Integration Serviceでのコネクタの一覧で、これからも増えていきます。自動化する先のテクノロジーを知っておくこと、またその領域のコミュニティで学ぶことは、いつかきっとご自身の役に立つはずですし、場合によっては双方のツールのみでは解決しにくいことも、連携することでうまくいくかもしれません。ぜひ2024年は、小さな勇気を出して他のコミュニティにも参加してみてはいかがでしょうか? もちろん参加のみならず発信することも忘れずに。きっと暖かく歓迎いただけると思います。
3.3 「テーマ」を越える - DEI x Technology
自動化に取り組む方々は、テクノロジー起点で働き方改革やDX推進、業務の効率化に取り組む方が多いことでしょう。一方で、テクノロジーのみのテーマを越えてテクノロジーを使いこなす人を起点として、DEI推進(Diversity: 多様性, Equity: 公正性, Inclusion: 包括性)について、企業を越えて意見交換する機会が増えてきました。UiPath社もDEI推進に取り組んでいるため、2024年はこれをテーマに人起点で、DEI推進に取り組む方々との情報交換にも積極的に取り組みます。ちなみにこれまでのお話しするようになったきっかけは、全てコミュニティつながりであることも面白いところです。
人が生き生きと働きかつパフォーマンスを上げるにはどうすればよいのか?自動化はもちろん役に立ちますが、テクノロジーから距離を置いたテーマから考察してアプローチすると、自動化に向いたテーマのヒントが生まれるかもしれませんね。昨年のグローバルのForwardでは、まさにこのテーマでマーカス・バッキンガム氏のゲスト講演がされていたので、いまこそ本気で考えるときが来たのかもしれませんね!
人を起点としたDEIからアプローチする意見交換会は大歓迎ですので、ぜひお声がけくださいね!
📸ヤンマー建機さんとワークライフバランスについて
📸リッジラインズさんとアトラシアンさんとDEIについて
「地域」を越え、「コミュニティ」を越えて、テクノロジーを越えた「テーマ」で人起点でアプローチしてみる。共通して言えることは普段と違う環境で異なる人たちと異なるテーマで議論し合う、交流して学び合うことが、自身だけ・自社だけでは気づかなかったアイデアが生まれる機会になることでしょう。これに意識的に取り組むことで、自動化に関する学びに拡がりが生まれ、その勢いも加速すると思います。
以前読んだ『多様性の科学』という本に、これに通じる記載がありちょっとしたセレンディピティを実感する最近です。
4. まとめ
UiPath Friendsは、学びと成長・交流の機会にあふれる素敵なコミュニティです。UiPathのパーパスは、Accelerate Human Achievement - 人の持つ可能性を解き放つことであり、まさにコミュニティに積極的に参加してこれを体感する方がどんどん増えています。
2023年、オートメーションの推進に全力的に取り組んだ方、コミュニティに参加された方、熱く発信したり運営にご協力いただいた方、関わってくださった全ての方々、本当にありがとうございました!
自動化を進めたい、DXを推進したい、誰かのために役に立ちたい、より良い働き方を実現したい。そのアナタの熱い想いと継続的な努力が違いをもたらします。そんな熱量をもったUiPath Friendsのみなさまと同士のコラボから生まれる新たな化学反応が本当に楽しみです。
みなさまにとって2024年が最高の1年になりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ユーザーのみなさまのオートメーション推進の成功を全力支援する社員たち